ばばちゃんのおっちゃんの日本語の先生への道

日本語の先生になろうと一念発起いたしました。

その71

2016-10-11 14:52:49 | 6.私の感想・考え
発音
 今までにも、あれこれ発音について述べてきましたが、・・・・・・・
 発音するためには、いろいろな要素が組み合わさっております。パラメータというような考えで表示しますと、
 ことば(発音) ←子音+母音+アクセント(高低/強弱)+拗音+促音+ モーラ + 音節 + イントネーション +・・・
ということになるでしょうか。

 音声学、音韻学では、すべて同じウエイトで扱われていますが、会話に限って考えますと、特に、子音、母音、アクセント(高低/強弱)までが大切で、それらを外すと、相手に聞き取ってもらうことができません。拗音、促音にしましても、前の3項目が出来ていませんと、意味を成しません。
 それ以降の項目は、「日本語らしい日本語」には必要ですが、たとえ正しくなくて多少の聞きづらさは有っても、最低のコミュニケーションを図ることが出来ると考えます。

 細かく動作で分類しますと、先ず、
 声帯を使う、使わないで、有声/無声を区別し、
 母音は、ほぼ、唇の丸め方や、開き方と、舌の前後位置(口腔の中の空間の状態)の組み合わせで決まるようです。
 子音は、息の流れを、舌を使って、どの位置で、ジャマをするか(調音点)、どんな種類のジャマの仕方(調音法)をするか、あるいは、口をつむるか、口をつむって、一瞬に吐く(破裂音)か、あるいは、隙間から無理やり吐き出す(摩擦音)かに依るようです。

 と言いますことは、ほぼ、唇周りと舌の動きの運動をいかに、コントロールするかによって、発音がなされるということに、集約されそうです。

 ところが、日本語を、話そうとしますと、誰もが、既に、効率良く母語が発音出来るように、何もかもが調整されていますので、それを日本語向けに、変更しなければなりませんが、なかなか簡単ではなさそうです。
 そのまま利用できるものと、少し変化させれば、通用するものは、良いとしましても、経験のないものについては、これは、新たにしっかりと、舌、唇に覚えこまさなければなりません。そうです、トレーニングです。

 お国によっては、「つ」が「ちゅ」になったり、「ざ」が、「じゃ」になったりし、ネイティブにとりましては、子供じみた発音で、多少聞きづらいということが有ります。そこで、JFICのアイデアでは、それぞれ「さ」で発音しなさいと提案しています。多少発音が違っていましても、嫌味、幼稚さが抜け、日本人には、それらしく聞こえます。
 と言うように、間に合わせの方法が有れば、最初のうちは間に合わせの方法で済ませまてはいかがですか。我々は、そのような類のものを、探し、見つけ、紹介して、便宜を図ってあげるべきでしょう。

 次に、聞き分けられないという問題が有りますが・・・・・・・・・
 発音する場合は、理屈としましては、唇、舌、声帯等の器官をご自分の意志で制御して発音するわけですが、聞き分けられないという現象は、自分でコントロール出来て改善できるというような器官が、あるのかないのか、分かりません。何ともはや困ったものです。
 
 どうも言葉か雑音かということを判断しているのは脳のようですが、訓練する方法はあるのでしょうか。
 言語によって、使用する音域が異なるという話が有りますので、もしそうだとしますと、「スピードラーニング」のように、音を聞き流しにして、日本語の音域(一般には低音域と言われています)に慣れてもらうようにするのが良いのかも知れません。

 加齢により、私の耳は、随分遠くなってしまいました。音は聞こえますが、何を言っているのか分からない領域がどんどん増えて行っています。いわば雑音にしか聞こえない領域が増えて行っているわけです。これは、間違いなく、加齢による聴覚と脳の老化でしょう。
 若い日本語学習者は、老化していません。聴覚、脳が日本語の領域に慣れていないだけなので、どんどん活性化させてください。

レベル毎にいろいろな種類の日本語聞き取りのプログラムが紹介されていますので、ご利用ください。
Nihongo e-な
 http://nihongo-e-na.com/jpn/site/tag/%E8%81%9E%E3%81%8F/

初級の方には、下記のものなどいかがでしょうか・・・・・・・・
福娘童話集
 http://hukumusume.com/douwa/

イラストやアニメーションとともに日本だけではなく世界の民話、童話、昔話の朗読が聴けるサイトです

 ある程度可聴範囲が増え、間に合わせの発音も加えれば、正しい会話に近い会話になるのではないでしょうか。
そして、その次のステップへは、ご本人の意思、希望が、強くなり、それが、反映されるでしょう。
 日本語らしく発音できる語彙を増やす。生活短文を、沢山覚える。拗音、促音、モーラ、音節を整えて、持っている語彙を、日本語らしい言葉に洗練して行く・・・・・・・・・。

 この辺のレベルに達しますと、私が唱えます「自転車に一人で乗れるレベル」に達したということになるのではないでしょうか。また,「先憂」のレベルをクリアしたり、「九九」を、覚え切ったりしたりした段階になるのではないでしょうか。

 この先は、ご自分で自転車の練習ができます。難しい掛け算も、自分で、解けるようになります。
 ということで、日本語の独学、独習に入っていけます。
 恐らく、その後は、ご自分が費やした時間に相応する成果が上がってくるものと考えます。





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