hoppenの韓的な日々♪

2004年・夏、イ・ビョンホンssiに出会ってから韓流へ~韓国映画&ドラマで刺激的になった日々を綴ります。

『彼岸島』:初日舞台挨拶&劇場鑑賞(2010.01.09)

2010-01-27 23:28:30 | 日本・香港・中国映画の舞台挨拶


『彼岸島』日本公式サイト

彼岸島 - goo 映画

今年初めての映画イベントは、漫画が原作の日本映画から。
といっても、監督は、韓国のキム・テギュン監督

これが、なかなか面白かったです。
原作の域には達していないという評価はあるものの、
けっこう、健闘していたという人もいるようです。

日本キャストの頑張りと、韓国から監督を迎えたスタッフ陣の技が、
うまく調和していて、楽しめる映画でした。

レビューを書きそびれていたら上映が終わってしまいそうなので、
あわててUPしました。

**** (01/31追記) ****
スタッフも韓国からの参加だと思っていたのですが、
パンフレットを読んだら、 監督だけが、韓国から迎えられた形でした。
映画自体がキム・テギュン色になっていたので、勘違いしてました。
キャストのコメントを読むと、意思疎通がしっかりできていたことがうかがえます。
スタッフとのチームワークも良かったんじゃないでしょうか。

それと、彼岸島のレジスタンス役で、パク・トンハを発見!
何年か前、NHKハングル講座に出演していた役者さんです。
確か、劇団四季でミュージカルをやっていたんじゃなかったかな。
ハングル講座の最後に歌った歌がむっちゃ上手でした。
映画にも出ているんですね~。
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**** あらすじ(goo映画より) ****
明は二年前から行方不明になっている兄・篤が、
彼岸島と呼ばれる孤島にいる事を教えられる。
謎の美女・冷に篤を助けるために力を貸して欲しいと言われ、
明は仲間とともに彼岸島に向かう。
しかし、その島は既に吸血鬼と化した住人に支配されていた。
明たちは吸血鬼と必死の闘いを繰り広げながらも兄を捜し、ついに再会する。
篤を連れて帰ろうとする明。
しかし、篤にはこの島で吸血鬼と戦わなければならない理由があった…。
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**** 初日舞台挨拶の様子 ****
この映画がクランクインしたのは、2008年の10月。
年をまたいだので、3年目にして、ようやく公開となったわけです。

出演陣は、3か月の無人島での撮影の間、映画と向き合う毎日だったせいか、
お互いに遠慮なく、好き勝手に話せる仲間・家族、という感じ。
舞台挨拶でも、その仲の良さというか、悪さというかがうかがえて、
アットホームなものでした。

詳しくルポしようと思ったら、こちらで動画がUPされてます。
面白いので、ご覧下さいませ。

『彼岸島』オフィシャルチャンネルより
1月9日初日舞台挨拶@新宿バルト9

公式サイトでの記事はこちら
初日舞台挨拶!
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映画の内容は、正直、期待してなかったんです。
冒頭、ストーリーを追いかける部分は、しら~っとする個所があって。
明(石黒英雄)が、冷(水川あさみ)に彼岸島へ連れて行かれるところとか。
高校生同士の青春シーンとか。
主演の石黒君は、ぽわっとしてるし・・・。

ところが、彼らが彼岸島に連れて行かれ、吸血鬼たちとの死闘が始まると、
面白くて、惹き込まれて行きました。

兄・篤(渡辺大)の、日本刀をとって闘う姿は、スピーディで見応え満点。
さすが、世界のKEN WATANABEの息子です。
山林の中を駆け抜けて戦う場面は、キム・テギュン監督の本領発揮なのかな。

そして、何よりもすごいのが、山本耕史です!
全身白ずくめの姿で、妖艶なこと!
彼の、狂気を帯びた悪役ぶりは、この映画の要です。
舞台挨拶で、「自分でもよくやってるな~と思った」と語っていましたが、
本当に、素晴らしかった。

チョン・ジヒョン主演の『ブラッド・プラス』では、
山本君と同じ役回りだった小雪が中途半端で、散々でしたけど。
hoppenの韓的な日々♪より
『ラスト・ブラッド』:プレミア来日試写会(2009.05.27)

山本君は、コンスタントに時代劇に出演しているらしく、
剣さばきも美しいんですよね~。

渡辺大が演じる篤 VS 山本君演じる雅。
二人の日本刀での対決は、一見の価値ありです。

そして、荒削りながらも、必死さがにじみ出ていた明役の石黒英雄が加わり、
この3人の死闘には、ひきこまれました。

彼岸島での死闘が終わり、ラストの船の中。
石黒君の表情が、冒頭とはまるで違っていました。
その変化に、注目してみてください。

「何か見逃してそうな映画はないかな~」と思った方は、
この映画に足を運んでみてくださいませ。


**** キム・テギュン監督について ****
キャストは日本、スタッフは韓国という、異なる国の合作映画なのに、
不思議なくらい、その違和感は全くありませんでした。

キム・テギュン監督の作品群を見ると、
アイドル的な人気を誇るイケメン俳優を起用し、うまくまとめあげた映画が多いです。
チャン・ヒョク、グォン・サンウ、ヒョンビン、カン・ドンウォン、チェ・ジウ・・・。
国は違っても、若手の俳優の見せ方は、お手の物だったのかもしれませんね。

キム・テギュン監督は、2008年には、これまでの路線から離れ、
北朝鮮を舞台にした『クロッシング』を製作し、大きな話題になりました。
これ、日本公開が決まっていたはずなのに、公式サイトまでなくなってしまいました。
映画祭で上映されたのに、見逃しちゃったんですよね…。
クロッシング 祈りの大地 - goo 映画

キム・テギュン監督を作品をご紹介しておきます。
(作品名、監督名からは、innolife・映画紹介へ飛びます。)

クロッシング (크로싱) 』(2008年)
チャ・インピョ主演


百万長者の初恋(백만장자의 첫사랑)』(2006年)
ヒョンビン、イ・ヨニ主演



オオカミの誘惑(늑대의 유혹)』(2004年)
カン・ドンウォン、チョ・ハンソン主演



火山高(화산고)』(2001年)
チャン・ヒョク、シン・ミナ、グォン・サンウ主演



ファースト・キス(키스할까요 First Kiss )』(1998年)
アン・ジェウク、チェ・ジウ主演



パク・ポンゴン家出事件(박봉건 가출사건)』(1996年)
アン・ソンギ、キム・ヘジン主演




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