↑ このように、スズメのカップルが 出迎えてくれました。と、ここまでは 好かったですが、こっからがいけません。歩くとき、左脚を踏み下ろすたんび、何や ”ペタッ ペタッ” と音がし、黒いベロが 靴の先から飛び出るのです。見ると、靴底のゴムが 大きく剥がれてます。雨天なので、コゲ茶の合成皮スニーカーを履いてきたが、仇となりました。ほとんどチビてないのに、何せ 25年以上前のシロモノ、相当 くたばってたようです。大阪までの辛抱と、ハガレを引きちぎり、目の前の 兵庫県立美術館へ向かいました。
現地へは到底 行けっこないですから、相当 期待してました。きっと ロシア皇帝が味わったに違いない ゴージャスな気分が満喫できるだろうと。でも全く期待外れ。と申しますのも、展示されてる絵画は、オール油彩画。極めて上手には描かれていましても、どれもこれも平面的で無味乾燥。肉筆であるに拘らず 印刷物を見てる感覚。ですから 迫力も 胸打つものも 人間臭さも 何も感じられません。
写真の登場する前ならまだしも、現代では存在意義を失ってる絵ばっかしでは？。それでも 何か気に入った作品の絵葉書 一枚だけでもと巡ることしきり。で、小さな絵ですが 見つけました。モーゼが十戒の石版を手にしてる絵。しかしながら、もともと 絵葉書の品揃えが貧弱であり、用意されてることはなかったです。こんなふうに 何も買わず美術館を出たなんて、オイラとしては初めてのことかも。
大阪駅近くの靴屋さんで、雨に強いゴアテックス生地使用の ミズノのスニーカーを奮発、前回も利用した小さな居酒屋さんで日替わり定食を食べ、次の目的地、大阪城近くの「いずみホール」へと向かいました。
この写真の扱い様が、オイラのココロモチを 代弁してます。そうなんです。じつに ガッカリ したのです。「若いから 仕方ないか、いや もう 33歳にもなってるのだから、そうはゆかないだろう。もっともっと キチンと日本語が話せなくってどうするよ!!! アヤコさん」と、憤慨したくなるのです。
アンナ･ネトレプコさん 森麻季さん 中丸三千繪さんのコンサート会場に足を運んだ身にとりましては、キツイようですが、若さだけでは片付けられないですよと 申し上げたい。印象をイチバン悪くしているのが、彼女のシャベクリ。そうですね、彼女のトーク能力というもの、小学校低学年レベル、いや そこまでもゆかず 幼稚園クラス？ と言ってもいいくらいの、極めて貧弱なものでした。
高校卒業後、すぐ ウイーンへ とのことですが、ドイツ語 イタリア語 はどうなんでしょう。オペラ歌手 なさるなら、こんなことでは論外。肝心なこと、今日のようなコンサートならば、①ウイーンへ渡ったときの決心 ②ウイーンでの暮らし振り ③今後の目標 ④曲目紹介 を、簡単でいいから メモを読んでいいから 普通にキチンと観客に伝えられなくて どうする !!! と、ココロを鬼に叱咤したい。マジです。
ニューヨーク･ヤンキースのマー君は、MLBアメリカンリーグ･チャンピオンシリーズで、松井秀喜さんの折を彷彿させるような、ココロときめく素晴らしい活躍を見せてくれてます。関係ない世界のこととはいえ、同じ苗字を頂く者同士として一念発起し、ぜひともチャレンジいただけないものか と思ってます。
そうそう、それとです。オイラが心証を悪くする もう一つの要因が、オイラの座り位置にありました。左隣りの体格のいい壮年男性の吐く息が、オイラの方に流れてきます。前日は土曜日、一戦あったかどうか知る由もないですが、そんなに強くなくとも、体の中で熟成されたニンニクと覚しき匂いが、さながら重層低音が如く、オイラを襲うのです。たまらんかったです。もし 一つズレてれば、若い綺麗な女性の隣りだったというに、本当に運が悪い とは、こういうことを言うのでしょう。
このように ここんとこ、オイラのすること為すこと ココロモチ好く運んでません。来週 25,26 予定してる「丹生都比売神社」･伊賀上野「芭蕉博物館」･「百済寺」さん、これで挽回を と思ってるのですが、果たして如何。もっとも オイラの場合、どう転がろうとも、森信三さんの「最善観」& ドリス･デイさんの「ケ･セラ・セラ」が、基調 ということにはなるのですが。
