TOP PAGE BLOG ENGLISH CONTACT




予想外の9割反対の民意を示した岩国市の住民投票に政府・与党は難色を示している。そもそも、住民投票そのものに反対してきた人たちはボイコットを呼びかけており、投票率が5割を超えるかどうかが第一関門だった。58・68%でこのハードルはクリアし、87・42%の市民が反対票を投じた。住民投票の有資格者に対する比率も51・30%で過半数を超えた。一方で賛成票を投じた人は10・80%に過ぎずボイコット組と合わせても少数だった。

そもそも安全保障に関する事柄を住民投票にかけること自体がおかしいと、昨年の郵政解散で「世論の審判」を仰いだ政府・与党が批判している。だとしたら、外務省・防衛庁とアメリカ軍との米軍再編に関わる日米協議だけで全てを決定し、関係自治体には理解を求める必要もないということになる。事実、昨年この問題で額賀防衛庁長官に抗議に行った際に、「地元自治体には中間報告の内容を理解してもらうだけで、異議申し立てを受けて米側と再協議することはないのか」と問うと、あくまで説明・説得に行くスタンスだと繰り返した。

イギリスが香港を支配したのも100年だった。アメリカは、1945年からすでに60年にわたって沖縄をはじめ全国各地に基地を置いている。政府や外務省の話を聞いていると、あと50年も100年も思いやり予算もある日本における基地は恒久化するかのようだ。住民の意思表示を止める手段は今はない。しかし、自民党は新憲法草案でかつての名護市民投票や岩国住民投票のような「米軍基地と安全保障」に関わるテーマでの民意の発露を制約しようとするだろう。

小泉政権にとって民意とは、昨年の夏には「国民の意志が主人公」と持ち上げ、今回の結果には「政策に変化はない」と切り捨てる政権にとっての御都合主義で解釈するものにすぎない。しかし、世論と民意という「砂上の楼閣」に乗って空中遊泳をしてきた小泉政権が民意を切り捨てる時、「メール騒動」の逆流はふたたび反転しだすだろう。アメリカ国内ではBSE感染の疑いのある牛が見つかっている。これも中川農水大臣のコメントだが「アメリカ国内の問題なので米国産牛肉輸入問題に直接関係ない」と聞くと唖然とさせられる。

明日は、文部科学委員会と法務委員会で質疑に立つ。

この記事をはてなブックマークに追加
コメント ( 0 ) | Trackback ( 7 )



« 議員陳情と談... 防衛施設庁官... »
 
この記事のトラックバック Ping-URL
 


ブログ作成者から承認されるまでトラックバックは反映されません
 
・送信元の記事内容が半角英数のみのトラックバックは受け取らないよう設定されております
※ブログ管理者のみ、編集画面で設定の変更が可能です。
 
 
政府は民意を受け入れよ (アッテンボロー)
沖縄タイムス3月13日朝刊より 県、政治的影響大と分析/岩国の住民投票 「負担へ
 
 
 
アメリカ産牛肉輸入再開絶対反対 (アッテンボロー)
米国で3例目のBSE感染牛か 2006年03月12日09時21分 asahi.c
 
 
 
拘束力もなく残り一週間で失効する結果でも、今回の住民投票の意義は大きい (ザ・のじじズム)
岩国住民投票 米軍移駐「反対」9割 政府、日米合意を優先(Yahoo!/産経新聞)は心強いニュースです。 == ここから転載 ========================(前略)開票の結果、反対票が四万三千四百三十三票と投票有資格者数(当日有.
 
 
 
民主主義へ向けての積み重ね「岩国市住民投票」 (grevoの視点)
厚木基地に所属する米軍の空母艦載機受け入れの是非をめぐり12日に行われた岩国市の住民投票は、投票率58・68%で成立し、反対票が有効投票の89%(移転案反対4,3433票
 
 
 
岩国市住民投票について考えた (言論の旅人)
■岩国市で米空母艦載機の受け入れについての是非を問う住民投票が行われ、投票した住民の9割が反対票を投じたようだ。それに伴って政府・与党から不満が出ているらしい。■なぜ岩国に米空母艦載機を配置するのかといえば、米空母艦載機の離発着訓練に使用するためだそうだ
 
 
 
岩国の住民投票、開票できて、本当によかったですね。 (とくらBlog)
 “住民投票へ行こう!!”Blogによると、    ☆開票結果(23時16分 100%開票)    受け入れに賛成  5369票    受け入れに反対 43433票    白票その他     879票    ☆投票率 58.68% という結果だったそうですが、
 
 
 
岩国市住民投票がもたらしたもの (徒然なるままに@甲斐田新町)
 『自分の故郷を侵略者に乗っ取られたくないなら絶対これを見ろ!!』