5月11日、以下の通り、東京労働局から2つの実施結果が発表になっています。
■東京労働局の管下18監督署・支署における2012年に受理した申告事件の中で取り扱った
賃金不払い事案と未払賃金立替払制度の運用状況を取りまとめました。
平成23年賃金不払事案(申告事件)の処理状況の概要をみてみましょう。
http://tokyo-roudoukyoku.jsite.mhlw.go.jp/var/rev0/0040/8996/2012511102531.pdf
賃金不払事案は、2009年をピークに減少しているものの、件数で3,902件(対前年比 −68件 −1.7%)
対象労働者数6,786人(対前年比 −1,513人 −18%)
対象不払金額40億834万円(対前年比−3億8,949万円 −8.9%)です。
過去10年間で見れば2010年(3,970件)、2003年(3,925件)に次ぐ件数であり、高止まりの傾向が続いているとしています。
ちなみに2009年は5,026件、10,506人、56億円超でした。この数字は飛び抜けて高い数値です。
※申告とは、労働者から労働基準監督機関に対して、労働関係法令に係る違反事実の通告が
なされることをいいます。
業種別では、商業や接客娯楽業で多く起こっており、また、全般的に減少しているものの、
労働者数・金額は建設業(前年比労働者数48%増、金額53%増)、
保健衛生業(前年比労働者数63%増、金額91%増)が顕著な増加を示しています。
なお、東京労働局では、重大・悪質な賃金不払事案については、労働基準法違反被疑事件として司法処分に付することとしており、
2011年の賃金不払事案の送検件数は、総送検件数(41件)の34%にあたる14件でした。
労働者1人あたり不払い額では、ピークとされる2009年(534千円)を上回っている(591千円)ことも注意したいところです。
なお、この発表はあくまで、申告を受けて調査に入った結果のものであり、
定期監督(定期的に行う立ち入り調査)は含んでいない数字です。
■東京労働局は労働基準監督官が事業所に定期的に立ち入り検査する定期監督の
2011年度分の結果を上記と同日に発表しています。
定期監督等を実施した事業場の約7割で法違反があったという結果となりました
http://tokyo-roudoukyoku.jsite.mhlw.go.jp/var/rev0/0040/8997/201251195236.pdf
労働基準法違反などがあったのは実施件数8659件のうち71.0%で、前年度より0.5%減
件数で810件減となりました。
違反率が高かったのは、製造業80.2%(前年度比0.4%増)
商業77.4%(前年度比3.2%減)
運輸交通業77.1%(前年度比7.0%減)
違反内容では「届け出がないまま法定労働時間を超えて働かせている」等、労働時間関係の違反が2359件で
全体の27.2%を占めています。
「時間外や深夜労働をさせているのに法定割増賃金を支払っていない」等、割増賃金の違反が同20.0%、
就業規則の作成や届け出をしない違反が同16.6%に上りました。
製造業、商業、運輸交通業において、違反率が高い
労働時間、割増賃金、就業規則に関する違反率が高い
建設業において機械・設備等の危険防止措置に関する違反件数が高い
という結果となっています。
今後も効果的な監督指導を行っていきたいとしていることから、企業としても、景気の低迷を言い訳にして手をこまねいていると、かえって会社の存続にまで影響を及ぼしかねない事態になります。
最初から完璧は正直難しくても、労務管理の強化、是正に取り組んでいくんだと、まず経営が決定して行動することが大事です。
鈴木社会保険労務士事務所では、経営者、管理職が知っておきたい労務管理として
以下の通りセミナーを行います(東京)「ストップ!会社の労務トラブル}
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■東京労働局の管下18監督署・支署における2012年に受理した申告事件の中で取り扱った
賃金不払い事案と未払賃金立替払制度の運用状況を取りまとめました。
平成23年賃金不払事案(申告事件)の処理状況の概要をみてみましょう。
http://tokyo-roudoukyoku.jsite.mhlw.go.jp/var/rev0/0040/8996/2012511102531.pdf
賃金不払事案は、2009年をピークに減少しているものの、件数で3,902件(対前年比 −68件 −1.7%)
対象労働者数6,786人(対前年比 −1,513人 −18%)
対象不払金額40億834万円(対前年比−3億8,949万円 −8.9%)です。
過去10年間で見れば2010年(3,970件)、2003年(3,925件)に次ぐ件数であり、高止まりの傾向が続いているとしています。
ちなみに2009年は5,026件、10,506人、56億円超でした。この数字は飛び抜けて高い数値です。
※申告とは、労働者から労働基準監督機関に対して、労働関係法令に係る違反事実の通告が
なされることをいいます。
業種別では、商業や接客娯楽業で多く起こっており、また、全般的に減少しているものの、
労働者数・金額は建設業(前年比労働者数48%増、金額53%増)、
保健衛生業(前年比労働者数63%増、金額91%増)が顕著な増加を示しています。
なお、東京労働局では、重大・悪質な賃金不払事案については、労働基準法違反被疑事件として司法処分に付することとしており、
2011年の賃金不払事案の送検件数は、総送検件数(41件)の34%にあたる14件でした。
労働者1人あたり不払い額では、ピークとされる2009年(534千円)を上回っている(591千円)ことも注意したいところです。
なお、この発表はあくまで、申告を受けて調査に入った結果のものであり、
定期監督(定期的に行う立ち入り調査)は含んでいない数字です。
■東京労働局は労働基準監督官が事業所に定期的に立ち入り検査する定期監督の
2011年度分の結果を上記と同日に発表しています。
定期監督等を実施した事業場の約7割で法違反があったという結果となりました
http://tokyo-roudoukyoku.jsite.mhlw.go.jp/var/rev0/0040/8997/201251195236.pdf
労働基準法違反などがあったのは実施件数8659件のうち71.0%で、前年度より0.5%減
件数で810件減となりました。
違反率が高かったのは、製造業80.2%(前年度比0.4%増)
商業77.4%(前年度比3.2%減)
運輸交通業77.1%(前年度比7.0%減)
違反内容では「届け出がないまま法定労働時間を超えて働かせている」等、労働時間関係の違反が2359件で
全体の27.2%を占めています。
「時間外や深夜労働をさせているのに法定割増賃金を支払っていない」等、割増賃金の違反が同20.0%、
就業規則の作成や届け出をしない違反が同16.6%に上りました。
製造業、商業、運輸交通業において、違反率が高い
労働時間、割増賃金、就業規則に関する違反率が高い
建設業において機械・設備等の危険防止措置に関する違反件数が高い
という結果となっています。
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