事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

小沢控訴。

2012-05-10 | 国際・政治

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YouTube: Cornelius - Typewriter Lesson (Unofficial Video)

ちょっとびっくりした。まさか控訴に踏み切るとは思いもしていなかったので。

だって、筋が悪すぎるのである。「小沢無罪」でふれたように、一度証拠が不十分だとされた事案で、市民が構成する検察審査会はそれが不当だとした。でも、でもその根拠となる調書がでっちあげであることが既に明らかになっているのだ。

しかも、検察は審査会でなぜ不起訴だったかを説明する立場なのに(でしょう?)、市民を起訴に誘導までしている。

で、無罪。当然ですよね。

指定弁護士は「看過し難い事実誤認が(判決には)ある」と発言。これはまことに微妙な意味合い。新証拠を出すつもりはないけれども裁判は続けなければ、とも読める。新証拠、出るはずがないですしね。あるんならとっくに提出されていなければ嘘だ。

もっとひねくれて考えれば、高裁にはいっそ(たっぷりと時間をかけてから)控訴を棄却してもらい、ダーティなイメージのまま後味悪く陸山会事件の幕を引こう、とか……まさか。まさかねえ。

繰り返しになるけれど、わたしは小沢復権を待ち望んでいるわけではない。彼を支持するうんざりするような連中のはしゃぎぶりには本当にがっかりした。

でも、司法が政治にひっぱられるような姿勢を見せる限り、この国は二流のまま。

弁護士の意地もわかる。しかしこの裁判が続くことで喜ぶのは、商売繁盛なマスコミだけだと思うんだよなあ。

本日の一曲は、このユーモアが理解できる世代は30代後半以上でしょうかコーネリアス
TYPEWRITER LESSON

コメント
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