28日のお不動さまも終り
もうすぐ4月というのに
まだまだ、寒い日が続きます。
ところや種類によっては
もう見頃の桜もお見受けします。
この桜「陽光さくら」というそうです
見事に、また色もピンクで
とても華やいで見えます。
なんだか、気持ちは春なのに
吹く風には冷たさを感じます。
「春」とは草木が萌え出る様子を
漢字にしたものです。
アジサイの新芽も美しく
瑞々しい、
隣にある木犀の若葉も
初々しいものを感じます。
サツキも小さな花芽を付けています
もう、紅葉の新緑は
うす緑の葉を広げています
これから大きくはを伸ばし色づいて
秋の紅葉を迎えます。
「春寒料峭」の「料」という字
普通には「料理」という言葉が
浮かんできますが、
ととのえるという意味もあり、
護摩壇の荘厳ができたことを
料理と書いて(しつらえ)と、
こういう使い方もするようです。
春寒料峭の場合は
料という言葉はなでていく
という意味になります。
春とはいえまだ厳し寒さ
冷たい風が頬を撫でていく
そういうことでしょう。
気持はウキウキするのに
まだ余寒が残る
そういう肌に寒さが堪える
時期です。
風邪もひきやすく
体調も壊しやすい時でもあります
どうぞ、ご法体大切に
お過ごしください。
草花や木々にとっては
この春寒料峭に季節が
命を芽生えさす糧になるのでしょう。