本蔵院 律良日記

熊本県にあるお寺“真言宗 本蔵院 律良のブログ”日々感じるままに活動のご報告や独り言などを書いた日記を公開しています。

お寺さんVS税務署さん

2017-03-06 21:27:59 | 住職の活動日記

お釈迦さまの言葉に

『有田憂田 無田憂田』

(うでんうでん むでんうでん)

という言葉があります。

田が有ればあったで憂い悩み

無ければ無いでまた憂い悩む

という言葉があります。

 

田ということは

そこで価値が生産されるもの

つまり稲が生産される。

 

税金の「税」は禾編がついています

収穫から刈り分けて納める稲

という意味です。

そこから年貢とか租税という意味に

なってきたのでしょう。

 

もう昔の話になりますが、

税務署の方が

「宗教法人も指導の時代は終わり

これからは徴収の時代になります」

と話されていました。

 

お寺だからということは通用しなく

なってきます。

そういうこともあって

もう40年も前になりますが

当院ではいち早く

パソコンによる会計を導入し

その時お寺のソフトも作りました

パソコンがまだMSドスという時代

作ったものの、入力するお金が

入ってこないという悲しい

日々もありました。

 

どういう訳か、

税務署の方とはご縁があって

よくお見えになりました。

自分自身もオープンにしているので

是非見て欲しいという

自負もあったのですが、

しかし、よくしたもので

間違いないと思っていても

因縁つけて持っていくものは

きっちり持っていかれます。

 

簡易課税から一般課税に移る時に

ちょっと動かすと

そこには税が発生するものです。

また、次にときには

お墓を建てて売るということは

今までは

小売業で通っていたのですが

鉄筋を使って生コンを打つというと

それは建設業になります

ということで少し税率が変り

税を献上ということに

 

「署」、という役所は

見える方が権限を持っている

警察署も税務署も

その人がある力を持っている

ということだそうです。

 

また、複式簿記を考えたのは

教会の牧師さんのようです

やはり、宗教に携わる方は

ご浄財を頂くということで

金銭は明らかにしてこられた

ということの表れでしょう。

 

一度、税務署の方に

尋ねたことがあります

うちはなぜよく見えるのですか

まだ、出納長も持たない

お寺もあるのに ?

ここだけの話、

きっちりされているから

やり易いという面もあります

(内心、もっと他の寺を調べたら)

と思っていたこともあります。

 

今はどうかわかりませんが

たいてい、

金曜日の4時ごろに

月曜日にお邪魔します

と電話があります。

銀行が閉まってから

ということですか、

と聞いてみましたが

そんなことはありませんと

おっしゃっていましたが??

 

夕方何気なく来て

番号を控えた1万円札を出して

次の月曜日に来て

現金を出して下さいと

そこから調べるという話も

聞いたことがあります。

 

ちょっとがっかりしたのは

公認会計士も入っていただいて

いるので安心と

税務署員と丁々発止と

やってくれるのかと

思っていましたが

ところが、

なんとたよりなく

税務署の方の小間使いのように

いわれるままです

結局、住職が面と向かって

こちらの考えを言って

一応こちらの筋を通さなければ

ならないということです。

 

というのも、

お寺の会計というのは結構難しく

まず言葉の意味が理解できないと

把握できないということです。

「回向料」といっても

初めてであれば読み方も

意味もわかりません。

そういうお寺独自の言葉使いも

あるので経理の方も

難しいと思います。

 

しかし、

オープンな会計にしていると

自分自身が内容を把握しているので

言うべきところと

向こうの言う内容もわかるはずです。

 

以前、三浦先生が

お寺の発展は事務にあり

そして、

公と個人の分水嶺を

きっちり分けること

明らかな会計をしていたら

必ずお寺は発展します

というをおしゃっていました。

信心や信仰やといっても

公と個人がごちゃごちゃであれば

そんなものは宗教でも信仰でもない

ということも、

 

その上での信仰でしょう。

世間の当り前ができての

信仰があると思います。

 

 

 

 

 

 

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