私は「泣ける○○」(泣ける本。とか泣ける映画。とか)というフレーズが嫌いだ。たいてい誰かが死んだり、誰かが犠牲になったり、それらしい文句を言う。
どうもそれが「泣かされている感」がして、ちょっと冷めた目で見てしまう。「はいきた、ここが泣き所かい!?」とか思ってしまう。全くへそまがりだ・・・。
そんな私だけど、数年前に開くと100%の泣くという本に出会った。

「おかあさんとあたし。」
はじめてこの本に出会ったとき、恥ずかしながら本屋で立ち読みしているにも関わらずどうしようもないくらい号泣してしまった。
内容的には一体どこで泣くんだろう?というような感じで、
例えば、
・チラシの裏紙に油性ペンで落書きしてたら机に跡がついてしまって怒られた、とか
・掃除機でほっぺたを吸ってもらったら真っ赤な跡がついたとか、
・お母さんが向こうに言っている隙にたんすやこたつにかくれてた
とか、子供の頃やったなあっていうエピソードをイラストにしているだけなのだけれど、それがどうしようもなくぐっときて泣けてくる。
今思いだせばくだらないことの連続でしかないかもしれないけれど、こどもの自分にとっては自分ではどうすることもできないすべてだった。そのすべての中で、私たちはたくさんの発見をして笑って怒って泣いていた。
あまりに当然として過ぎていった日々が、実はとてもキラキラしていたのだと思い出させられてしまうのが思わず泣いてしまう理由のひとつなのかな、と分析したりしてみる。
いや、おそらくこういう理屈は野暮だな。
ただただ胸がキュンとときめいていつの間にか泣いてる。なにか心の琴線がふわーっとゆれたような気分。
あと、最近、同じように胸がキュンとなって泣いてしまう動画を教えてもらった
↓
JR東日本 20周年 新幹線YEAR キャンペーンCM
JR西日本圏だもんで全然このCMのことを知らなかったんだけど、とてもぐっとくる。ぐっとこみ上げるものがあって、同時に心の中を風がすーっと通り過ぎる爽快感がある。だいたい新幹線見てどこで感動するんやって思ってしまうけど、見た後は本当に「明日もがんばろう」って思うのでたいがい不思議だ。
不思議だけどこの気持ちは大事にしたいのだ。