大10同好会

普通の高齢者の生活と情報

続・ユーモアとウイット(土井)

2006年06月14日 08時03分39秒 | Weblog
先回触れませんでしたが、川柳が流行っています。
歴史は古くなく、江戸時代に柄井川柳(からいせんりゅう)によって確立された古川柳を源としているようです。
我国の風刺、洒落の作品が市民権を得たのはようやく江戸時代に入ってからと見てよいと思います。
河原落首や、世事を達観して時世を風刺した代表的な狂歌師、太田南畝(蜀山人)はつとに有名です。
第一生命の「サラリーマン川柳」はよく知られています。私も現役の頃一度応募して佳作か何かに入り記念品を貰ったことがあります。
新聞各紙も川柳欄を設けていますが白眉は何と言っても毎日の「仲畑流万能川柳」(仲畑貴志選)です。約4.5万句/月の応募句の中から18句が選ばれて毎日掲載されます。
大変な競争率ですが、勝ち抜いて常連として名前を連ねる人も沢山います。
万能川柳に最近掲載された中から私がいいと思ったものを少し引用してみます。

   飛ぶボール真っ直ぐ飛ぶと書いてない
   まいどありみたいな医者のおだいじに
   つめきってくれたねと切る祖母のつめ
   新庄に色目つかうぞ各政党
   最初から最高裁でやってくれ
   愛されるコツはやっぱり愛すこと
   暖かいうそと冷たい真実と
   従業員妻一人だが訓示する
   朝飯を自分で作るゴルフ行き(6月14日)

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