ばばちゃんのおっちゃんの日本語の先生への道

日本語の先生になろうと一念発起いたしました。

その116 漢字のパーツ。

2017-05-13 09:27:08 | 6.私の感想・考え
漢字の覚え方を探る
 (前項のように述べましても、現有の資源を利用して、当座は進めなければなりません。)
 漢字の覚え方に、パーツから入って行きなさいと言う考え方が有りますが、検証してみますと、なんと、200種類以上のパーツに分類されているではありませんか。これは、学問的には、そうかもしれませんが、そのままでは、実用日本語に利用できないでしょう。別の取り組み方が必要なようです。

 これを、非漢字圏の学習者に、真正面から取り組ませようとしますと、拷問も良いとこでしょうね。そもそも、彼らは学問をしようとして、日本語に取り組んでいるわけではないでしょう。端的に言いますと、試験に必要な漢字を、覚え易い順序で、素早く物にしたいだけでしょう。
 従いまして、日本語教育が要求します日本語らしい日本語なんて言うのは、彼らにとりましては、余り意味がないと考えます。

部首からのアプローチに対しての考察。
パーツの認識。
 漢字は、いろいろな要素から構成されています。カテゴリーであったり、音声であったり、機能であったりします。そして、漢字を分解し、パーツをそれぞれ考察しますと、その漢字が表します本来の意味を推測できるかもしれません。また漢字ごとに、ご自分でストーリーを付与なさいますと、覚え易いかも知れません。

そこで、部首(偏・旁・構・冠etc.)と呼ばれますパーツを、観察します。
・一字で、通常の漢字として運用されている部首が有ります。
 (漢字としての機能とパーツとしての機能を持った漢字ないし部首を認識)
・部首としての使用頻度は低いが、部首として存在しているという漢字。
 (再度、漢字としての機能とパーツとしての機能を持った漢字ないし部首を認識)

 この場合、ある部首を使った漢字が、その部首の学習レベルより低位にあり、逆に部首の漢字が、部首を使った漢字より高位の学習レベルにあることをどう取り扱うかと言う問題が有ります。

・通常の漢字が、デフォルメ、モディファイされてパーツとして、使用されている部首をピックアップ。
 (モディファイされた偏や旁をパーツとして覚える必要が有ります。)
・同じ漢字をそのまま使ったり、モディファイして使ったりする部首が有る。
 (どちらも、同じ部首であることの確認)
・単独で漢字として利用されていても、頻度の少ない部首は後回しでよいでしょう。
・その部首を持った漢字が多い場合。
一度には、覚えきれませんので、「JLPTレベル」や「学年配分」を参考に、プライオリティーを考え、段階を踏んで進めるのが良いと考えます。

①漢字としてそのまま使用されている部首を覚える。
 頻度の高いもの  糸、言、金、雨、土、女、火、木、力、石、貝、口
 頻度の低いもの  頁、日(曰 ひらび)、田、目、巾、食、馬、月、欠、止、母、生、白、皿、矢、穴、竹、立、米、羊、羽、耳、自、舟、虫、行、見、車、門、又、士、子、寸、山、巾、戸、弓、牛、玉 (王)
 頻度は全く少ないが部首として存在している漢字(≒身の回りの漢字)
青、革、音、魚、鳥、風、飛、首、香、骨、高、鬼、魚、鳥、鹿、麦、麻、黄、黒、鼻、歯、里、長、辛、身、豆、谷、赤、角、血、色、舌、至、臣、生、甘、瓦、片、氏、毛、大、又、斤、方、欠、止、毋、虫

②漢字をモディファイして部首としているものを覚える。
 頻度の高いもの  人(亻)、手(扌龵)、水(氵,氺) 、艸 (艹)、衣(衤)、⻍(⻌)、阝、肉(⺼)、
 頻度の低いもの  小(⺌, ⺍)、攴(攵)、犬(犭)

③漢字をそのまま使ったり、モディファイして使ったりしている部首
刀(刂)、火(灬)、小(⺌, ⺍)

④一般的に良く知られていて、頻度の高い部首(前記以外で)
宀、尸、广、彳、疒、

形声文字の認識
 漢字の90%は、形声文字だと言われていますので、更にプライオリティーを考えるならば、そちらから入るべきでしょう。
 通常、「旁」は「音」を表していますので、同じ「旁」の漢字を「音読み」で発音する場合は、同じになりますので、その点に限って、まとめて処理できるでしょう。
 偏につきましては、カテゴリーを示していますので、ある程度、先入観を持って接することが出来るでしょう。

訓読み
 音読みでは、漢字単独では、日本人にさえ何のことか分かりません。訓読みの起源で述べましたように、送り仮名をつけて、動詞や、形容詞にして初めて漢字の表している意味が分かります。送り仮名をつけられる漢字は、送り仮名をつけて、訓読みを奨めるべきと考えます。同時に、動詞、形容詞も覚えてしまう。

 と言うことで、考え方・進め方につきましては、ある程度、集約できたとものと考えます。今後はそれらを踏まえて、より具体的な方法を、何か考えたいと、思います。
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