花の四日市スワマエ商店街

四日市諏訪商店街振興組合専務理事の横道ブログ

“昔日の映画館巡り 四日市劇場の巻”

2017-03-12 | 元気がいちばん・達者がなにより

 昭和6年、幸町に「泗水キネマ」が開館した。昭和8年、名前を「帝国館」に変えるが経営不振となり、昭和11年名古屋(20世紀フォックス名古屋支社長の水野栄三郎に経営者が変わるが、所有者と経営者との間にトラブルが発生し一時休館となる。昭和16年7月に所有者が変わり(経営者、水野氏側の勝利!)「四日市劇場」と改称、県下一の設備という宣伝での再出発となり、振興キネマ作品の「大都会」「葉隠大名」で開館した。空襲で全焼したが、翌々年には改装オープンしている。

※  “よつげき”または“かまぼこ劇場”の名で親しまれていた。昭和30年代には封切り済みの東映映画を主にした三本立ての二流館だった。小学5年生の頃、大映映画の仁木悦子原作「猫は知っている」を友達と三人で観に出かけた。場内は満席、煙草の煙はもうもうとして休憩時間にはもく拾いのオジサンがうろついていた。三人は後ろ通路の手すりに腰かけ鑑賞していたが、ひとりが「怖いので帰る」と言い出し、しぶしぶ帰路に着いた。


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5 コメント

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Unknown (しよばぁちゃん)
2019-10-07 22:56:51
この劇場を復活させた時に私の母方の父、私の祖父である人物が尽力を尽くしたと伝え聞いて居ります。
四日市劇場の巻 (タケオです)
2019-10-08 01:37:29
そうでしたか。もう少し詳しく知りたいですが、今は昔の出来事でしょうか。
映画のタイトル (ありやん♪)
2019-10-26 11:20:23
大映映画のタイトルですが「猫は知っていた」ですねhttp://ord.yahoo.co.jp/o/image/RV=1/RE=1572142357/RH=b3JkLnlhaG9vLmNvLmpw/RB=/RU=aHR0cHM6Ly9hdWNmYW4uY29tL2ludHJvL3EtfmM1ZTdiOWNjYzZmMy8-/RS=^ADBkwTpSGYDargYEMxfrR6KVZuUVWM-;_ylc=X3IDMgRmc3QDMD9yPTMmbD1yaQRpZHgDMARvaWQDQU5kOUdjUy1MUDJrdVlvV09vbnFhNlY0RmpJemNNZjdzZlVtelpOaU82S1o0Y1ZRcXE5b3IwVXRCWldGckxJBHADNTR5cjQ0R3Y1NS5sNDRHajQ0R200NEdFNDRHZklPT0RuZU9DdWVPQ3YuT0R2QS0tBHBvcwMzBHNlYwNzaHcEc2xrA3Jp
猫は知っていた (タケオです)
2019-10-30 16:55:45
間違っておりました
「猫は知っていた」でした
この時、仁木悦子全集を図書館で借りて読みました
「かあちゃんは犯人じゃない」という映画も思い出深く、本を借りて読ませていただきました。
Unknown (Unknown)
2023-08-27 16:46:35
よつげき、懐かしいです。よつげきの詳しい場所、覚えてますか?、覚えてたら、教えて、ほしいのですが、私は、今、70です。60年程前?母と映画観た記憶が、ず~っと残っていて、どうしても当時の、よつげきの、詳しい場所が思い出せずにいつも、イライラしています。当時、私達は、泊地区で、生活していた母子家庭で、低料金のよつげきは、凄い楽しみだった記憶あります。素晴らしい記事ありがとう。

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