忘備録の泉

思いついたら吉日。O/PすることでI/Pできる。

幸福論(13)

2017-12-05 15:48:08 | Library
不幸になる原因の3つ目は、「退屈と興奮」であった。

③「退屈と興奮」
人間は現在の状況と想像上のもっと快適な状況とを対比することで、退屈を感じてしまう生き物だ。
だから退屈を感じた人は、刺激ある興奮を求める。
しかし興奮を求めすぎるときりがない。
どこまでいっても満足できず、幸せになれない。

「解決策」
退屈だから人は興奮を求める。
しかしラッセルは言う。
「退屈に耐える力をある程度持っていることは、幸福な生活にとって不可欠であり、若い人たちに教えるべき事柄のひとつである」と。
私たちは偉大な人の人生は華々しいものだと思いがちだが、人生は決してそれだけではない。
基本的にはほとんど退屈な時間だから、その部分に耐えられないと幸せにはなれない。
ラッセルはここで「退屈に耐える」と言っているが、我慢して耐えるというよりも、「退屈を楽しむ」「退屈を味わう」というポジティブな心持ちを持てということだ。
刺激がない生活を「退屈」だと否定的にとらえてしまうのは、おそらく私たちが退屈に対して先入観を持っているからだろう。
ちょっと思考を変えて、退屈に対する観念を転換すれば、退屈というものが幸福につながってくるであろう。

(つづく)
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