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まるで悪夢のような事態が進行している。福島第1原発では、1号機と3号機が水素爆発で建屋が吹き飛び、2号機は昨日、燃料棒が露出して海水を注入して冷却につとめたが、水が入らなくなり朝、爆発があった。格納容器の損傷もありえるという。そして、運転休止していたはずの4号機では火災が発生し、使用済み核燃料プールが高温となり発生した水素爆発の可能性が強いという。そして、放射線レベルも深刻な数値を示してきた。

〔引用開始〕

福島第1原発4号機で火災 放射線量が異常値  
最大400ミリシーベルト 施設内「人体に影響ある値」

2011/3/15 12:45日本経済新聞

<form class="JSID_basePageMove JSID_baseAsyncSubmit cmn-form_area JSID_optForm_utoken" action="/async/usync.do/sv=NX" enctype="application/x-www-form-urlencoded" method="post"> 東日本巨大地震で被災した福島第1原子力発電所から大量の放射性物質が出ている。15日午前、施設内で1時間あたりの放射線量が400ミリシーベルト(1ミリシーベルトは1000マイクロシーベルト)を示した。定期点検中で止まっていた4号機の使用済み核燃料が収まっている建屋で水素爆発とみられる火災があった。2号機では格納容器下部にある圧力抑制室が破損した。菅直人首相は、半径20キロ~30キロメートル圏内の住民に屋内退避を求めた。米スリーマイル島事故に匹敵する原発史上まれな大事故になった。</form>

  枝野幸男官房長官は15日午前の記者会見で「(放射線量が)これまでとは桁違い。人体に影響する可能性の数値だ」と語った。福島第1原発施設内の放射線量は急上昇している。枝野長官によると、15日午前10時22分時点のモニタリングで、2号機と3号機の間で30ミリシーベルト、3号機付近で400ミリシーベルト、4号機付近で100ミリシーベルトが観測された。

 400ミリシーベルトの放射線量は一般の人が自然界から1年間にあびる限度量の400倍にあたる。茨城県や東京都、神奈川県など関東地域でも日常では考えられない放射線量が検出されているが、人体に影響を及ぼすレベルよりずっと少ない。

 東京電力によると、4号機で午前6時ごろ大きな音が発生し、火災が起きた。地震発生時に4号機は定期検査中で止まっていた。ただ、建屋内のプールの中に使用済み核燃料が収納されていた。プール内の水が高温になり水素が発生し、これが爆発の原因となった可能性がある。放射線量の上昇は「4号機の影響が大きい」としている。

 現在、水の中かどうかは不明で、使用済み核燃料が露出していれば放射線が出る。東電は火が消えたことを12時すぎに確認した。

 一方、2号機は圧力容器内の水が少なくなり、14日午後11時から燃料棒がすべてむき出しになる「空だき」の状態にあった。15日朝、爆発音が聞こえたあと、通常、3気圧に保たれている圧力が1気圧に下がっており、格納容器の一部である圧力抑制室に穴があいている可能性が極めて高いという。圧力が下がったことに伴い、圧力容器内の水位は一部、回復した。

 福島第1原発では12日に1号機、14日に3号機が水素爆発し、原子炉建屋が壊れた。ただ、格納容器は無事で、放出された放射性物質はごく微量にとどまっていた。

<form class="JSID_basePageMove JSID_baseAsyncSubmit cmn-form_area JSID_optForm_utoken" action="/async/usync.do/sv=NX" enctype="application/x-www-form-urlencoded" method="post"> 〔引用終了〕</form>

 これ以上の最悪な結果を招かないように冷却にあたる関係者の懸命の努力が実ることを待ちたい。大地震・大津波と原発重大事故というダブルパンチに見舞われた東日本が、困難な壁を打ち破ってたくましい再建の道をたどるためにも、今回の原発重大事故の被害をなるべく小さくするためには、なるべく早いタイミングで正確な情報が必要となる。とくに今日に入って、第1原発1~4号炉で同時進行している危機的状況がどこに向かっているのかの情報が少なくなっている。

 原子力資料情報室では随時、記者会見を開くという。また、記者会見に入る前は音声を消した映像だけを流す。何が起きているのかを知るために貴重な情報源だと思う。→ 15時過ぎから生中継が始まっている。(アクセスが集中し途切れだちだが)

 「原発と地震」について早くから鋭い警告をしてきた広瀬隆さんは今こそ発言や見解を聞きたい人だが、メディアに登場していない中で、こんな発言を友人が紹介してくれた。

デイリースポーツから引用開始〕

広瀬隆さん 電力不足危機あおる東電に憤り
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 東日本大震災で、東京電力福島第1原発が爆発事故を起こし、東電は「計画停電」を実施した。原発の危険性を告発し続けてきたノンフィクション作家広瀬隆さんに事態をどう受け止めたか聞いた。

 何よりも心配なのは、被ばくに関する情報だ。発表するのは1時間当たりの放射線量。それを1年間に浴びてもいいとされる線量などと比較して、すり替えている。呼吸による内部被ばくの可能性も高い。住民の被ばくを防ぐことが最優先課題だ。

 停電にしても、首都圏に集中する中央官庁や産業界が節電すれば、止めなくても大丈夫なはずだ。水道や病院、救急態勢に優先的に送電しなければならないのに一体、何をやっているのか。

 東電は「電力が不足する」と危機感をあおって「もっと原発を造らなければならない」という方向に持っていき、原発の必要性を市民の頭に刷り込みたいのだろう。今後を見据えて、いろいろな戦略を練りながら巧妙に対応しているはずだ。本当に腹立たしい。

〔引用終了〕

計画停電と言いながら、茨城県や千葉県の被災地の電気が消えてしまうというのは、信じがたいことだ。地震・津波の被害にあっていない地域を選ぶのが当然の判断だ。各地の友人たちから「震災支援」「原発対策」の電話が入る。ひとつひとつは紹介出来ないが、重要な情報提供がいくつかあった。ひとりひとりの力は小さいけれど、連携を密にして出来ることを極力探っていきたい。

〔追記〕

先刻、静岡県東部を震度6強の地震が襲った。東北地方の太平洋岸にまたがる巨大地震、そして長野・新潟にまたがる地震、そして、東海地方に震源は近づいた。「浜岡原発は問題なく操業中」とニュースで聞いてぞっとする。もっとも弱い地盤に立ち、地震災害の危険性を繰り返し指摘してきた浜岡原発をただちに一時停止すべきではないか。

 ここで原子力資料情報室からのメッセージを紹介しておきたい。

〔引用開始〕

福島原発の危機について私たちは考えます
原子力資料情報室からのメッセージ
2011.3.15  

 
1 福島第一原発及び同第二原発の今回の事故は、原発の設計条件においては考えられていない想定外の過酷事故であり、極めて深刻な事態が続いています。

2 この影響を避けるためには、原発から距離を置くのが最も有効な手段です。可能であれば、福島原発から、できるだけ遠くへ離れることがベストです。移動できない方は、建物の中に入って、外気に極力触れないでください。雨には絶対に当たらないように気をつけ
てください。

3 「何キロまで離れれば安全か」について判断することは容易ではありません。この判断のためには、放射能レベルと気象条件についての正確な情報が必要であり、さらに、今後何が起こりうるかについての的確な予測が必要だからです。これまでの政府・東京電力の
情報提供は極めて不十分であり、この判断のために必要な情報を、正確かつ迅速に提供するべきです。

4 現時点で、私たちが把握している事実は以下のとおりです。

(1) 福島第一原発2号機は、核燃料の冷却能力が十分でなく、核燃料が長時間にわたって露出している状態です。格納容器からは、数日前から、圧力を低下させるため、放射性物質を含む蒸気を放出しており、加えて、放射性物質を閉じ込める最後の砦である格納容器の一部である圧力抑制室(サプレッションプール)が一部損傷を受けたため、これによって、さらに放射性物質が放出されています。今後も、炉水位の低下及び格納容器の損傷によって、さらに多量の放射性物質が放出される可能性があります。

(2) 福島第一原発1号機及び3号機でも、核燃料の冷却能力が十分でなく、格納容器からは、数日前から、圧力を低下させるため、放射性物質を含む蒸気が放出されております。現在、海水注入がされていますが、2号機と同様の事態に至る可能性があります。

(3) 福島第一原発4号機~6号機は、地震時には定期点検中で運転されていなかったにもかかわらず、同4号機では使用済み核燃料プールが水位低下したことによって水素爆発が発生したとされています。この事実は、4号機~6号機の安全も、絶対のものでは
ないことを示しています。


(4) 福島第二原発1号機~4号機も、冷却能力の不足が懸念されていました。東京電力の発表では、4基とも冷温停止(100℃以下)で外部電源も確保されているとのことでありますが、一部温度が上昇したとの発表もあります。今後も長期間継続して冷却し
なければならず、注意深く監視していく必要があります。

(5) 福島第一原発は6基の、同第二原発は4基の原発が隣接しており、1基の原発に発生した事故が、他の原発に影響を及ぼす可能性が高く、今後、事態がさらにより深刻なものになる可能性もあります。

〔引用終了〕



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