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細越麟太郎 MOVIE DIARY



7月4日(火)10-00 半蔵門<東宝東和試写室>

M-075『怪盗グルーのミニオン大脱走』" Despicable Me 3 " ( 2017) Universal International Pictures / Illumination Studios

監督・ピエール・コフィン、カイル・バルダ 声:スティーブ・カレル、ジュリー・アンドリュース <90分・シネマスコープ> 配給・東宝東和

ユニヴァーサル映画スタジオというのは、ハリウッドでも大昔からB級でオバカな怪奇映画や、悪党たちの抗争ギャング映画ばかり作ってきたというアウトローな製作個性が自慢。

とうとうトム・クルーズまで主演に巻き込んで、サイレント映画時代から量産してきたB級怪奇ミイラ映画などを公開、次はマジにジョニー・デップ主演で透明人間をリメイクしていくという方針を発表した。

このヘンテコな怪盗や悪党たちのコミックなアニメーション・シリーズは、だからして、健全な善良思考を貫くウォルト・ディズニー・スタジオとは対極にある・・と自負しているようだ。

「ペット」や「SING」に続いて公開される、この「怪盗グルー」のシリーズも気がつくと回を重ねておなじみとなり、とうとう<ミニオンズ>というキミョウな薬状の体と奇声の小悪党で人気。

かくして、この不思議なミニオンズの連中は、主役の怪盗グルーとは別のキャラクター群像で人気が出て来てしまい、正直、わたしも大ファンなので、この連中見たさに試写室に向かった。

今回も一応はグルーが主役なのだが、家族第一主義に改心したハゲオヤジに対抗して、今回は80年代には天才子役として人気のあったバルタザール青年が不良なギタープレイヤーとして活躍。

怪盗だったグルーの改心に嘆いたのか、その義兄弟の悪党が登場してミニオンズを引き連れての、刑務所内からの大騒動となり、見ているこちらも、その家族関係には???なのだが、ま、それは横目で見る。

やはり、この映画でも登場シーンが多くなって来たミニオンズたちの、あの奇声と動きが魅力で、困った事に、まるで主役のバルタザールを<喰う>ような異様な存在感となって増殖を続けるのだ。

この傾向は、健全なファミリー・アニメーションのポジションを維持していく、名門ディズニー・スタジオに対抗してのスタンスだろうが、わたしはますます<ミニオンズ>のファンになってしまった。

家族騒動から、別の怪盗の登場でパリの美術館からダイヤモンドが盗まれて、そのゴタゴタ騒動でミニオンズまでが投獄されるが、とにかくこのシリーズの悪党談義は例によって支離滅裂。

果たして、このテーマが子供達のアタマに影響上いいか、どうか、なんて、泥臭い老婆心は横にして、この悪党映画の面白さは、まさに<バッド・ジョーク>の悪ノリ感覚なので、ご用心だが・・・。

とにかく、またしても、黄色い怪物ミニオンズたちの大脱線ぶりには嬉しくなってしまった。おそらく主演になれないという、この群衆感覚が痛快なのだろうが、また会いたい連中だ。

 

■セカンドゴロを野手が弾いてモタモタしている間に、スチールだ。 ★★★☆☆+

●7月21日より、全国夏休み大脱走!!! 



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