本蔵院 律良日記

熊本県にあるお寺“真言宗 本蔵院 律良のブログ”日々感じるままに活動のご報告や独り言などを書いた日記を公開しています。

AIAU KOTO KATASI

2018-01-10 18:11:37 | 住職の活動日記

人と人との出会いは

本当に不思議です。

その出会いによって大きく人生が

変っていきます。

 

そういえば、お経の最初の文句

開経偈は

「無上甚深微妙の法は

百千万劫にも遭遇こと難し」

で始まります。

ここにも「遭遇」(そうぐう)と

書いて、「あいあう」と読みます。

 

出会いということも

いろいろの書き方があります。

逢う、もそうですし

遇うもあります

遭うもありますし

邂逅の邂もあうという意味です

それぞれに微妙な意味の違いが

あります。

 

開経偈の「遭い遇う」(遭遇)

という漢字は見た目は

事故に遭遇するというような

意味合いで使うことが頭に浮かんで

くるのですが

辞書では思いがけず出会うという意味で

千載一遇というような意味です。

ですから、

そこにはゆくりなくも遭い難くして

出会ったという

感動の意味合いも

含んでいるのでしょう。

 

振り返ってみると

高校生の時分、

祖父に反抗したという問いが

ずっと自分を揺り動かしてきた

ように思います。

その時に祖父より小さな種を頂いた

そして、三浦先生と出会い

そのことを通して安田先生と出会い

自分が変って行ったように思います

 

出会いも、

出会っただけで、こんにちわ

さようなら、で

終わってしまうことも多々あります

そこに何かがなかったら

心に響くあうものがなかったなら

本当の出会いは成り立ちません。

 

最初はほんの偶然だったかも

しれませんが、

出遭ってみると必然というか

出会うべきして出会うということが

あります。

歴史を見ていても

動かして行く人たちの出会いは

偶然の出会いが必然となって

歴史は動いたようです。

 

人はそれぞれに出逢いがあります

去っていく人もいれば

自分を根底から変えてくれる

出会いもあります。

本当に、

AIAU KOTO KATASI です。

 

何でローマ字なのか?

この開経偈を読む時

口癖で、「あいおうことかたし」

と読んでしまい、

ルビは「あいあうことかたし」です

何か音便とかあるのかな?

と思ってローマ字で書いたのですが

AI・AU・KOTO・KATASI

も面白いかなとおもって

表題にしたのです。

 

自分を根底から変えてくれる

出会いもあります。

どうぞ今年も

良き出会いがりますように!!

 

 

 

 

 

 

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