こんにちは!高知県議・細木りょうです。

2023年高知県議選で初当選(日本共産党公認)
携帯090-8972-1478

道の駅構想 破たん明白な計画に31億円?

2016-05-03 12:08:49 | 日記
 31億円をかけて、桂浜公園の西側の山中に、アクセス道路(1.4㌔)をつくり「道の駅」をつくる、という全国でも例のない構想が示されていますが、このたび情報公開制度を使いコンサルタント会社に委託した分厚い「調査報告書」を入手、共産党高知県委員会の地方政治研究担当者と共同作業を行い、さまざまな問題点が浮き彫りになりました。



問題① 桂浜公園整備構想のコンセプトとの重複
食やみやげ物、特産品押し出しなど桂浜整備構想と重複した内容となっていること。 

問題② 産業振興計画を無視
高知市版地域アクションプランに「道の駅」は登載されておらず、道の駅構想が急浮上したことで、肝心の桂浜整備構想がストップしています。

問題③ 採算の見込みが甘い
実際のニーズ調査でなく、県内外の道の駅のデータ(交通量と立ち寄り率、施設利用率など)を都合よく活用し、7千万円の利益が生まれるとの甘い試算が報告されていますが、建物の更新費用が賄えないこと、運営方針のリスクについても矛盾点が。

問題④ 施設の必要性
人口減少対応として、川を挟んだみませ地区の人口減少率を含んだ数字をあげていますが、道の駅との関連性は薄いこと、地元の経済活動の振興についても安定的に提供できる出店数が確保できないことなど。

問題⑤ 官民連携事業の相手の「民」がいない
事業者調査結果では、出店に「関心あり」は15%に止まっており、出店意向は極めて低いと報告書も指摘。

問題⑥ 防災は口実
市は当初、道の駅までの道路を「防災道路」としていましたが、商業施設のアクセス道路と目的を変更。道路工事のため防風林としての保安林の伐採が必要など、急傾斜地区ではかえって災害を招きかねません。

問題⑦ 住民への説明なし
地域全体から要望があがっておらず、計画自体も地域住民にはまったく知らされていません。

問題⑧ 観光業性の戦略性が不明
国内は人口減で、インバウンド観光(海外からの観光客誘致)が重視されていますが、桂浜の“龍馬”だのみでは無理があり、県全体の観光戦略との連携する視点がないこと。

 以上のような問題点がありながら、地元新聞がなぜか報道しないこともあり、市民の間でも論議になることが少ないまま、31億円もの事業が市民不在で進められようとしています。6月9日開会予定の市議会ではこうした点を明らかにしていきます。

コメント (1)    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 高知赤旗まつり | トップ | 高知城北曲輪史跡公園が完成 »
最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
このむちゃくちゃな構想を白紙に戻してください。 (匿名ですいません)
2016-06-18 16:00:22
はじめまして。
わたしは長浜の者ですが、この話を知人から聞き、あまりにも計画性のないむちゃくちゃな構想だと考えております。是非、こんな構想がまかり通ることがないようにお願いいたします。
また、同時にバックナンバーを拝見し桂浜の再整備計画の説明会にも参加されているようで、これについても、あんなむちゃくちゃな箱もの施設建設について徹底的に追及して欲しいです。
何卒よろしくお願いいたします

コメントを投稿

日記」カテゴリの最新記事