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昨日は北海道札幌市札幌市民ホールで『今なぜ、脱ダムか。公共事業をチェックし続けて』(市民自治を創る会主催)と題する講演を行った。約70人の市民が熱心に耳を傾けてくれた。北海道でも平取ダム、サンルダムなど国の直轄事業に対しての議論が高まっていて、講演会に先立って「大型公共事業のあり方を見直し、道路や橋の改修・補修やガス管・水道管の交換など必要な生活関連の公共投資にシフトしていく提言をしたい。また、経済・雇用対策としても必要だ」と述べた。

 八ッ場ダムの水質問題は、北海道でも朝日新聞の一面トップで報道されていて、中和工場と品木ダム、そして無限に続く浚渫作業については関心が高かった。また、八ッ場ダムの近くには活火山の浅間山があり、噴火によるダム被害も予想しなければならないことや、ダム予定地の地層が不安定で地滑り多発地帯であること。一方で、八ッ場ダムの水質がよくないのに対して、戸倉ダムを中止したいきさつや、その直後に八ッ場ダムの総事業費があがった(2100億→4600億)ことは、どうしても八ッ場ダムを推進したい事情があったことをうかがわせる。戸倉ダムを中止した理由のひとつに「水没する人家がないから」という埼玉県の見解には驚く人が多かった。

 これからは函館で教育問題のシンポジウムとなる。今回の政権交代は、明らかに「日本という仕組み」の変更をもたらすものだ。教育現場だけが、その変化の波を受けないというわけにはいかない。教育現場は、06年秋に登場した安倍政権の「教育改革」によって疲弊し、迷走を重ねてきた。「闘う政治家」を掲げる安倍元総理は教育基本法改正を突破口として、教育3法で「国家が教育を管理する」体制を再構築して、次の憲法改正につなげようとして失速した。

 しかし、日本版ネオコン派議員が槍玉にあげた「国家」を上位に抱く「規範意識」の欠如が教育の問題点だとする主張は、およそ木を見て森を見ない議論だった。結局、学校現場に校長をトップとするヒエラルヒーを持ち込み、「物言えば唇寒し」という状況をつくることで、教師たちを萎縮させる体制は、創造的な工夫や熱意に満ちた授業をやりにくくした。

 職員会議で挙手も出来ない教員たちが、どうして教室で民主主義のイロハである「多数決と少数意見の尊重」など子どもたちに積極的に発言をさせる教室空間がつくれるだろうか。まずは、石原都政を先導役として、教育現場を凍らせていった間違った政策を正していくべきだ。

札幌からの特急『スーパー北斗』に揺られて、ここまで書いたが目が疲れてきたのでこのへんで終わる。もうすぐに着く函館に行くのは初めてだ。どんな街だろうか。
 







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