事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

図書館ってなに?PART4

2017-04-21 | 社会・経済

PART3はこちら

ここで考えてみる。自治体はなぜ図書館を整備するのだろう。実は本気を出せば金食い虫であるあの施設(と蔵書)をつくる義理はさほどないように思える。その分を、橋を作ったり保育園を充実させたほうが住民はよろこぶのではないか?

ある意味、それは正解だし、大いなる誤解でもあると思う。

もしもわたしが、二つのうち、自分が好きな方の街に住んでいいと言われたら、文句なく図書館が充実している街を選ぶ。住民に娯楽と学びの機会を用意しようと考えている街の方が、住んでいて気持ちがよさそうだ。

その意味で、武雄市長が街の売りとして図書館を選択したのは(まあ、TSUTAYAとの関係がズブズブだったからかもしれないけれども)ある意味慧眼だ。結果が伴わなかったのは動機が不純だからでしょ。箱物の美しさと同時に、実は図書館はなかで働く司書の存在が大きいわけで、そこを軽く見たのが致命傷だったか。

なぜわたしが図書館にこんなにこだわったかといえば、わたしの住む酒田市も、駅前の施設に図書館を用意する動きだと聞いたから。総工費100億を超える再開発ビッグプロジェクト。中心に図書館があるのは確かにうれしい。でも計画の外郭がどうにもTSUTAYAっぽいのが気になる。高い書架、カフェの併設……

TSUTAYAだからいけないと言っているわけではないの。しかし図書館を整備するその目的が“集客”だとすれば、おそらくその図書館の性格は少なからずねじ曲がっていくはず。浮薄な施設は廃れていくのも早い。駅前が駐車場だったころの方がよかった、なんてことにならないよう、市民として注視していく必要があるんじゃないかな。あ、めずらしくまともな結論に持っていったような気が。

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