本蔵院 律良日記

熊本県にあるお寺“真言宗 本蔵院 律良のブログ”日々感じるままに活動のご報告や独り言などを書いた日記を公開しています。

空から見た巨椋池

2017-07-23 21:17:19 | 住職の活動日記

7月15日から9月10日まで

宇治市の歴史資料館では

「空から見た巨椋池」の

展示会が開催されています。

 

 

もう、今ではこの場所に大きな池が

あったことすら忘れられています。

794ヘクタールもの広大な池

それで昔は「大池」とも呼ばれて

いました。

 

 

古地図(大正11年・1922年)

によるとこのような池が

あったのです。

今ごろですと、蓮の花が満開

 

 

このような蓮畑が

続いていたのでしょう。

 

このような低湿地帯で

京都盆地では一番低い場所になります

巨椋池は昔は水運や漁業で

栄えたのです。

秀吉も「太閤堤」を造り

この池と宇治川を利用しました。

しかし、

明治36年宇治川が付け替えられ

宇治川と巨椋池が堤防で

分離するするような形になり

巨椋池の水質が悪化してきました

マラリアも発生し、池不要論がでて

干拓事業へと進んで行きます。

 

干拓ですから、

土を入れて埋めるのではなく

水を抜いて田畑を作ったのです。

今でも水を抜く水路は通っていて

常に汲み出しているようです。

 

また、この展示会で

興味を引いたのは

「日本パノラマ大図鑑」

という、

俗に「初三郎式鳥瞰図」

という壁面一面の地図です。

 

 

その小さくした本を買ったのです

表紙は近畿一円の地図、

 

鳥瞰図というパノラマは

すでに江戸時代頃から

描かれていたようですが

大正時代から昭和初期にかけて

大流行したようです。

その中でも「吉田初三郎」さんの

鳥瞰図は「初三郎式」といわれるほど

人気が高かったようです。

 

 

富士山の姿もこのように描かれ

この資料館に展示してある

日本パノラマ大図鑑は圧巻で

北から南まで

まるで日本を空から旅している

気分にさせてくれます。

 

この「空から見た巨椋池」

の展示会はつい忘れがちになる

今いる場所はもとは池の底

ということを思いだされてくれます

今どきの大雨には

やはり注意を怠ってはいけない

ということも改めて

知らなければいけないことです。

 

 

 

昔は舟を浮かべ

蓮を見ながら葉に酒を注ぎ

ハス酒を飲んで楽しんだのでしょう

 

 

所々に残る蓮池はそのことの

名残りです。

 

 

 

 

 

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