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 衆議院・参議院の新議員会館が完成し、引っ越しが始まっている。従来までの議員会館が狭小だっただけに、秘書スペースや小会議室も備えた国会議員の仕事の拠点が充実した議員会館に入れなかったことは個人的には残念だが、新議員会館を「国民の代表としての仕事」にもっと生かしていただきたい。ところで、今日の東京新聞に「巨費かけた新議員会館 シックハウス被害」という記事が出ている。

〔引用開始〕

巨費かけた新議員会館 シックハウス被害(東京新聞

被害を訴えているのは、民主党政調会長代理の桜井充参院議員。桜井氏は七月下旬、新しい衆院議員会館を初めて訪ねた際、気分が悪くなった。桜井氏は同症候群に悩まされてきたが、新会館は「(他の新築よりも)化学物質のにおいがきついと思った。特に廊下は空気が抜けるところがない」と指摘。他の議員に大幅に遅れて五日に引っ越す予定だが、桜井氏本人は議員宿舎を拠点に活動するという。

 民主党の平野達男参院議員も「今は感じなくなったが、最初は目が痛かった」と証言。秘書の間からは「においは気にはなるが、あきらめている」との声も上がっている。

 においは室内の書棚や机、じゅうたんなどから出ている。外気口は小さく、部屋の密閉度は高い。
 参院側は、桜井氏らの問い合わせに「国の指針値を超える濃度の化学物質は検出されていない」と説明。ところが、衆参両院は本紙などの指摘を受けて急きょ、三日から十二日までの十日間、両院の議員会館でにおいを早期に除去するため、夜間も空調機を運転し換気することを決めた。

〔引用終了〕

 本来なら「シックハウス」や「化学物質過敏症」に対しての機敏な対応をしていかなければならない国会議員の日常的な仕事の拠点で、新築建築物の中に残留する「化学物質」に反応して、桜井議員のように身体の不調を訴える人が出てくる。桜井議員のブログを見てみよう。

〔引用開始〕

桜井充公式ブログ

話は変わるが、新しい議員会館が出来上がり引っ越しすることになった。広くなったことに対して問題視する人たちもいるのだが、私の事務所のように、多い日は私を除くスタッフが4人の時もあり、狭い部屋で、これまでスタッフの人たちには苦労を強いてきた。そういう意味では、ありがたいことだと思うし、是非現場を見にきていただきたいとも思う。

 広くなったことは良いことなのだが、昨日とある議員の部屋に行ってみると、すぐに具合が悪くなった。シックハウス症候群である。どのような材料を使ったのかわからないが、最近、ここまで酷い化学物質の臭いのする新築の住宅に入ったことはない。

 この調子では、私は当分新しい会館に入れそうもない。8月上旬に引っ越す予定だが、とりあえず、それまで換気扇を回し続けたいと思う。さらに、私だけではなく、この新会館で働いて、化学物質過敏症になる人が出ないように祈っている。

〔引用終了〕

 桜井議員は以前から「化学物質過敏症」に悩んでいると聞いてきた。会館に入った多くの人の身体に異変がなくても、かつてから敏感な人、シックハウス症候群を経験した人などは、大きなダメージを受ける。また、残留する化学物質の濃度によっては、新たな身体不調の症状を訴える人が出てくる
可能性もある。以前、新首相官邸が密閉性が高くて内部に入ると「目がチカチカする」などの声が出ていたことも印象に残る。

(参考→)「シックハウス症候群とは」 

 選挙期間中に、化学物質過敏症の勉強会を多摩地区で開催したら、小さな子どもを持つお母さんたちを中心に、多くの人たちが参加した。化学物質過敏症や電磁波過敏症の症状に苦しむ人たちの証言も聞いた。「外に一歩も出れなくなってしまった。仕事にも行けないから会社を辞めなければならなくなった」「集合住宅に住んでいるので、下の部屋で合成洗剤を使った洗濯機がまわりだすと途端に調子が悪くなった」などの声が続いた。

 私は、政治の場が出来ることは何かという質問に答えて、

①厚生労働省による緊急実態調査 厚労省は化学物質過敏症に苦しむ人たちは推定70万人としているが、より詳細な実態は把握が急務ではないか。

②発症して通勤不可能になった人たちに対しての対策(医療保険・労災保険等の適用の検討)

③治療方法の研究 現状では確たる治療法がないと言われるが、官民の智恵を集めて治療方法の研究を国が責任を持って行なう必要がある。

 などのことを、話した。また、議員会館会議室を使った市民勉強会なども超党派の対策を進める上で有効だとも言ったが、その新議員会館に化学物質の残留物が漂っているのだとしたら、会議の場としては適当ではないということになる。国会議員が仕事をする議員会館で起きたことを契機に、ぜひ取り組みを強めてほしいと思う。

(※「化学物質過敏症」と「シックハウス症候群」はイコールではない。
→「参考」化学物質過敏症とシックハウス症候群を考える シックハウス症候群との違い

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