最新の映画情報や批評を掲載します。
細越麟太郎 MOVIE DIARY



10月4日(火)12-45 日比谷<東宝本社ビル11F試写室>

M-127『闇金ウシジマくん The Final 』製作・サモアール:ヒント:SDP:小学館・エイベックスピクチャーズ

監督・山口雅俊 主演・山田孝之、綾野 剛 <131分・ビスタサイズ> 配給・東宝

個人的には、<サラ金>や<闇金>から、お金を借りるようなヤバそうな経験がないので、その裏組織の仕組みや、返済後のトラブルについてはよく知らない。

ま、コミックネタなので、それほどマジ<リアル>な映画じゃないし、むかしの<不良番長もの>のような軽いノリで見たのだが、さすがに<闇金ウシジマくん>のキャリアは盤石。

「一日3割」とか「10日で5割」などと法外な高利で金貸しをしているウシジマくんは、もちろん非合法の金融業なのだが、銀行や証券会社などの悠長高慢なテンポではない。

とにかく早急に金の必要な客は、ローンを組んだりして、手続きに時間を要するようなリズムではなく、すぐにも高額な金が必要なので、このウシジマくんのところに来る。

「カウカウファイナンス」という会社は、ちゃんとしたオフィスを一応は構えて数人の社員もいるので、裏組織とも警察ともヤバい関係はなくて、ごく日常的に業務をこなしている。

が、現実には運命を踏み外した連中が、日常的に助けを求めて現れるので、彼らのシゴトも忙しい。

テレビの取材番組などで、裏社会の状況は面白おかしく報道されているが、この小学館の<週刊・ビッグコミックスピリッツ>に連載中という真鍋昌平のコミックは人気があって、映画も三部作。

つまり、こうした裏側覗きのテーマは深いマジなものの筈だが、ここでは山田孝之の、あのニヤリともしないアゴヒゲの能面で、怖いヤーさんの暴力的な恐喝にもメゲずにトラブルを裁く。

その辺は時代劇に、むかしから登場して人気のあった銭形平次や鞍馬天狗、はたまたロビンフッドのように、困った庶民をバックアップするという正義感は潜んでいる。

ドラマには、なぜかウシジマくんの裏側情報屋なのか、私立探偵なのか、いつもスーツを着込んだ綾野剛が現れて、この男、いつも何か食っているのが「オーシャンズ11」のブラピ気取り。

いつもサラリーマン風のフツーのスーツを着て現れる彼は、「新宿スワン」や「日本で一番悪い奴」「怒り」などの前歴があるので、ただブラブラとウシジマくんの側にいるだけで面白いのだ。

この3部作は全部見れなかったが、ま、そこは連続コミックのノリなので、おそらくは金太郎飴のように、どこから見ても退屈はしないように出来ているに違いない。

でも、さすがにこの3部作のラストでは、人情味を裏切って、意外にいい。

 

■バスターでサード前に転がして、脚でヒットを盗む。 ★★★☆

●10月22日より、全国ロードショー 



コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )



« ●『シークレッ... ●『マダム・フ... »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。
数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。
 
この記事のトラックバック Ping-URL