学芸員のちょっと?した日記

美術館学芸員の本当に他愛もない日記・・・だったのですが、今は自分の趣味をなんでも書いています

茨城県北芸術祭・シビックセンター

2016-11-02 21:55:36 | 展覧会感想
JR日立駅のそばには、日立シビックセンターがあります。ここはレストランや図書館、科学館、プラネタリウムなどの複合施設になっています。時間の合間に図書館へふらっと寄りましたが、室内が広いうえ、蔵書もとても多く、駅から近いこともあって電車を利用する学生や社会人にはとても利用しやすそう。うらやましい限りです。



こちらがシビックセンター。近未来的な建物ですね。JR日立駅からは徒歩5分程度の位置にあり、駅からのアクセスはとても良いです。




JR日立駅からシビックセンターへ行くまでの広場(新都市広場)に、バスが一台置かれています。そのバス、中を覗いてみると動物たちの楽園になっています。うさぎ、にわとり?、カメなどが暮らしていました。フィンランド出身のアーティスト、テア・マキパーさんの作品です。狭い空間ながら、動物たちは平和に暮らしていました。自然と人間との共存…がテーマなのかはわかりませんが、私にはそうしたメッセージが感じ取れました。




さて、日立シビックセンター内に作品がいくつか展示、上映されているのですが、私がドキッとしたのはこちらの作品。米谷健+ジュリアさんの作品です。真っ暗の部屋の中に、亡霊のように浮かび上がる緑色と紫色の怪しげなシャンデリア。この緑色に光っているのはウラングラス(無害)で、シャンデリアの大きさは各国の原子力発電の量に比例しているとのこと。手前に大きく写っているのが…アメリカ合衆国です。大きさで言えば、中国も大きかったように思います。この隣の部屋から「イッツ・ア・スモールワールド」のオルゴール曲が流れていて、それがどうにもシュールな演出になっていました。※作品写真の掲載にあたってはスタッフの方から了承を頂きました。


それと気になった作品はもう1点。プラネタリウムで上映されていた榊原澄人さんの作品。上映なので写真はありませんが、現代日本の社会を風刺したようなメッセージ性のある映像で、とても気になりました。特に仕事で疲れきった人間が天へ召されていったり、あるいはバタリと倒れて、何者かによってマンホールに連れて行かれる場面が印象的。昨今問題になっている過労死事件ともつながってくるかのようです。絵のタッチは横尾忠則さん風で、世界観はブリューゲルを彷彿とさせるものです。もう一度、見てみたい作品でした。
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