一年お待ちいただいた、除夜釜の茶事を開催させていただくことができました。
晦日の夜10時にお席入り。
蝋燭のあかりの中、腰掛待合に進んでいただき、手蜀の交換。蹲には、暖かな湯桶を用意。
初入りの床には、「無事是貴人」の軸。
炉には、煮えのついた釜が、松風を奏でている。
この一年を振り返って、あれやこれやと話が弾む、除夜の薄茶の席。
夜咄にふさわしい侘びたお菓子は、どれも私が大好きなものをご用意。干し柿に柚子餡をはさんだ手作りの主菓子。干菓子は、富山五郎丸屋の薄氷、京都花脊の里の黒糖の金平糖。
お夜食は、年越し蕎麦。長野善光寺の蕎麦に大阪黒門市場の鰊。和歌山でいただいた山椒をその場で引いた香りの辛味が、今回のおもてなしのスパイスです。
冷めないように小風呂敷でお椀をつつんで持ち出します。
お蕎麦がすんだら、お客様は除夜の鐘をつきに、北御堂に。その後、天満の天神さんへ初詣で。
その間に、待合から、茶室のしつらいをすっかりお正月へと変えてゆきます。お正月のお料理の準備にも、万端おこたりなきように。
お客様が戻られたら、あけましておめでとうございますの挨拶とともに、半東が、大福茶の汲み出しをお持ちして、お正月の茶事がはじまります。
初炭手前は、昨年の残り火を半田に上げて、そこから種火をもらいます。釜の水は新年の若水に替えて、濡れ釜で持ち出します。
伝統の火をつなぎ、若水で新しい息吹を。
火と水の出会いは宇宙のはじまり、人間の文明のはじまりでもあります。
こうして、今、ここに友といることのなんと感動的なこと。
年末からご用意したお正月料理の数々を羽子板に盛って、お正月気分いっぱいのお食事を。お酒は、新潟の由利正宗のお正月バージョン初春大入り吟醸酒で。
濃茶、薄茶と進むうちに、客も亭主も、ぼんやり夢ごこち。
二年越し、徹夜の茶事ですものね。
お客様が帰られる道中、きっと初日の出もご覧いただけたのではと。
念願の除夜釜が掛けられて、大きな喜びをいただきました。
お付き合いくださいましたお客様、お手伝いいただきました半東さんに、感謝。
ことしも一年、お茶で精進させていただきます。
和の心 http://www.wa-no-kokoro.jp/
晦日の夜10時にお席入り。
蝋燭のあかりの中、腰掛待合に進んでいただき、手蜀の交換。蹲には、暖かな湯桶を用意。
初入りの床には、「無事是貴人」の軸。
炉には、煮えのついた釜が、松風を奏でている。
この一年を振り返って、あれやこれやと話が弾む、除夜の薄茶の席。
夜咄にふさわしい侘びたお菓子は、どれも私が大好きなものをご用意。干し柿に柚子餡をはさんだ手作りの主菓子。干菓子は、富山五郎丸屋の薄氷、京都花脊の里の黒糖の金平糖。
お夜食は、年越し蕎麦。長野善光寺の蕎麦に大阪黒門市場の鰊。和歌山でいただいた山椒をその場で引いた香りの辛味が、今回のおもてなしのスパイスです。
冷めないように小風呂敷でお椀をつつんで持ち出します。
お蕎麦がすんだら、お客様は除夜の鐘をつきに、北御堂に。その後、天満の天神さんへ初詣で。
その間に、待合から、茶室のしつらいをすっかりお正月へと変えてゆきます。お正月のお料理の準備にも、万端おこたりなきように。
お客様が戻られたら、あけましておめでとうございますの挨拶とともに、半東が、大福茶の汲み出しをお持ちして、お正月の茶事がはじまります。
初炭手前は、昨年の残り火を半田に上げて、そこから種火をもらいます。釜の水は新年の若水に替えて、濡れ釜で持ち出します。
伝統の火をつなぎ、若水で新しい息吹を。
火と水の出会いは宇宙のはじまり、人間の文明のはじまりでもあります。
こうして、今、ここに友といることのなんと感動的なこと。
年末からご用意したお正月料理の数々を羽子板に盛って、お正月気分いっぱいのお食事を。お酒は、新潟の由利正宗のお正月バージョン初春大入り吟醸酒で。
濃茶、薄茶と進むうちに、客も亭主も、ぼんやり夢ごこち。
二年越し、徹夜の茶事ですものね。
お客様が帰られる道中、きっと初日の出もご覧いただけたのではと。
念願の除夜釜が掛けられて、大きな喜びをいただきました。
お付き合いくださいましたお客様、お手伝いいただきました半東さんに、感謝。
ことしも一年、お茶で精進させていただきます。
和の心 http://www.wa-no-kokoro.jp/










