一法学生の記録

2014年4月に慶應大学通信部に進んだ法学生の記録である
(更新)2017年4月に神戸大学法科大学院へ進学しました。

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〇刑事手続きにおける検察官の地位・役割について、条文に則して説明せよ

2016-10-08 18:40:45 | 新・刑事訴訟法
〇刑事手続きにおける検察官の地位・役割について、条文に則して説明せよ

 検察官は、検察権を行使する権限を有する独立した官庁である。刑事手続きにおけるその中心的意義は、犯罪の捜査、公訴の追行・維持である。独立の官庁とは、それぞれの検察官が官庁として検察権を行使する権限を有し、機関決定によるものではない、とするたてまえである(独任制の官庁)。このため、検察官にも身分保証〔検25〕があるが、憲法上の権利である裁判官とは、異なる。

 しかし、検事総長、次長検事、検事長、検事、副検事から構成される検察組織は、恰も一個の生物として各機関が統一的・階層的な組織を構成し、上命下服の関係において、一体として検察権を行使する(検察官同一体の原則)。したがって、たてまえはともかく、上司の指揮監督権、上司の事務引取権および移転権、部下の上司代理権などが機能しているが、これらはあくまで助言や承認といったたてまえだ。

 なお、検察権は行政権に属するから、法務大臣の監督権に属する。法務大臣は、一般的に機関としての検察官を指導する権限を有する、しかし、個別の事柄について、法務大臣が政治的圧力を背景に検察権を不当に曲げることがあっては検察官の独立性は脅かされる。したがって、個別の事柄については、検事総長だけを指揮できる(指揮権)。

 検察庁は、検察官の事務を司る機関である。



 以上
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