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逵(つじ)志保のページです

北海道はでっかいどう!2012年夏家族旅行その2

2012-08-16 01:21:40 | シホのホ(雑記帳)
「またまた美味しい旅してるじゃない!」と、この「ほるほる」を食のブログと勘違いしている?みなさまから声かけられ、
いやいやここからが美味しいんですと、その2を始めます。

10日、家族4人での写真はなかなか撮れないからと、ワタルのカメラでタイマーをかけて何枚か撮った後、
9時にはワタル(本日は集中講義)と別れ、富良野へ向かう。


ワタルまたねー!

今春、お金に羽が生えている漫画のような絵が見えるような日々の中で送り出したワタルが、
この北の大地で実に生き生きと暮らしている姿を間近で見て、
こうして送り出せた自分たちにも拍手したい気持ちになった。
これからの数年はかなりの頑張り時だけれど、そうして自分たちができることは
なにものにも代え難い喜びでもあるように思う。

北海道は広い!
釧路からはまた道東自動車道で走り(その入口までが先ず長い!)、途中で降りて北を目指す。
激しく降ってきた雨をワイパーで散らしながら、トイレ休憩もせずにひたすら走って、
12時、ようやく映画”ぽっぽや”のロケ地になった幾寅駅のある南富良野に到着。
ここで昼食をと思ったら、良いところで「石釜ピザ」の文字が目に入る。
迷わずグリル青山農場(北海道空知郡南富良野町字幾寅)に入る。
お店の作りもおしゃれだけれど、営業時間が11時~15時というわずかな時間でこの雰囲気。
ただものではないとおもったら、北海道ミシュランガイドに載った店だとあとで知った。
おすすめのラザニアと特製ベーコンのピザと4種のチーズのピザを注文。


こんなにベーコンの味が利いているピザは初めて!

一品一品が美味しいだけではなく、私たちの食べっぷりを見ながら良い頃合いに
一枚ずつ釜に入れてくれる心遣いなども嬉しくて、最後にプリンまで食べてしまった。
みなさん、この辺りに出かけることがあったら、是非食べてみてください!

と満足して、再び車に乗り込み、本日のペンションへ入る時間を見ながら、ナビの目的地を再考。
そうだそうだここまで来たら「北の国から」麓郷の森でしょう。
かつて私は徐福伝説のシンポジウムをしながら伝承地をめぐるという企画にご招待いただいたとき、
日本各地をまわっていく時間的拘束にどうしようかと迷っていたとき、
そのイベントの北端が上富良野町であることをしり、即決したことがあった。
北海道を知らなかった私は、富良野に行ける、北の国からのロケ地が見れると嬉しくなったのだった。
・・・ところがそれは富良野市で、上富良野町の会場からは車で1時間ほどかかることが来てみてわかった。
ああがっかりと思っていたところ、一緒に参加していらしてその一部始終を知った八丈島のSさんが
「ここまで来たんだから空き時間みつけていこうよ」と言ってくださった。
そして夕食の会までの時間に本当にタクシーを頼んで連れていってくださったのだ。

あれは11月、積もってはいなかったけれど、雪が降り始めていた。
タクシーの運転手さんは、ここがラーメン食べたところとか、ここで川に落ちて・・・なんて
ストーリーに合わせた案内をしながらすすんでくれる。
きたぞ!五郎の家!・・・と思ったら、大きな木の扉がもう閉まっていた。
見学できるのは日没までと書いてあった。もうあたりは薄暗い。
ああ、せっかくここまで来たのに。扉のところでうなだれていると、
事務所のところからおじさんが出てきて、「遠くから来たんかい。電気が無いから見えるかわからないけれど、
入って」と言ってくださって、お金もとらずに中に入れてくださった。
雪明かりが結構道を照らしてくれて、いわれた通りにすすむ。
見えた!近くまでは近づけないようになっていたけれど、本物の石の家が見えた。
もう感激で感激で入口まで戻ってくると、さっき開けてくださったおじさんが缶コーヒーを持って立っている。
「冷えたっしょ」と缶コーヒーを渡してくれた。
北海道はあったかいどう!そんな感激の思い出の地だ。
(いや感動はまだあって、その帰り道にSさんが「実は北の国からを見たことが無いからよくわからないんだけれど、
こんなに喜んでるところをみると、いいドラマなんだね」とおっしゃったこと。
ただただ私の「行きたい!」を実現させてくださったのです!ありがとうSさん)

と横道にそれてしまったけれど、その私以上にサトルはファンで、脚本を全てそろえていたし、
たしか理想は蛍ちゃんだったはず。これはもう麓郷の森ははずせないでしょう。
置いてけぼりにされそうなサホだったが、ここは最近の再放送をちらちらと見ていて、
話について来れたので、いざ「北の国から」の世界へ。

前に来たときと違って番組が終了したため、実際に家の中にも入ることができるようになっていて、
これは新たな喜びがあった。

そこからは「ファーム冨田」で花畑を見たり隣でメロン食べたり、お土産買ったりと楽しみ、
車で20分ほどで本日宿泊のペンション。
丘の旅舎 大地の宿じょう舎(北海道空知郡上富良野町西7線北26号)へ。

実は今回、はじめはワタルも連れて4人で富良野方面を訪ねようとしていた。
ところがワタルの集中講義が重なることがわかりキャンセル。
そのあとワタルがバイトをこの日に入れたいというので、ならば3人で行こうと再びインターネットで検索。
知ったところが無かったので、口コミやHPをあれこれ見る。
すると結構こだわりもありそうで、それでいてすこぶる評価の高いところがあった。
しかも安い!
「ペンションに泊まりたい!」のサホの声に応えてここに決めた!
さて、どんなところだったか?


この写真のテーブルの向こうの景色を見ただけでわかりませんか?
さりげなくいろんなところに心遣いがあって、
じょう舎のご夫婦はなんだかとても気のあいそうな素敵なお二人で、
本当はもっと晩にでもお話しできれば良かったんだけれど、
何しろ部屋がめちゃくちゃくつろげて、良かった良かったと言ってるうちに深く深く寝てしまったのでした。
豪勢な食事ではないけれど、人をあったかい気持ちにさせてくれるホッとする料理をいただきました。

11日、もう一日泊まれたらきっともっと満喫できるんだろうなあと後ろ髪引かれつつ、
サホは友だちとまた来たいと言い、私たちもまたきっとここに来ようと言って8時過ぎには出発。
今日は旭山動物園に行きたいので、混む前に入ることにしたのだ。
途中、美瑛の「ぜるぶの丘」で写真を撮ったりしながら開園前に動物園に到着。
久々に動物園を満喫して昼には出発することにした。

高速道路に入る前にとナビでラーメン屋を検索したら、出てきたのはくさび(北海道旭川市東鷹栖3条3丁目636-12)
外見はごく普通の店なのだけれど、北海道の2009年みそラーメン部門でグランプリというお店だった。

黒みそラーメンを注文!
チャーシューとともにかなり美味しかった。

もう食べられません、で高速道路を走り、途中、砂川ハイウェイオアシスで〆のつもりでメロンを食べ、
一路新千歳空港へ。
〆は空港内でも続き、海鮮丼を食べてから(私はここでゴール)、
飛行機の搭乗アナウンスが聞こえても、サトルとサホはラーメンをもう一度食べたのでした。

久しぶりの家族旅行、みなしっかり太って帰ってきました。
きっとまたこのコースを辿る気がして、今回はかなり細かくお店を載せておきました。
長文、読んでいただいてありがとうございました。

おまけ

食べ過ぎでサホはとうとうチョコレートに!



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3 コメント

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Unknown (mikantann)
2012-08-16 15:35:28
わたるくんの頑張ってる姿、大いに楽しんでる姿見れてよかったね。
北海道、いいなあ・・・こんな雄大な土地で学生時代が過ごせるなんて最高♪ですね。シホちゃんも仕送りし甲斐がありますね。
私も北海道また行きたい!と思っちゃいました。
お寿司屋さんも焼肉屋さんもめちゃおいしそう・・
おまけに、このじょう舎やさんもいい。大草原の小さな家みたい。いいなあ・・と思いじゃらんで見たら、さっそくシホちゃんの書き込みが・・(笑)
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太ったー (シホ)
2012-08-16 22:20:43
mikantannさん、こんなことでもなきゃ北海道に行くこと無かったんで、ほんとよかったです。
でもなんかもう、いま足の裏が痛いんです。自分が重くて!
あと一ヶ月もしないうちに中国なのに、これでは大変なことになりそうです。

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ネタ・・ (satoshi-k)
2012-08-20 23:42:38
子どもをネタにして食を極める! さすがホルホル・・
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