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細越麟太郎 MOVIE DIARY



6月12日(月)13-00 溜池<オズワルド試写室>

M-067『パイレーツ・オブ・カリビアン*最後の海賊』"Pirates of The Caribbean = Dead Men Tells No Tales " (2017) Disney Entertainment / Jerry Bruckheimer

製作・ジェリー・ブラッカイマー 監督・ヨアヒム・ローニング、+エスペン・サンドベリ 主演・ジョニー・デップ、ハビエル・バルデム <129分・シネマスコープ>配給・ウォルト・ディズニー・ジャパン

忘れた頃にやってくるカリブ海のパイレーツものは、2003年にジョニー・デップ演じる<ジャック・スパロウ>の活躍する「呪われた海賊たち」で大ヒットしてからシリーズ化。

とにかく海賊映画というのは、わたしの青春時代にはエロール・フリンの「シー・ホーク」や「海賊ブラッド」などの痛快海洋活劇として、人気の西部劇に対抗するジャンルとなったのだ。

当時人気の大物名優グレゴリー・ペックや、バート・ランカスターなどの大スターたちも、海賊映画には登場して、とにかく海の剣劇映画としての独特の面白さがあり、多くの作品が公開されたものだ。 

しかし、どうしても海の上での対決剣劇映画なので、テーマとしての広がりはウェスターンほどの多様性がないのと、フェンシングの巧い俳優が少ないのか、50年代で消滅していた。

ジョニー・デップはフェンシングはできないのか、このシリーズでは剣劇シーンは少ないが、剽軽なジャック・スパロウの個性がいかにも<マンガチック>で若者たちに受けたのか・・・。

気がつけば、この「パイレーツ・オブ・カリビアン」も、ジョニーの人気で2、3年に一作のペースで、あのジェームズ・ボンドの007のように、突然、海から甦るのだ。

海洋ものには毎度のように<幽霊船>が登場するのだが、この新作では、あのアカデミー賞受賞の名優ハビエル・バルデムが死んだ筈の亡霊船長、顔を半分消滅したような形相で凄む。

007とは違って、このシリーズには過去の海賊同士の怨念が復讐のゴーストとなって現れるので、前作などの事件を忘れないでいるファンには面白いリベンジ・マッチとなるようだ。

たしかにわたしも過去のパイレーツ・オブ・カリビアンものは見ていたが、ジャック・スパロウの嘘八百なホラ話に騙されて、ついつい前の状況は忘れてしまっているので、この作品を語れない。

ラストでは、あのオーランド・ブルームや、キーラ・ナイトレイなど、このシリーズの花形たちも顔を見せるのだが、そのありがた味がワカラナイのだから、困ったものだ。

つまり、この<パイレーツ・オブ・・>は、その海賊や王女たちの過去の関係を知らないと、幽霊たちとの戦いの意味合いも理解しきれないうちに、また海の藻屑と消えて行くようで、残念。

ぜひ、この新作を見るまえに、シリーズの前作たちをレンタル・DVDショップに行って、復習してから見た方が面白いので、予習をお勧めする。

 

■ボテボテのサードゴロをトンネルして、レフト前。 ★★★+

●7月1日より、新宿ピカデリー他、全国ロードショー 



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