「マッキーのつれづれ日記」

進学教室の主宰が、豊富な経験を基に、教育や受験必勝法を伝授。また、時事問題・趣味の山登り・美術鑑賞などについて綴る。

マッキーの男の料理・その50:茎わかめの佃煮・2012

2012年03月29日 | 料理



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春先が旬の茎わかめを使って、私は毎年佃煮を作ります。

このブログでも何回か取り上げていますが、今年も「茎わかめの佃煮」の作り方を紹介しましょう。

我が家では、すぐになくなってしまうほど人気?、と言うか、私がいっぱい食べるせいか、タッパーに入れた「茎わかめの佃煮」は、しばらく持つだろうと思っていても、なくなるのが早い料理です。


料理名 『茎わかめの佃煮』



【材料】・・・量はすべて適宜

茎わかめ
しょうが
乾ししいたけ
出汁
しょうゆ
みりん

砂糖


【作り方】

塩蔵の茎わかめを、たっぷりの水で塩抜きします。

浸透圧の関係で塩抜きされるので、多めの水で塩抜きすると時間を短縮することができます。

塩抜きした茎わかめを、繊維に沿って幅4〜5mm、長さ4〜5cmほどの大きさに切ります。

根気よく丁寧に切ると、出来上がりが綺麗で、美味しく感じられますので、手を抜かないように。

場合によっては省略してもよいのですが、切った茎わかめを沸騰した湯にくぐらせ、ざるにとります。

乾ししいたけは、あらかじめ水で戻し、軸を取り薄切りにします。

しょうがは、千切りにします。

食材は、下の画像のように処理しておきます。



酒・みりん・しょうゆ・出汁(昆布だししょうゆ・顆粒だしなど)・しいたけの戻し汁を入れ、少々の酢を加えて加熱し、そこに準備した食材を入れ、最後に砂糖を適宜入れ加熱します。

まめにアクをすくい、味を調節しながら焦がさぬように煮詰め、水気を飛ばして出来上がりです。



今回は、深みのあるフライパンを使いましたが、全体の水分量と火加減を調整して、好みの硬さに茎わかめを煮詰めることが肝心です。

茎わかめを繊維を切断するように切らずに、繊維に沿って切るのは、噛んだときに繊維質を感じることが、美味しさにつながると考えるからです。

したがって、煮詰める時間も好みで調節して、煮詰め過ぎて柔らかくなり過ぎないようにしたほうがよいでしょう。

食材として茎わかめは、本格的な佃煮には適していないと考えられます。

じっくりと煮つめ味を含ませると、軟らかくなり過ぎ美味しくありません。

したがって、私の作る「茎わかめの佃煮」は、年々煮つめる時間が短縮され、採れたての茎わかめの風味と歯ごたえを楽しむ料理に変化しました。

 

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マッキーの頭の体操・その1:中2数学作図の質問(レベルは基本)

2012年03月26日 | 教室の風景



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一般の大人でも、小学校・中学校の学習内容をある程度覚えていると、クイズのように面白く解くことができる算数や数学の問題があります。

数理処理で、頭を活性化するために、ペンシルパズル『数独』の愛好者も多いのですが、もう少し幅を広げて、算数・数学を楽しんでは如何でしょう。

そこで、日頃小学生から高校生まで教えていて、一般の方にも解けそうで、パズルのようにおもしろい問題をこのブログで取り上げ、皆さんの脳の活性化に一役買いたいと思います。

今日は、最近中2の生徒から出た質問の問題を取り上げます。

【問題】

下の図のように、長方形ABCDを、線分POとOQで二つに分けてあります。
この左右の図形の面積を変えないで、点Qを通る直線で、この長方形ABCDを二つに分けたいと思います。
点Qを通る直線を作図してください。



細かく長さが指定されていれば、左右の図形の面積を求めて、点Qを通る直線で分けて作られる左右の台形の上底を求め、辺ADのその分点と点Qを結ぶことにより、作図が可能です。

今回の問題は、長さなどの指定がありません・・・さあどうしましょう。

【問題のヒント】

こうした問題を解くことが好きな人は、ヒントを見ないでチャレンジしてみてください。

問題のヒントの多くは、その問題を解くきっかけとなるもので、その問題の出題意図に関係する場合が多いのが常です。

「うちの子は、ちょっとヒントを与えると、確実に解答することができるんです。」と言うご父母が多いのですが、それはある意味当然です。

今回の問題は、下の図で示した「三角形の等積変形」を使います。



等積変形とは、三角形ABCの底辺BCに平行で点Aを通る直線L上に、点Aをどのように移動させても、その面積の大きさは変わらないというものです。

三角形の面積を求める公式は、底辺×高さ÷2ですので、底辺BCの長さは変化無く、平行線の上のいかなる点に頂点Aを移動しようとも、高さも変わらないので、三角形の形は変形しても面積は等しくなります。

【解答】

まず、点Pと点Qを結びます。

次に、点Oを通り、線分PQに平行な直線を引き、その直線と辺ADとの交点を取り、その点と点Qを結んだ直線が、求める直線となります。



ところで、直線上にない点を通りその直線に平行な直線を引く作図は、何通りかの考え方があります。

一つの方法を示しておきましょう。

直線Lに点Pから垂線を、下の図のようにコンパスを使って作図します。
  



次に、作図した垂線上の点Pを通りその線に垂直な線mを、同じようにコンパスを使って作図します。

すると、直線Lと直線mは、平行線となり、作図が完了します。




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マッキーの『四季を楽しむ』:3月公園の植物

2012年03月23日 | 四季の植物と風景



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「春の来ない冬はない。」という言葉通り、今年の厳冬に耐えたさまざまな植物の花が、待ちかねたように咲き始めています。

百花繚乱の春が、もうじき訪れます。

今日は、春分の日に散歩した公園に咲いていた花々を紹介しましょう。



今年は、3週間ほど開花が遅れた梅が、ようやく満開となりました。

紅梅、そして白梅が、例年の北国と同様に、早咲きの桜と一緒に春の到来を彩っています。



早咲きの桜としては、河津桜・緋寒桜(寒緋桜)・寒桜・寒咲大島などがあります。

桜の開花時期により、さまざまな種類の桜があり、興味ある方は以下のブログを参考にしてください。

マッキーの随想:冬に咲く桜と早咲きの桜



最近の中高年のカメラ趣味は、半端じゃなくて、一眼レフのデジカメにレンズを数本持って、真剣に構図を決めて撮りまくっています。

私のコンパクトデジカメの横で、初老の男性が重そうなデジカメで「カシャ・カシャ・カシャ・カシャ〜」、連写で花を撮っています。

フィルムの時代は、連写なんてプロのする事でしたが、今では私のコンパクトデジカメでさえ連写機能はついています。

花に集まる鳥を撮る時なら分かるけれども、動かぬ桜の花を撮るのに、何枚連写か分からないけれども、カシャ・カシャ〜はやりすぎなのでは?




上の桜は河津桜で、今年は20日以上開花が遅れ、ようやく今満開を迎えて周囲を華やいだ雰囲気にしています。

緋寒桜は、例年ですととっくに咲いている時期ですが、今年は開花が遅れています。

緋寒桜は、彼岸桜と混同を避けて寒緋桜と呼ばれることも多いようです。


下の画像は、マンサクの花で、今が満開の状態で、例年から比べて随分と今年は長く咲いています。



この時期、その姿を湖面に映し、色鮮やかな黄色が印象的な木が、目につきます。

その木の名は、サンシュユ



【サンシュユ】
サンシュユ(山茱萸)は、ミズキ目ミズキ科の落葉小高木。
ハルコガネバナ、アキサンゴ、ヤマグミとも呼ばれる。



独特の芳香を周囲に漂わせ、ミツマタの花が咲き始めています。

ジンチョウゲ科ミツマタ属の落葉低木であるミツマタは、本家のジンチョウゲに負けず劣らず強い芳香を放っています。



花の香りで春を告げる植物の代表は、ジンチョウゲでしょう。

そのジンチョウゲも、今年はかなり遅くなりましたが、下の画像のように、ようやく咲き始めました。



家の周囲の生垣などにも見られる低木のヒュウガミズキは、小さな淡い黄色の花をいっぱい付けています。

ヒュウガミズキ】
マンサク科トサミズキ属の低木。
名の由来は、宮崎県の自生は後年の発見であり、日向地方とは関係がない。
トサミズキに対して小さいのでヒメミズキが訛った、あるいは自生発見が京都付近なので「日向守光秀」からなど諸説あり。
「水木」に関しては、ミズキ科とは関係ない。



下の桜の案内プレートには、寒桜と表記されていましたが、オオシマザクラとヒカンザクラ、またはヤマザクラとヒカンザクラの自然交配種といわれ、江戸時代の後期から関東地方以西の暖地で栽培され、松山市の「薄寒桜」や熱海市の「熱海桜」が有名。

サクラの栽培品種のなかでは、もっとも早く咲き始め、満開の淡紅白色の花を咲かせていました。

3月21日、高知県で最も早い桜の開花(ソメイヨシノ)が報告され、これから桜前線の北上と共に、いよいよ春本番の季節が到来します。





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マッキーの男の料理・その49:小女子とダイコン菜のふりかけ

2012年03月20日 | 料理

 

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福島原発事故以来、小女子はちょっと不人気かもしれません。

私自身、小女子を買うときは、採れた場所がどこか気になります。

今日は、本当は美味しくて栄養のある小女子を使って、私がよく作るふりかけを紹介します。


【料理名:小女子とダイコン菜のふりかけ】



【材料】

小女子
ダイコン菜・・・なければ青物の野菜で代用
ゴマ
醤油
味醂



【作り方】


小女子は熱湯にくぐらせ、ざるに取りますが、若干の臭みなど気にならない方は、そのままお使いください。

鍋に、小女子・酒・醤油・味醂を入れ、アクを取りながら煮つめていきます。

途中で、ダイコン菜を入れ、最後に白ごまを入れて、水気を飛ばしてできあがりです。

熱いご飯に振りかけて、召し上がってください。


子女子はイカナゴの別名で、兵庫県淡路島播磨地区から神戸市にかけての瀬戸内海東部沿岸部では、イカナゴは いかなごの釘煮という郷土料理で親しまれています。

今度は、この「いかなごの釘煮」に挑戦してみたいと思います。

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マッキーの山登り:「シダンゴ山」と「まつだ桜まつり」と「酒蔵試飲」

2012年03月16日 | 日帰りの山登り



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3月10日(土)、この週は天気が悪く雨がちで、この日予定していた山酒会の山行も、11日(日)に延期になりました。

土曜日なら、教室の授業がありますので参加できませんが、T氏からお誘いのメールが届き、私も山酒会の11日の山行に参加することにしました。

先月の山行にも参加しましたので、久しぶりに山酒会には連荘の参加となりました。

マッキーの山登り:山酒会の山行「大岳山」に参加 (先月の山行ブログ)

今回の行き先は、丹沢山系の手前にあるシダンゴ山(758m)です。

小田急線新松田駅前バス停から9時5分発の富士急湘南バスに乗車し、30分ほどバスに揺られ終点の寄(やどりぎ)バス停で下車。



バス停前の管理センターを9時38分に出発し、道路を隔てたすぐ前の大寺橋を渡り、随所に付けられたシダンゴ山への案内板の指示に従って、舗装された民家の中を抜ける道を歩きます。



周囲には茶畑や果樹園がある道をしばらく行くと、トイレと周囲の案内板が設置された休憩場所があります。

ここを過ぎると舗装された道も勾配がきつくなってきます。



10時2分、イノシシ避けの柵を通過すると、舗装道は終わり樹林帯の山道となります。

しばらく歩くと、右手から舗装された林道と合流し、平坦になった道を歩きます。



やがて登山路は階段の急坂となり、頂上手前では緩やかとなった登山路を低木のアセビの樹林が囲み、飛び出すように360度視界が利くシダンゴ山の山頂に10時55分に到着しました。



頂上に着く頃には、雲間から薄日が差し、風もなく予報通りまずまずの天候となりました。

しかし、丹沢山系の稜線には雲が懸かり、また富士山も残念ながら雲の中でした。

天気が良ければ、相模湾や富士山や丹沢山地の山々など360度の景色を楽しめる山です。



シダンゴ山という名称はおもしろい・・・
《飛鳥時代に、仏教を寄(やどりき)の地に伝えた仙人がいて、この山の上に居住し仏教を宣揚したといわれている。この仙人を「シダゴン」と呼んだことからこの地名が起こり、「シダゴン」が転じて「シダンゴ」(震旦郷)と呼ばれるようになった。》

山頂でちょっと早い昼食をとり、無論熱燗ありビールありの山酒会らしい楽しいランチでした。

11:42、次の目的地の宮地山に向けて出発しました。



12:33、休暇村方面への分岐に着き、そこから5分ほど歩くと、宮地山山頂(512m)でした。

宮地山山頂は、猪避けのフェンスがあり、残念ながら展望もなく楽しめない場所でした。

直ぐに休暇村方面分岐に戻り、寄バス停に向け下山開始。



13:17、寄バス停に到着。

次の目的地は、松田山の早咲きの河津桜と菜の花が咲く「まつだ桜祭り」会場でした。

新松田駅手前でバスを下車し、街中を少し歩き会場になっている松田山まで歩きます。

頂上まで、登りの散策路に沿って桜と菜の花が植えられ、菜の花は満開、河津桜は7分咲きでした。



この桜祭りは、当日3月11日まで開催されている予定でしたが、2週間ほど開花が送れたことで、2週間延長して25日まで開かれているそうです。

山頂の子ども館では、色とりどりのつるし雛飾りが目を楽しませてくれました。



3月11日、ちょうど昨年の今日、東日本大震災が起きました。

14時46分、周囲は静まり返り、桜祭りに訪れた人々は、相模湾に向かって黙祷しました。

震災直後の混乱、それに続く原発事故の恐怖、あれから1年経ったのかという思いがしますが、犠牲になった多くの方々に対して、お祈りいたしました。



模擬店で地元の柑橘類を買い、会場の河津桜と菜の花を愛でた後、次の目的地の酒蔵へ歩いて向かいました。



創業180年を越える地元の老舗酒蔵・中澤酒造に近づくと、だんだん早足になってくる面々でしたが、到着すると早速新酒を試飲し、また大吟醸酒粕で作った無料の甘酒も味わい満足げでした。

日本酒好きな人たちは、新酒を買い込み、そのボトルをザックに入れ、「だいぶ重くなったな。」と言いつつ、満足げでした。



酒蔵から新松田駅まで少し歩き、上りの電車に乗車し、全員伊勢原駅で途中下車して、これまたこの会恒例の「反省会」で酒盃を重ねました。

今回の山行は、明らかにハイキングコースで、登山路も整備され、案内板も親切に随所に設置されていて、迷うことなく気軽に楽しめる山でした。

本来は、シダンゴ山に周辺の山を加えて歩程時間を延ばすべきですが、今回は山登りの他に、桜見物と酒蔵試飲を兼ねた旅でしたので、寄バス停からシダンゴ山と宮地山を経由して周遊するお気軽コースで歩きました。

 
【今回の所要時間】
寄バス停9:38〜0.24〜10:02猪避け柵10:05〜0.50〜10:55シダンゴ山山頂11:42〜0.51〜12:33休暇村方面分岐〜0.05〜12:38宮地山山頂12:40〜0.37〜13:17寄バス停  (歩程:2時間47分)

新松田手前のバス停14:00〜14:30桜会場の頂上14:50〜15:20中澤酒造試飲15:35〜15:45新松田駅

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マッキーの教育:大学生の数学的な学力低下

2012年03月13日 | 教育



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今の大学生は、小学校で学ぶ「平均」など、算数や数学の基本理解の不足や、論理的に説明する力が不足していることが、日本数学会の調査で判明し人々の話題に上りました。

日本数学会は、単なる計算力ではなく、論理的に考え、証明する数学の力を測ろうと、さまざまな学力レベルの48大学でおよそ6000人を対象に調査を行いました。

その調査の中で、 「生徒100人の身長の平均が163.5センチ」という文章を読み、「平均」は生徒の身長の合計を人数で割ったものと理解しているか問いました。

平均の考え方を式で表せば「平均=合計(総和)÷個数」となり、この問題は「生徒の平均身長=生徒の身長の合計÷人数」という式で計算できますが、これは小学6年で学習する項目です。


この問題の正解は「生徒全員の身長を足すと、平均の値
×100人で1万6350センチになる」でしたが、正答率は76%だったそうです。

また、整数の性質の問題は、偶数と奇数の特徴を理解し、論理的に証明できるか問いました。

問題は「偶数と奇数を足すと答えはどうなるか」という問いで、その答えは「いつも必ず奇数になる」でした。

これを証明するためには、「偶数は2で割り切れる整数、奇数は2で割り切れない整数」という定義を知っていて、文字式を使ってどんな数字でも偶数と奇数を足すと奇数になることを説明する必要がありますが、答とほぼ正答は33%という結果だったそうです。

では、この問題を説明してみましょう。

奇数は2で割り切れない整数、すなわち2で割ると余り1の整数ですので、文字式で2n+1(nは整数)と表します。

偶数は2で割り切れる整数ですので、同様に文字式では2mと表すことができます。

偶数と奇数の和は、2m+(2n+1)=2(m+n)+1となります。

m+nは、正の整数となりますから、2(m+n)+1で表された数は、2で割って1余る数を表しますので、奇数となります。

このような考え方は、「数の性質」で学習する項目ですが、調査を行った日本数学会は、中学生が学習する項目としていますが、実際は中学でそうした項目を学習していません。

「数の性質」という項目ではなく、文字式の応用や方程式の応用の学習で、出てくる一問題として取り扱っているのが現状です。

実際は小学生の時、偶数や奇数を小学生風に学んでいるだけですので、文字式を使って一般化して説明することは、一般的な大学生には難しかったかもしれません。

こうした結果を踏まえて、日本数学会では、調査を受けた大学生はいわゆる「ゆとり教育」世代で、学ぶ内容と時間が少なかったことや、学力試験のある一般入試を経ている学生は半数にすぎないことが、数学力低下の背景にあると分析しています。


(まつだ桜祭り・・・早咲きの河津桜と菜の花・3月11日)

「ゆとり教育」が目指したものと、現実にその結果引き起こされた問題点との乖離を、現場を知らずに旗振り役を務めた文科省の役人は、今でも正確に認識できていないことは確かです。

「ゆとり教育」の最大の弊害は、日本数学会が調査した結果の個々の知識減退の問題ではなく、もっと大切な子どもの知識習得の根底にある進取の気性」と「知識欲」を子どもから奪ったことです。

生徒に対しては、子どもの本来持つ知識欲を減退させ「教科書には出ていません。」を合言葉にしてしまった元凶が「ゆとり教育」でした。

また「教科書に出ていること以外は教えない。」という、深みの無い授業を教師に強いたのも「ゆとり教育」だったと考えられます。

「そこまでやるか!」と思うほど事を仕切るのが好きな役人の浅薄な行政行為が、教育現場に硬直化と事なかれ主義を蔓延させた原因の一つだと、私は考えています。


今回の調査は、大学生に対しての調査でしたが、それは高等教育を受けている人が対象だったわけで、平均以上の教育を受けた人たちの数学的能力の低下が判明したものです。

そうであるなら今回の調査結果は、「国民全体の数学的知識レベルが低下していることが判明したと同値である」と言って差し支えないことを示しています。

高校生・大学生の学習時間が他国よりも少ないという調査報道や、大人も子どももゲームやテレビやマンガにかける時間が多いという現状から判断すると、国民の平均的教養レベルの低下文字離れが加速する日本は、急速にその国民・国家の活力を減退させているように感じます。

福島で作られた打ち上げ花火にクレームを入れた人の報道などは、耳を疑うほど腹立たしいことで、科学的に考察できない人が増えていることを端的に示した事例でした。

天然資源が少なく、かつ少子高齢化が進む我が国は、科学立国を目指す方向性を示していますがそうした観点からも若者の数学力低下は由々しき問題であり、その対策が急務であることを私は強調したいと思います。


(まつだ桜祭り・・・早咲きの河津桜)

 

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マッキーの教室:中3生の数学の質問、小6でもできるかな?

2012年03月09日 | 教室の風景



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今日は、中3から質問が出た数学の問題について考えてみます。

この問題は、一般的には中学3年で学習する範囲を含む問題ですが、中学受験を目指す小学生でも解答は可能な問題です。

さあ、ご一緒に考えてみましょう。

【問題】

中心をOとし、直径をABとする半円がある。下の図のように、弧AB上に点C、点Dを、OC平行ADとなるようにとる。AB=9,BC=3のとき、線分ADの長さを求めよ。




この問題は、ヒントを与えられると比較的簡単に解くことができます。

この問題のように、条件が不足しているようなシンプルな問題ほど、生徒は解くきっかけがつかめずに、考えこんでしまうことが多いようです。

下の図を見ないで、まずは上の問題と図から考えてみてください。


【解き方】

まず与えられた問題条件を図に整理してみましょう。

内接する四角形・平行線と角・三平方の定理・三角形の相似・円周角と中心角などが関連する可能性があり、まずそれらを念頭に置いて考えていきます。



角Aと角COBは平行線の同位角だから、角A=角COB

三角形ODAは辺OAと辺ODは半径だから、二等辺三角形。

よって底角は等しいから、角A=角ODA

また、角ODAと角DOCは平行線の錯角だから、角ODA=角DOC

(このことより、上の図で示した●の角はすべて等しくなります。)

また、三角形OBCと三角形OCDはそれぞれ半径を2辺とする二等辺三角形で、かつ頂角が等しいので、合同な三角形です。

(×で示した底角の大きさは、等しくなっています。)

ここまで問題条件を整理しても、三平方の定理などは使えず、線分ADの長さを求めることが出来ません

そこで、下の図のように、線分ADをDの方に延長し、線分BCも同様にCの方に延長してその交点をEとおきます。

(こうした考え方の流れは、生徒に順を追って説明した手順であり、私が解法するために考えた手順でもあります。)



すると、内接する四角形の性質より、内対角の和が180度になることから、角BCDの外角である角DCEと角Aは等しくなります。

(角A+角BCD=180度、また角BCD+角DCE=180度、よって角A=角DCE)

また、角CDEと角OCDは平行線の錯角なので等しくなります。

(相似条件で角DCEと角Aが等しいを使わずに、角CEDと角OCBは、平行線の同位角で等しいいを使ってもよい。・・・こちらの方が小学生に対する説明としては良い。)

このことから、三角形OBCと三角形ABEと三角形CEDは相似な二等辺三角形であることが分かります。(相似条件:2角相等)

AB=AE=9であり、AD=AE−DEなので、相似の関係から、後はDEの長さを求めることができれば、ADの長さを求めることができます。

三角形OBCにおいて与えられた条件から、OB:BC=4.5:3=3:2

三角形CEDにおいて、CD:DE=3:X

よって、3:X=3:2という比例式が成り立ち、DEの長さであるX=2を求めることができます。

求める線分ADは、AD=AE−DE=9−2=7

この問題は、三角形の相似を広く使うために、補助線を引いて考える問題でした。

小学生でも、与えられた条件を整理し、内接する四角形の性質を使わなくとも、三角形の相似を説明できるので、上手く補助線が引ければ、解答することが可能な問題です。

小学生に対しては、予め必要な補助線を引くか、質問が出た段階でヒントとして補助線を引いてあげると良いでしょう。

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マッキーの『四季を楽しむ』:最低気温を記録した朝に春を見つける

2012年03月06日 | 四季の植物と風景

 

 

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2月19日、本州における最低気温が更新された朝、公園へ散歩に出かけました。

ヨーロッパの寒波や日本における厳冬は、例年になく厳しく、自然界においてもその影響が見られるようです。

梅の開花や早咲きの桜の開花が、相当遅くなっています。

例えば、春を告げる東京の湯島天神の梅の開花は例年より3週間ほど遅れ、全国的にも梅の開花は3週間以上遅れている観測地点が多くなっています。

また、早咲きの桜で有名な伊豆の河津桜の開花は、2週間ほど遅くなっているそうです。

故郷新潟では、雪が消える頃、梅も菜の花も桜もほぼ同時期に一斉に開花しますが、今年は東京でも梅の開花に間をおかず、桜が咲き乱れる季節を迎えるのでしょうか。

この日の朝の公園では、すっかり葉を落としたモミジバスズカケノキの枝に、鈴のような実が鈴なりに生って寒風に揺らいでいました。



ちょっと花の少ないこの時期、鮮やかな黄色の花を付けるロウバイの木は貴重といえます。



上の画像がソシンロウバイで、ロウバイの園芸品種で、通常のロウバイと違い褐色の花びらのない、単色黄色のロウバイです。

下がロウバイの花で、外側の花びらが黄色で内側の花びらが褐色になります。

ロウバイ】

ロウバイ科ロウバイ属の落葉低木。
1月から2月にかけて黄色い花を付ける落葉広葉低木である。
花の香りは強い。名前に梅がついているためバラ科サクラ属と誤解されやすいが、別属である。
唐の国から来たこともあり唐梅とも呼ばれ、中国名も蝋梅であったことにちなむ。
本草綱目によれば、花弁が蝋のような色であり、且つ臘月(ろうげつ、旧暦12月)に咲くからこの名がついた。
花やつぼみから抽出した蝋梅油(ろうばいゆ)を薬として使用する。



ミツマタも、春咲く花の代表です。

ミツマタはジンチョウゲ科ミツマタ属で、中国南部原産の落葉低木であり、古くから日本に導入され、江戸時代から製紙に使われるようになり、各地で栽培され時に野化しています。

花の蕾がふくらんだ状態で、咲きほころぶのはもう少し先です。

【ミツマタ】
ミツマタは、その枝が必ず三叉、すなわち三つに分岐する特徴があるため、この名があり、三枝、三又とも書く。
春の訪れを、待ちかねたように咲く花の一つがミツマタである。
春を告げるように一足先に、淡い黄色の花を一斉に開くので、サキサクと万葉歌人はよみ、三枝(さいぐさ、さえぐさ)という姓の語源とされる。



子供は、追いかけたり追いかけられることが好きで、低木が生い茂っているような場所では、「かくれんぼしよう!」と言い出します。

最近まで「もう良いかい。」と言うのが、鬼なのか、隠れる側なのかが分からなかった3歳児でした。



小さな子は、こうした木の間に挟まるのが好きです。

自然にできたアスレチックで、松の幹の皮を体中に付けて遊んでいました。



もっとも寒い日の朝でしたが、昼頃には風もなく、日向に出れば日光が暖かく、ベンチで寝転ぶと気持ち良い。

ランチの前掛けを着けたまま、気持ちよさそうに日向ぼっこを決め込む3歳児。



早春の花の一つ、マンサクの特徴ある花も咲いていました。

マンサク科マンサク属の落葉小高木で、名の由来は、花をたくさんつけるので『満咲く』⇒『満作』、または『まず咲く』が訛ったとの説もある。



最近公園に多いのは、常緑低木の白い花を付けるトキワマンサクと、紅紫色の花を付けるベニバナトキワマンサクで、マンサクとは同じ科ですが属が異なります。



ジャノメエリカ
の花の開花期はたいへん長く、11月から春まで、ほぼ周年咲きに近く咲き続けます。


ジャノメエリカ】
ジャノメエリカはツツジ科の植物の1種。
南アフリカ原産の常緑低木。
花期は11月〜翌年4月頃で桃〜薄紫色の花を咲かせる。
名前は花の中心の黒い部分(葯)が蛇の目模様に見えることから。


厳冬の今年は、春がとても遅いけれども、桃の節句が過ぎると、気温が低くとも陽光はしだいに強く感じます。

今度は、3月の公園や近隣で春を見つけたいと思います。


 

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マッキーの教育:放送大学を批判した教授

2012年03月02日 | 教育



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多様化するニーズに対応できない教育の現状に対して、ある時は行政の怠慢が批判され、またある時は公教育に過大な期待を押しつける受け手の問題点が指摘される。

日本のように高齢化する社会では、青少年の教育だけではなく、一生を見通した生涯教育も重要なテーマであり、広く国民全体に学ぶチャンスを提供することは、重要な課題である。

今日述べる内容は、そうした教育の在り方を私に考えさせた、最近の出来事である。

某有名大学教授と名乗る矢吹樹氏がツイッター上で、「最近、無名大学だけでなく有名大学でも放送大学を卒業して教授になっている人がいるけど、これってありですか? 本当の大学を卒業していないのですから、大学というもの自体を理解していないと思うのですが…。こんな教授に教わる学生がかわいそう」などと、放送大学批判を展開した。

今の日本において、放送大学を卒業して教授になることが、いかにハードルが高く、多大な労苦を必要とするかは明らかである。

矢吹樹氏がまっとうな教育者なら、放送大学を卒業して教授になること」称賛に値することであると、批判するのではなく、むしろ積極的に評価すべきである。

このツイートに対して、OBAKE」のハンドルネームを持つ人物が、「本当の大学の定義ってなんですか? 放送大学は正式の大学ですが…」と反論した。

すると、この矢吹樹氏は、「それが分からないということは、貴方は放送大学出身ですか?そういう質問をすること自体が、放送大学なんですよ。違いがわからない人間が大学の教授にはなってはいけないということです」と応えた。

それに対し「OBAKE」氏が返答で発した一言は、誰しもが「水戸黄門の印籠」を連想した、痛快な一撃だった。

「私は学長です。」

この「OBAKE」のハンドルネームをもつ人物こそ、岡部の「OKABE」のKとBを入れ替えた、放送大学学長であり、東大名誉教授の岡部洋一氏であった。

相手が、自分がこき下ろした放送大学の学長であることを知ったとき、某有名大学教授と名乗る矢吹樹氏は、自由気ままなツイッターの世界から、突如現実の世界に引き戻され、狼狽したことだろう。

教育者としては、明らかに失格者と言えるこの発言は、彼だけの偏見によるものかと言えば、残念ながら必ずしもそうではない。

非効率で硬直した行政のトップや、企業の採用担当者などは、先の矢吹氏以上に、通信制大学や放送大学に対して、旧態依然の認識しか持っていないのが現状だ。

こうした社会の認識やシステムは、早急に改めるべきであり、その点において矢吹氏は、反面教師いや反面教授として、問題提起に貢献したことは確かだろう。



私がこのツイッター上の出来事で思ったことの一点目は、この出来事で脚光を浴びた放送大学の実態がどのようなものかということである。

調べてみると放送大学で学んでいる学生の年齢は、30代・40代を合わせると在籍者の半数にあたり、高齢者もかなりの数に上る。

そうした現状を鑑みても、9万名を数える学生を擁する放送大学の存在意義は、現代社会では大きい。

私の知人に、「アートソムリエ」を自称して、美術マーケット拡大のためのアイデアを提起し、アート普及のため積極的に活動している山本冬彦氏という方がいる。

彼は、美術愛好家の会「美学社」、後の「美楽舎」の、私の後に二代目代表に就いた人物である。

その山本氏は、民間企業を退職後、放送大学学園理事を務め、退官後一学生になり毎期1科目づつ受講しようと決心して、放送大学で「日本美術史」など美術関連の学習をしているという。

いつでも、どこでも、誰でも、思い立ったら大学で学ぶことが出来る教育システムとして、また硬直化した現代の教育を改善する一つの在り方として、放送大学は評価できる。


次に私が考えたことは、虚構世界のゲームと同様な感覚でネット上で行われている、過激な言葉によるバトルの危険性である。

これは、相手を傷つけるだけではなく、ブーメランの如くその刃は自分に戻ってくる。

たいへん恐いのは、ハンドルネーム矢吹樹氏が、彼のツイッターの内容から、本人の意に反して、人物が特定されてしまったことだ。

矢吹樹氏とは、
群馬大学医学部・江本正志教授であることが判明し、ツイッターの世界のみならず、現実の世界で批判の矢面に立たされている。

匿名で気軽にツイートした言葉が、本人が意図しないとんでもない方向に、進展してしまうことがある。

匿名のツイッターで発した言葉は、その性質上、自分が思っている以上に感情的かつ扇動的に広まってしまう傾向がある。

軽い気持ちで発した言葉が、特に自分が過去にやってしまった愚行の暴露が、後で取り返しのつかないことになってしまった出来事は、枚挙にいとまがない。

今回えらいことになった矢吹氏は、矢吹の文字を分解すると、知欠と読める。

ハンドルネームを付けるときから、すでに彼はミスを犯したようだ。



最後に、放送大学の設立趣旨および目的を載せておこう。

【放送大学学園・設立の趣旨・目的】

 今日のように変化の激しい、かつ複雑化する社会においては、あらゆる年齢層を通じ、人々の生活課題が多様化し、また文化的欲求が増大しつつあり、教育に対する強い関心や多様な学習意欲の高まりをみせております。
  放送大学学園は、このような生涯学習の時代に即応し、放送大学を設置し、かつテレビ・ラジオの専用の放送局を開設し、放送等を効果的に活用した新しい教育システムの大学教育を推進することにより、レベルの高い学習の機会を広く国民に提供するとともに、大学教育のための放送の普及発達を図ることを目的として設立されたものです。 
 放送大学は、前記のような趣旨で設置された新しい形態の大学であり、その目的とするところは、次のとおりです。

1.生涯学習機関として、広く社会人に大学教育の機会を提供すること。

2.
新しい高等教育システムとして、今後の高等学校卒業者に対し、柔軟かつ流動的な 大学進学の 機会を保障すること。

3.
広く大学関係者の協力を結集する教育機関として、既存の大学との連携協力を深め 、最新の研究成果と教育技術を活用した新時代の大学教育を行うとともに、他大学との交流を深め単位互換の推進、教員交流の促進、放送教材活用の普及等により、わが国大学教育の改善に資すること。

 

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