まるこビッチの鼻

今日も青空がきれいだな。良い日、良い日。

可愛いもの屋の怪老娘

2005-06-30 | おもろい(?)雑記
 先日切った髪形は、やはりブローが最大のポイントとなった。毎朝「こんなはずでは……」と思いつつ、好き勝手にうねる髪の毛と悪戦苦闘しているワタクシ。
 センターからサイドに流した前髪が、仕事中など顔に下りてきて鬱陶しくなることが多くなったので、市街地に出たついでに、昨日は髪のクリップを買いに行った。
 お店にはきれいな可愛いもの満載。可愛いものとはあまり縁のないワタクシにとってはもう、あっちやこっちに目移りしそうになるが、ぐっとこらえてサイドを留める二センチほどのミニクリップ二つと、ミントグリーンの中サイズのクリップを購入することにして、レジに向かう。
 レジにいた女の人はいまどきの若い子の格好をしていた。茶色く染めたさらさらの髪にぴったりタイトなジーンズ。重ね着からすっと伸びたノースリーブの腕には、お店の品物であろう、たくさんのブレスレットや指輪が付けられていた。
 背中を向けてなにやら作業をしていたその店員さんに、私は声をかける。
 その店員さんが振り向いた瞬間、私の瞳孔は予期せぬ衝撃に、大きく見開かれた。
 どう見ても二十歳そこそこのギャル系なファッションでばっちり固めたその店員。だが対面してみると、三十代を軽く飛び越え、四十代後半「息子は今年、社会人になりましたのよ」の、シワと年季の入った顔がそこにあったのだ。
 もう一人いた店員は、普通に二十代前半の、相応な格好の女の子であったので、てっきりレジの店員もそうだとばかり思っていたワタクシが甘かったといえば甘かったのだが、それにしても、もう少しで悲鳴を上げるところだったぜ。
 ワタクシのその驚愕が顔に出ていたのか、その後のその店員さんの対応はどこか冷たかった。でも、驚かしたのはあなたのほうで、ワタクシは何も悪いことしてませんのよ?
 思えばあのレジの「怪老娘」は、お店の店長さんだったのかもしれない。若い子向けのお店だから、店の商品が似合うような若い格好をしてお店に出ていたのかもしれないけれど。
 それにしても、怖すぎるのよッ! 本人全く気付いていないのかしら? こら、バイトの女の子、「店長、その格好、マジヤバイっすよ」と、なぜ忠告してやらないの?
 自分ではまだまだOK範疇と思っていても、回りからは完全にアウトな女の人は時々いる。それはおおよそ、バリ若い子系と、夢見る乙女系に大別される。
 どちらにしても、何の罪もない一般通行人等の寿命が縮みそうなほどのインパクトを自分たちが持っていることを、重々認識して、それなりの行動を取っていただきたいものである。
 それにしても、ほんと、びっくりした。あの店員さんのようにだけはならないように、ワタクシも自分の身なりを決める際には、ある程度の責任と自覚を持ってあたらねばなぁ。
 ……可愛いもの屋で買ったミニクリップで髪を留めるくらいは、まだOK範囲内だよね……。
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