諸葛菜草叢記

 "窓前の草を除かず“ 草深き(草叢)中で過ごす日々の記

梅雨入り 葵(あふひ)花咲く

2017-06-10 16:43:31 | 日記

  葵は、小アジアから中国原産で、古来より、日本に入って来ておりました。

 中国からの社会体系・仏教・儒教の伝来はもとより、それ以前の大陸との交流が

 盛んなおりに、鑑賞用 或いは ”薬用”として渡来したのでしょう。

 「万葉集」には、早くも登場する。花の容姿が、人目をひいたのでしょう。

 「梨棗(なしなつめ)黍(きび)に粟(あわ)つぎ這う葛(はうくず)の後も      

  逢はむと 葵(あおい) 花咲く」 (巻16-3854)

  ※ 訳 「梨、棗、黍、粟と次々に実っても今は会えないけれど、伸び続ける

   「葛のように後にでも逢うことができるように、葵(逢う日)の花が咲いて

  おりますネ~。」 

       

   我が庭先の畑の雑草中に、いつの間にか、立葵の群落が出来上がっていた。

   紅、紫、白、ピンクと花も多彩で、一斉に咲くと迫力満点である。

   しかし、近頃では、わざわざ、庭の花壇に植え込んだとい言う ”お噂”は      

   とんと聞かなくなった。

   路地の狭い空間、畔の片隅で、 見かけるほうが、多くなった。

        ------<つゆのあとさき>------ 

      

     

   咲き昇る 花序 くれないに立葵 雲を背負いて 荒れ草の中   夢 蔡

    

   葵は、オクラ、ハイビスカス,フヨウ、たちと仲間である。写真のものは、

   花のついた茎が高く直立するので、「タチアオイ」(牧野植物図鑑より)と

   名付けけられております。

    5月下旬、1~2輪の花をつけ始め、6月、盛んに立ち昇り咲きだす頃が、      

   TVのお天気お姉さんの ”梅雨入り”を宣言する頃と一致いたします。

   先日、<梅雨に入りました。>と宣言した途端に、晴れ続きで、       

   ”これは、異常気象のせい”です、とか言っておりました。

  

  

   梅雨の晴れ間に、ハナアブが、花芯にとりつきました。花粉にまみれて、

   花の奥の”蜜”を吸っているようです。しばらくして、他の花に飛んで行き    

   ました。植物と昆虫の”共生”の完成であります。

         

          揚羽蝶 また戻り越し 葵かな   洛山人

             

           ーーーー< 終わりに>-----

     ーー「 利尿薬として効用あり 」(薬草カラー図鑑より)

        開花時の花を摘み、よく乾燥させる。同じく、根も開花時に採取、

        水洗いして日干しにする。

        <利尿に>--花 4~8gを 1回量として、水300ccで半量に、

         煎じ服用。根は10~15gを、水300ccで1/2量に煎じて。

       「 万葉人も、 こんなことしてたのかしらーーー  」

 

  雲おもき 空にすっくと 立葵 梅雨入り宣言 いさぎよきかな   夢 蔡  

 

            ----<了>-----

 

     

   

    

 

                     

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