ハインの法則

学生時代HNとして使ってた『ハインリッヒ』偶然は必然?2007年もよろしくお願いします。

調べてみたら・・・

2006年01月30日 22時28分17秒 | 舞台のこと
ふと気になって調べてみました。グーのblogで検索有頂天ホテル 。
なんと4093件もヒットした。ほんとは全部見ていきたいけど、流石に疲れるので、いくつか、感想を見てみたら、ほんと大絶賛の嵐。最近の三谷さんの作品ではえっていうほど、批判の言葉が出てこない。

確かに、映画自体は面白かったしかなりクオリティは高いと思うし、三谷さんの集大成の作品やなと思う。だから、逆に今まで批判していた人らはどこいったんだてかんじ。『新撰組』でも『合言葉は勇気』でも『総理と呼ばないで』などなどバッシングが多かった作品とも基本的にやってることは変わってないんですよ(勿論良い意味で)。
みんなもっとはよ気付けよと思う。でもこれだけ世間に受け入れられると嬉しい半面ちょっと淋しくなる。なんだか遠くに行ってしまう感じで。

この映画の一つのメッセージとして「世間の目なんて気にするな。言いたい奴には言わしとけば良い」ていうのがあって、出てくる登場人物の殆どがこれに気付き、映画のラストはこれに気付き自分の夢を、やりたい事を、突き進んで行くであろうたくさんの主役達の暗示でおわる。これは映画を見に来た僕らの前に三谷さん自身に言い聞かせているのやろーなと思った。
だから、メッセージが押売りにならずみんなが共感しているかもしれないな。
と勝手に批評してしまいました。
はぁ~もいっかい見に行ったろかしら。なにか大事なものを見落としてる気がするんだなぁ。


『有』頂天

2006年01月30日 08時47分31秒 | 舞台のこと
この土日で体調は完全復活!てなわけでblogも復活していきます。
日曜日は京都で有頂天ホテルの舞台挨拶つき映画を鑑賞。映画自体見るのは2回目なんだけど、2回目みても面白かった。三谷さんの作品ってほんとに細かいところが繊細に作られているので、まだ見逃しているところとかあるんだろーな。
実は三谷ファン歴になってはや10年以上はたつのだけれど、初生三谷幸喜。舞台挨拶自体も初めての経験だったので、もしかしたら客の中から質問されるかも、そうなったら前日出てたチューボーですよのリモコンネタでも振ってみようかなとか、もしかしたらどっかですれ違うかもしれんしその時ように三谷さんの本とか持って行ったりとか、してたけど勿論何も意味なく、ただの荷物になっただけでした。

で舞台挨拶の感想ですが、映画の裏話や、京都は久しぶりだとか、二条の映画館が(場所は東宝二条だったので)立派さとか(その割には外国にあるえせ日本のようだとか言ってたけど)あっという間の舞台挨拶でした。
それは少年が憧れのスポーツ選手とかの話しを聞くときのような気持ちで、とても良かったです。
こうなったら目指せ13億人!!


三谷デーINサタデー

2006年01月17日 08時57分00秒 | 舞台のこと
先週の土曜日はマイ三谷デー。
まずは舞台『12人の優しい日本人』
これは、10年以上も前に初演が行われていて、映画にもなった作品。内容はもしも日本でも陪審員制度があったら・・・という仮定のもと、一つの事件に対し12人が話あっていくというもの。映画版も見ているので話の内容は知ってたけど、面白かった~詳しい内容はネタバレになってしまうとあれなのでふせるけどぬっくんははまり役でした。あーいう人いそうやなーって。あと小日向さんの役、映画版の方ではすごい厳格なイメージがしていたのであの人特有の軽さが微妙に出ててよかったです。
あとはやっぱり筒井君かな。あの普通な感じが良い!カーテンコールが3回もあったし最後はスタンディングオベーションやったし。満喫の一時でした。

更にこの日は三谷さんの映画『THE有頂天ホテル』の初日。THEは「ジ」でなく「ザ」らしいです。これは有頂天の「う」が「U」ではなく「WO」になるので良いとか。

内容は詳しくはこれもネタバレになってしまうのでふせるけど大晦日のホテルで過ごす人達23人(ほんとはもっといるけど)に降り懸かるハプニングと奇跡の物語。これも良かった、話の内容を知らない分、舞台より楽しめたかな。三谷さんが得意とする、嘘から始まるハプニングや、最後に迎える奇跡の数々。三谷監督3本の映画のうち間違いなく一番良いのでは。
この後ちょっとネタバレします。見たくない人は飛ばして下さい。









映画の中で香取君が歌っている唄、あれは作詞作曲甲本ヒロト(ハイロウズ)らしい。よく出来た唄やなぁと思い感動。









何にしても二重丸、いや花丸な一日でした。

笑の大学

2005年06月08日 21時03分02秒 | 舞台のこと
僕の好きな作家の一人に三谷幸喜がいる。初めて彼の作品を見たのはテレビで『やっぱり猫が好き』になるが(小学生くらいかなでも当然当時は三谷さんの存在すら知らないけど)意識したのは『警部補古畑任三郎』だ。もともと推理小説やミステリーとかが好きでそれまでは『土曜ワイド劇場』とか『はぐれ刑事』とかみてたけど、これには何かタイトルからそそられるなぁ。と思って見てみると、これ、こういうのまっててん!!て一人で興奮していた記憶がある。(『刑事コロンボ』も同じパターン何だけど犯人が誰?というより動機とかトリックとかに重きを置いているでもそれよりやっぱ断然面白いと思う)

それ以来この作者は誰?て事になって色々と調べたら元劇団出身の作家さんで、その劇団には誰がおってとか当時は事細かに調べたものだ。そして三谷幸喜の舞台を見に行く事になるのだが、それはどれもハズレがなかった。(詳しいことは横道に逸れるので省略するけど機会があったら書いてみたい)
で、最近三谷さんの作品のいくつかが映画化されたりDVD化されたりしているんだけどそのうちのひとつ『笑の大学』がDVD化されたとかで。この舞台は生では見たことが無くて今年映画になったので(もちろんこの映画は見に行った)DVDになったと思うんだけどTSUTAYAで売っているという情報を聞いたので早速買いに行ってしまった。
昔NHKで3夜連続で三谷幸喜特集なるものをやっててのだけどその時にはこれもやってて今思うと何故ビデオに撮ってないのかが不思議なくらいで(多分当時にはわが家にはビデオが無かったかと思われる)。
で早速見てみるとやっぱ面白い!!映画も良かったけどやっぱこれは西村雅彦と近藤芳正の為に書いた芝居だと思う。二人の駆け引きが絶妙で。笑いに関しての無駄が無いのよね。例えば推理小説で言うと全くトリックとは関係の無いような言葉やものがとても重要やったりするんやけど、それをそのままお芝居に笑いに変えているんだと思う。とにかく私には全ての事が伝えれそうには無いので是非一度見てみてください。百聞は一見に如かずです。