事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

軍師官兵衛 第四十六話 「家康動く」

2014-11-16 | テレビ番組

第四十五話「秀吉の最期」はこちら

前回の視聴率は16.8%と予想的中。しかも、書いた放送作家が「他の番組にちょっとずつ視聴率を分けてほしい」と思うぐらいに高いレイティングを誇る「イッテQ!」が20%を獲得した真裏なのだから立派だ。

前田利家登場。演ずる横内正のNHK-FM「クロスオーバーイレブン」の美声は健在(わたしにとってはあの番組はなんといっても津嘉山正種ですけどね)。でも健康を損なっていることが歴然の登場なのは仕方ない。格さんもそういう年齢。

秀吉の遺命を破ることで挑発する家康は、底意地の悪い(というか原理主義的なのだろうが)石田三成の所業に激昂する長政などの若手を取り込む。ここから関ヶ原まで一気呵成……その計算をくつがえすのが如水。利家に向かって「あなたは天下人にはなれない」と、あんたそこまで本人の前で(ついでに三成の前で)言うか。ま、このあたりはわかりやすくしなきゃね。

家康が狸なら官兵衛は狐。でも忘れちゃいけない石田三成は、加藤清正や長政の決起から逃れ、なんと家康のもとに逃げ込む。してやったりだぜ、という演出だけれども、ここはおみごとでしょう。むやみに味方を集めて意気軒昂な若手よりも、はるかに手練れな処世だ。問題は、彼には徹底して人望がなかったことで(領民には好かれていたようだが)、だとしたら彼こそがトップに立たずに軍師として二流の人に甘んじているべきではなかったか。あ、そんな腹芸はもっとも苦手だったのかな。

さて、次回は如水がいろいろと企む回。こういうのを待ってました。こちらも、腹黒い視聴者なので。

今回の視聴率は、でも上昇はせずに16%程度にとどまると読みました。

第四十七話「如水謀る」につづく

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