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今日は先日、3月13日の外務委員会で行った会議の仮議事録を掲載することにする。昨年から取り組んできた国連広報センター問題についての質問だ。この議事録は正式なものではなく、保坂展人事務所の責任で作成したものである。正確な議事録は、後ほど衆議院のホームページに掲載されるので了承願いたい。おそらく、読んでも訳がわからないであろう「税金の行方」をめぐる議論だ。

仮議事録ここから

○河野委員長 保坂展人君。

○保坂委員 社民党の保坂展人です。

昨年の十一月二十八日、当外務委員会において、私は、国連信託基金の残余金問題及び国連広報センターの不正経理の疑惑を取り上げました。河野太郎委員長が議場でこの二つの問題について委員会への報告を速やかに求めていただいたこと、そしてまた理事会や理事懇談会において外務省の説明を求め、資料を提出させ、さらに不十分な点について精査を命じられていることに感謝を申し上げたいと思います。

そこで、きょうは、この問題の一つの角度、実は国連信託基金とUNICの問題が交錯するところについて聞いていきたいと思います。

お手元にお配りをしているカラーコピーの上の方のグラフをごらんいただきたいんですが、実は国連広報センター基金というのがございまして、水色の円グラフで表示をしてございます。そして、二〇〇〇年以降、緑の資金が入ってきます。この緑の資金というのは開発協力信託基金、ここから入ってくるということなんですが、二〇〇三年と二〇〇四年は、本体のこの水色の基金、国連広報センター基金が消えて開発協力基金だけになってしまう、こういうことが起きている。そして、二〇〇五年からは再び、この緑色の開発協力基金がなくなって、従前からの国連広報センターの基金に戻る。

これについて私は外務省に何度も説明を求め、実は一月の十三日かの予算委員会で、これを聞きたい。これは西村大臣政務官に、この点を説明していないのでちょっと待ってほしいということで、私待ちました。一カ月と十日たって、もう一回予
算委員会で、この点を聞いてみたい。これも、ちょっと待ってほしいということで、待ちましたが、要は、これ、どういうことだったのかというのを簡単な図にして、チャートにして、何でこういうことが起きたのかということの説明を求めてきましたが、昨日来、どうも反応がよくない。

そこで、資料の二枚目に、何を求めているのかというのを番号を振ってリクエストしておきました。それについて、きょうの昼過ぎに、二ページ目以降の、非常に簡単な、一番の両方の基金、国連開発協力基金と広報センター基金の両方が発足されるときの覚書、これはいただきました。ここでわかるのは、この両方の基金とも、日本政府が国連に出費をするときにきちっと手続をして、使った後は日本政府が国連から報告を受ける、こういう内容だと承知をしています。

この二のところ、両方の基金がそれぞれどう出ていったのか、これはもう基礎的なことです。資料の三、四につけておきましたけれども、これは外務省のホームページを見れば出ているわけですね。ホームページを見れば、それぞれの年に幾ら出したか、総額くらいは出ている。今申し上げたように、その内訳については国連から毎年報告を受けているのでわかっているはずだ、について出してくれというのに、この小学生の宿題のようなことしか、これは役所の総力を挙げてやっているというのがこの結果なんですね。

これはちょっと西村大臣政務官に、一体どうなっているのか説明をしていただきたいんですが、そのポイントとして、なぜこの二〇〇三年、二〇〇四年は開発協力基金だけになってしまったのか、わかりやすく説明できますでしょうか。

○西村大臣政務官 非常に複雑な予算になっておりまして、今から御説明申し上げたいと思いますけれども、まず最初の理解として、この開発協力信託基金というものと、それからUNIC東京にありますUNICへの拠出金とは、まず別のものということですね。

最初に、この開発協力信託基金というものは、そもそも、国連の諸機関におけます政治、経済、社会、その他のそれぞれの分野における諸活動を促進しようということで我が国が提唱して設立されたものでありまして、主として、国連諸機関に勤務する邦人の職員、日本人の職員を支援するというために活用されてきております。これがまず、開発協力信託基金というものですね。これは、一九八三年、昭和五十八年にできております。

その予算があるわけですけれども、その予算を、ここにあります二〇〇三年、二〇〇四年、まずそちらの説明からしますけれども、十五年と十六年、十五年度、十六年度の二年間にわたっては、実は、背景がありまして、十三年度、十三年ごろにかけて、ずっと円高であったのが、今度は円安基調が定着してきたわけですね。円安基調が定着してきたために、これまで国連にいろいろ分担金を出すときに、円で出して、タイミングを見てレートがいいときにドルで国連に送るということをやってきたんですけれども、円安がどんどんどんどん進んできているものですから、支出官レートという政府が決めたレートで送るとリスクがとれなくなって、ドルで直接送るという、国際機関に対する外貨拠出に関する方針が変更されまして、そして、そのことを国連とも調整をしながらやっておりまして、この二〇〇三年の予算については、これまでどおり、UNIC東京の活動経費を含める形で開発協力信託基金拠出金という中に予算を計上し、そこからUNIC東京に支出をするということにしたわけです。

そして、十五年、実はこれは一年ずつ国連の年度と予算年度がずれておるんですけれども、これまたややこしい点なんですけれども、日本の会計年度の平成十四年度にできた予算、十四年度の予算というのは四月から次の年の三月までですけれども、その予算については、その翌年の十五年の一月から始まる国連の予算、つまり、一年後の一月から始まる国連の予算について適用、支出をするためのものだということで、一年ずつずれておるのでちょっとややこしいんですけれども。

したがって、この二〇〇三年の予算については、この緑になっているところについては、まず、国連開発協力信託基金からお金がUNICに行っているということですね。二〇〇四年も同様なんですけれども、二〇〇四年については、一定の残高がその基金にあって、かつ予算、財政状況が非常に厳しくなってきたということで、この基金の残高から使ったということで、二〇〇三年、二〇〇四年はいずれも緑になっているわけですね。

ただ、この高さが違うのは、二〇〇三年の上の部分と、二〇〇二年の上の緑の部分もそうなんですけれども、先ほど申し上げたとおり、開発協力信託基金は邦人職員の活動を主として支援して国連の活動を広く推進しようということですので、そのプラスアルファのプロジェクトとして、二〇〇二年の上の緑の部分、それから二〇〇三年の二〇〇四年よりも多い部分については、プラスアルファで開発協力信託基金のお金を使って上乗せをされているということになっております。

二〇〇二年、二〇〇一年に緑から入っておりますけれども、緑からというのは開発協力信託基金から入っておりますけれども、恐らくこれもプラスアルファの、UNICに対して、国連の諸活動、邦人職員の支援のために使うための予算として、プラスアルファ、プロジェクトに対して支援がされたものと思いますけれども、ちょっとここのところは確認をできておりませんので、詳細を確認したいと思います。

いずれにしても、大体同じ高さに青い部分がなっている。二〇〇三年、二〇〇四年についても、その下は緑になっていますけれども、大体同じ高さの青い部分については、この二年間やり方を変更したことが、二〇〇三年、二〇〇四年については、開発協力信託基金の残高があったこと、財政状況が厳しいことを踏まえてここに緑を使った。平均的なところより上の部分は、開発協力信託基金のプロジェクトとしてプラスアルファでこの部分がUNICに行ったということであります。

○保坂委員 外務大臣、おわかりですか、この説明。今一生懸命西村政務官が説明していただいたと思うんですが、大体二〇〇四年でこの緑の部分は終わっていますよね。二〇〇五年から、またUNIC東京の基金が復活をしておりますよね。昨年度でたしか日本円にして五千万円程度の残余金があるんですよ、開発協力基金で。では、なぜそこの部分を使っていかなかったのかという疑問も残ります。

それから、私どもの文書質問で、一ページ目の三で「過去のある時期、国連広報センター基金は国連協力開発基金から支出されていたのか。」、そういう話を口頭で外務省はなさるものですから、では、「その理由と経緯について文書で説明されたい。」と。そうだとしたら、つまり、この緑と水色になる前の過去の時期、実は国連開発協力基金からUNIC基金が出されていたということがあったとしたら、同じように処理をするということをなぜ続けなかったのかという疑問も残るわけです。

これについては外務省は書いているんです、プリントで。二ページ目の三、過去のある時期、開発協力信託基金から国連広報センター信託基金に支出されていましたが、その理由と経緯については国会答弁にて説明しますとあるので、何でそんなもったいぶっているんだという感じなんですが、いかがでしょうか。

○西村大臣政務官 先生御指摘のとおりでありまして、この緑の部分は、少なくとも、我々、二〇〇二年以降は確認はできておりますけれども、二〇〇〇年、二〇〇一年、この上乗せした緑の部分というのは恐らくプロジェクトであろうと思いますけれども、これはまだ正確には確認できておりませんのと、それ以前については正直申し上げて確認ができておりません。

これは、御案内のとおり、予算については、過去十年間の予算は保存義務がありますので保存し、執行については過去五年分のことについて保存するという義務があるものですから、実は、この以前のものについては預金通帳なりをしっかりチェックしてみないといけないものですから、それ以前のことはなかなか把握しにくいというのが現状でありまして、ここまで時間がかかっておりますこと、これはおわびを申し上げたいと思います。

非常に複雑なことをこの二〇〇三年、二〇〇四年は為替の変更とともにやったのと、残金があったということを含めてやっていますので、そういう経緯になっていますけれども、二〇〇五年以降については、当時の経緯もよくわからない部分はありますけれども、非常に複雑なこういうやりとりをしてやや不透明になっている、先生御指摘のとおりでありまして、開発信託基金から回したり、不透明なことになっているということで、毎回国会の審議を経ようということも含めて、透明化を図る観点から、UNICへの拠出金ということで新たに予算をこの次の年から、二〇〇五年から要求をして、国会の審議を経ているということであります。

○保坂委員 中曽根外務大臣に伺いますが、私は聞いていてもよくわからないんですね。これは、先ほど確認しましたように、日本政府が一〇〇%拠出している基金なんですね。そして、国連からはこういうふうに使いましたと内訳の報告を受けることになっているんです。受けることになっていればどう使われたのかは大体把握されているはずで、国連の方もその記録も残っているはずです。

今、この外務委員会で先日来問題にしたのは、八億円もあったんですよ、基金に残しておいたお金が。それで、とりに来なさいと言ってもとりに行かなかったという問題を指摘しましたよね。どうも一回基金で出しちゃうと外務省のいわば自由に、右から左へと、ここがあるからこっちにつけようか、ではこのUNIC基金の方は別のところに使っておこう、こういうことがあるんじゃないかと実は私は疑っているわけですよ。

これは二カ月にわたって図で説明してくださいと求めているんですが、一枚もつくれないんですよ。優秀な外務省の職員の方たちが夜なべでやっていますということなので、総力を挙げてやっていますというので、何が出てくるかと思って楽しみにしていたら、この何かエクセルのしようもない表が出てきただけということなので、大臣の方からぜひ、わかるように、何で基金が二つ入り組んで、何がどうなっているのかきっちり説明しろと指示をして、この委員会に提出を約束していただけますか。

○中曽根国務大臣 今、西村大臣政務官から説明がありまして、ここにいらっしゃる方々もよくおわかりじゃないと思うんですね。いろいろ理由があったと思いますけれども、確かに非常にわかりにくい。私もなかなか理解しがたいんですけれども。

そういう拠出の仕方をしているということで、これは今委員がおっしゃいますように、疑われることのないように、そして説明がちゃんとできるように、透明性あるような形になるように、外務省としてもちょっと研究をしたいと思います。

○保坂委員 時間が参りましたが、河野委員長にお願いですが、こうやって大臣もきちっと出させるという方向で答えていらっしゃいますので、ぜひ、スピードと、正確なものをなるべく迅速に出して、この問題をしっかり、何があったのかと解明できるように、またさらなる御努力をお願いしたいと思います。

これで終わります。

○河野委員長 外務省におかれましては、この問題、速やかに精査の上、御回答をいただきたいと思いますし、また、執行記録が五年しかありませんということで、この問題の調査に著しく障害となっておりますので、外務省の文書の保存期間について、外務省ももう一度見直しをしていただきたいと思います。

仮議事録ここまで


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