ホタルの独り言 Part 2

ホタルの生態や生息環境を研究し保全活動をしていますが、様々な昆虫や美しい日本の四季
自然風景の写真も撮っています。

ムラサキシジミ(夏型開翅)

2017-06-15 22:24:19 | チョウ/シジミチョウ科

 ムラサキシジミ Arhopala rama (Kollar, [1844]) は、チョウ目シジミチョウ科(Family Theclini)ムラサキシジミ属(Genus Arhopala)属するチョウで国内では、本州、四国、九州、南西諸島に分布する普通種である。翅表が、黒色の広い帯で縁どられた濃い青紫色が特徴である。
 成虫で越冬し、越年した母チョウから生まれた卵が成虫になるのは、5月下旬頃からで、以後は連続的に秋まで数回の世代を繰り返す。幼虫の食草はアラカシ、イチイガシ、スダジイなどのブナ科常緑樹で、これらが少ない場所ではクヌギ、コナラなどのブナ科落葉樹も食べるようである。幼虫は、蜜を分泌して数種のアリを誘引する。アミメアリでは脳内ドーパミン量が低下して攻撃的になり巣に帰らず、本種の幼虫を護衛すると言われている。

 ムラサキシジミの越冬個体は、秋から陽だまりでよく開翅し、その様子過去に掲載しているが(ムラサキシジミ(オス))、初夏に羽化した高温期(夏型)は、止まっても翅を開くことがほとんどないため、これまで見たことも撮影したことも無かった。しかしながら、今回、偶然に高温期(夏型)の開翅を目撃し写真に収めることができた。掲載写真はオスで羽化したばかりの新鮮な個体のようだ。光の当たり具合による差もあると思うが、低温期型(越冬型)比べて翅表の色が濃いように思われる。

お願い:なるべくクオリティの高い写真をご覧頂きたく、すべて1024*683 Pixelsで掲載しています。Internet Explorerの画面サイズが小さいと、自動的に縮小表示されますが、画質が低下します。Internet Explorerの画面サイズを大きくしてご覧ください。

ムラサキシジミ(夏型)の写真

ムラサキシジミ(夏型開翅)
Canon EOS 7D / Tokina AT-X 304AF 300mm F4 / 絞り優先AE F8.0 1/400秒 ISO 1250(撮影日:2017.6.11)

ムラサキシジミ(低温期型)の写真

ムラサキシジミ(低温期型)
Canon EOS 7D / T TAMRON SP AF70-200mm F/2.8 Di LD (IF) MACRO / 絞り優先AE F6.3 1/4000秒 ISO 400 -1/3EV(撮影日:2010.12.04)

東京ゲンジボタル研究所 古河義仁/Copyright (C) Yoshihito Furukawa All Rights Reserved.

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2 コメント

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こんにちは (多摩NTの住人)
2017-06-18 16:50:34
こんにちは。綺麗な色ですね。これは是非出会ってみたい蝶のひとつです。
ムラサキシジミ (ホタル)
2017-06-18 20:31:52
多摩NTの住人様、いつもコメントをいただきありがとうございます。
ムラサキシジミは、多摩NT付近の公園でも
見られ、秋から冬でも見られます。
是非、植物探索の折に見つけてください。

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