一法学生の記録

2014年4月に慶應大学通信部に進んだ法学生の記録である
(更新)2017年4月に神戸大学法科大学院へ進学しました。

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古典との接近

2015-03-01 11:29:24 | 政治学(J)
 政治学と言うものは、大変に難しい科目である。まず何よりも、教材が分厚い。400頁は超えるような書物である。教科書を通読するだけでも、それなりに時間を要するし、内容を飲み込もうとしても、範囲が広くてとりとめのないような気がする。

 2014年の秋から、学習を始めレポートを提出したのであるが、一回目のレポートは「質問の内容に答えていない」というコメントで、不合格になった。お題は、「社会契約の近代民主主義における意義について述べよ」である。まず、社会契約とは何なのか?民主主義とは何なのか?その後に、意義とは何か?ということを述べなければならないのだが、ルソーの『社会契約論』に感銘を受けてしまった私は、その概略を感激と共に書き下したのであった。

 結果は上の通りである。

 政治学を学ぶ方法は、結局は一つの古典を読みこなす必要があるのではと思う。でなければ、登場人物が多すぎて、捉えようがない。ルソーの論は難解ではあるが、段落ごとにその意を斟酌すれば、前後の関係からして、読み込めないことはない。時間はかかるが段落ごとに、あるいは頁ごとに、意味しているところを一文のメモにする方法で、やってみた。
 

 これは大成功であって、ロックの『統治二論』にも、この方法を踏襲した。この時点で、二本目のレポートが書き終わってしまったので、それ以上の読書は中断している。レポートのためにと、用意したホッブズの『リバイアサン』は、いまだに書棚に残しているのだが、何時か読んでみたいと思うのだが、大部の本には新しい方法を考え出さねば。

 最後に、参考文献は以下の通り

・ルソー(1762)、『社会契約論』(桑原武夫、前川貞次郎訳)、岩波文庫
・ロック(1690)、『統治二論』(加藤節訳)、岩波文庫
・島田久吉、多田真鋤(1972)、『政治学』、慶應義塾大学教材
・ケルゼン(1929)、『民主主義の本質と価値』、岩波文庫
・長谷部恭男(2006)、『憲法とは何か』、岩波新書
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