ばばちゃんのおっちゃんの日本語の先生への道

日本語の先生になろうと一念発起いたしました。

日本語の発音の変遷

2016-01-25 16:14:33 | 3.日本語先生として
日本語の発音の変遷

 わかりました。発音と表記の方法が一致しない母音の連続や長母音のわけが・・・・・・・
 参考にしてください。

古い時代の日本語には、長母音も母音連続も、なかった。
 「おとうさん」「おかあさん」「おにいさん」「おねえさん」は、どれも長母音を含む語ですが、「おとうさん」だけは発音どおりに書きません。なぜなのでしょうか。

 「おじさん」と「おじいさん」を比べるとわかるように現代日本語は短母音と長母音の区別がある言語です。
ところが、古い時代の日本語には、短母音と区別されるような長母音が存在していませんでした。さらに同じ語の中で母音が連続するということもなかった言語でした。

 しかし、時代が下ると、中国語から多くの借用語を取り入れたり、日本語の中で独自の音変化が起きたことによって、母音連続を含む語がたくさん使われるようになりました。

母音の連続が長母音化する。
 例えば、「高(かう)」「功(こう)」「計(けい)」の( )内のかなは歴史的仮名遣いによるものですが、かつてはそのかなのとおりに発音していました。

 これらの母音連続が、後に長母音化して、日本語の中に長母音が誕生します。「かう」と「こう」は後にともに「こ一」となり、「けい」は「け一」となりました。

昔の発音が分かるように表記の方法を決めた
 現代日本語で、オ段や工段の長音を普通、「う」「い」をそえて「こう」「けい」のように表すのは、かつての表記をうけついでいるためなのです。
 「こおリ(氷)」や「とお(十)」の中のオ段長音は、「う」をそえた表記になっていませんが、これらは、かつては、「こほリ」「とを」のように書かれ、「こうり(功利)」や「とう(冬)」とは違う発音だった語です。

ルールにはまらない「ことば」のわけ
 「おねえさん」の中の工段長音が「い」をそえた表記になっていないのは、この語が比較的新しい語であることと関係しています。「ねえさん」という語は、江戸時代の文献に初めて現れる語で「あねさん」から変化してできた語です。
 表記も当時から「ねえさん」であって、「ねいさん」でないのは、おそらくこの語が誕生した当時の日本語がすでに工段の長母音を持っていて、かつ、「い」をそえて書かれる他の語(例えば「でいねい」)の発音が、その頃には長母音になりきっておらず、二重母音の発音との併用だったためと思われます。

 ところで、「おとうさん」は明治末期以降の国定教科書で使われてから普及した語(それ以前は「おとっさん」)で、よるべきかつての表記というものが存在しません。
 現代日本語では、オ段の長音は「う」をそえるものの方が圧倒的に多いので、「おとうさん」はそれにならった表記なのでしょう。

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20160116

2016-01-19 20:45:24 | 7.私の日誌
日本語講座
 久し振りに模擬授業の担当が回ってきました。
 教案作成は、やはり担当した課だけでなく、習いつつある順番で順次作成しませんと、既に習ったものとそうでないものの区別がなかなかつきません。
 そのためには、現在教科書として使用しているテキストは、何回も精読しないといけないことが分かってきましたが、テキスト(みんなの日本語)の内容が、あっちへ飛びこっちへ飛びしているように感じ、なかなか把握し辛いのです。
 最近になって、やっと、その中の「例題A」を基準に、読み進めば、把握し易くなることが分かりましたので、今後は、早いうちに、通史的に、全体を捉えるようにしたい。

 新しい課題(文法・文型)は、抽象的な言葉・概念を、既に習ったことばで、説明・解説しなければなりませんので、なかなかやっかいです。手段としては、やはり、学習者に或る場面を、想定してもらうように運び、既知の単語で行う会話のやりとりによって、悟り、納得してもらう方法しかないようです。
 そこで、注意を要するのが、彼らの発想と、我々の発想が必ずしも同じでなく、往々にして誤解の生じることです。手段を間違ったり、拙かったりしますと、学習者の頭の中でつじつまが合わず、かえって、混乱を引き起こし、更に難しくしてしまうようです。
 どうも我々に必要なテクニックは、上記のことが、誤解を招かず、手短に行えることではないでしょうか。今後は、何とかサンプルを収集したい。同時に、一対多で話すことに慣れていませんので、話術の修行もしなければなりません。



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その30 絵で導入・絵で練習

2016-01-18 20:50:42 | 6.私の感想・考え
絵で導入・絵で練習
 初学者は、ボキャブラリーが少なく、更に、抽象的な言葉は全くつかえませんので、「絵」を多用して、説明し、理解、納得してもらわなければなりません。やっとよい教材が見つかりました。前述の「絵で導入・絵で練習」という本です。

 一つの文型に対して導入用の絵と説明、更に類似の絵9枚で、一つの課を構成しています。テーマは65個あります。
 自作するとなりますと、それぞれのテーマについて、考え出すにも時間が掛かり、イラストについては全く手が出ませんので、本当に大助かりです。今後は、このレベルのことは、この教材に負んぶしてもらって、どんどん先に進んで行きたいと考えます。

 その他、下記のものも目を通してみました。
 「絵で導入・絵で練習」         足立 章子(著) 凡人社     2004/10/22
 「絵でマスターにほんご基本文型85」  村野 良子(著)  東京官書普及  1997/09/01
 「みんなの日本語 初級I 導入・練習イラスト集」 飯島ひとみ(著) 3Anet  2003/3/26
 「みんなの日本語 初級Ⅱ 導入・練習イラスト集」 飯島ひとみ(著) 3Anet  2004/11
 「みんなの日本語 初級I 第2版 導入・練習イラスト集」
 「みんなの日本語 初級II第2版 導入・練習イラスト集」



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