『ほのぼのマイタウン』気まま通信

『ほのぼのマイタウン』のブログ版~見たこと、聞いたこと、伝えたいことを自由に気ままに綴ります。

山形置賜地方一人旅(その2 フラワー長井線に乗って)

2017-05-20 00:13:45 | 旅行


       5月9日は米沢駅から奥羽線に乗り、赤湯駅で山形鉄道フラワー長井線に乗り換えて長井市へ向かいました。

       ローカル線に乗って置賜地方を体感したいと調べたら、長井市に古い建物が残っていることがと分かったからです。


             
              桜のラッピング、可愛い1両のワンマントレイン。沿線に花の名所が多いのでフラワー長井線と名付けられました。 
                                                                                                                  座席はゆったりとして快適です                            

             
              17の駅を1時間で結んでいます。途中下車しながら行きたかったのですが便が1時間に1本あるかないかですので諦めました。

       車窓からは未だ雪を冠った朝日連峰の山々が本当に美しい。緑滴る田園風景の中を小さな駅に止まりながら列車は進みます。

       乗客は10人足らずだったでしょうか。でも桜の時期は観光客も多かったと運転手さんから聞きました。

       9時半、長井駅着。ここにはレンタサイクルがあると書かれていたので、平日はバスの便もめったにないようだから借りるつもりでした。

       しかし…無人! 駅隣の観光案内所(だったか?)の女性に聞くと、「10時からなんですよ。まだ駅の人来てないですか?」

       ガ~ン! 人口2万7千人余り、観光に力を入れているこの町の窓口である駅が10時から?

       人がいなくて、店は閉まっている駅前の不気味な静けさ。

       今まで名前も知らなかったこの町に、少々の期待を持ってやってきたのに、先行きが不安になりました。

       30分待つのなんて、田舎では常識なのでしょうが駅前は何もない。

       そこで、4月下旬にオープンしたばかりの道の駅でもレンタサイクルがあると何かに書いてありましたので、駅前道路を真っすぐ歩くこと10分余り。


             
              最上川がすぐ、広々とした道の駅「川のみなと長井」

             
              観光案内のパンフレットがたくさん、長井市がいかに観光に力を入れているかが窺えます。

        こちらのレンタサイクルはすべて電動で10台並んでいました。

        1日借りて無料とはびっくり。

        ピッカピカの電動サイクル、係りのおにいさんは事故のないようにと、おばさん旅行者に心配そうでしたが、

        「普通も電動に乗ってますので、慣れています」というと安心した様子で、親切に道順を教えてくれました。

        いざ、出発! 快晴で風もなし。サイクリング日和です。



             
              最初に訪れたのはあら町の山一醤油店(国登録文化財)

         長井は江戸時代、最上川舟運で商人町として大変栄え、あちこちにその名残が見られます。

         この山一醤油店は寛永元年(1789)創業。建物は大正時代のまま、今も醤油醸造場として営業しています。

         一歩店内に入るとタイムスリップしたよう。人影がないのでベルを押すと奥さんが出ていらっしゃいました。

             

         この店の名物「あけがらし」を4個買って、奥さんと少し話しました。

         とても親しみやすい方で、静岡の出身、九代目のご主人とは証券会社で一緒で社内結婚。

         家を継ぐために長井にいらしたのだとか。

         奥の作業場を案内してくださいました。


             
             店から囲炉裏のある部屋を通り抜けると、昔ながらの製法で作る醬油醸造場

             
             場内には川が流れていて、昔はここで樽を洗っていたそうです。

             
             雪で毎年屋根が潰されそうになるという蔵。この奥にも平野川まで建物が続く長い敷地です。

             お抱えの大工さんがいるものの、次々に修繕箇所が出てきて追いつかないのだとか。
             雪下ろしはホントに大変そうです。


             
             200年以上にわたり伝承されてきた、秘伝の「あけがらし」
             江戸時代からこの家の祝い事の時だけ、代々女の人の手で作られてきたもの。
             大正時代、七代目当主の学生時代、寄宿舎で同室だった谷川徹三(作家・哲学者、谷川俊太郎の父)が酒盛りの折、
             これを食べて「あけがらし」と命名したそうです。
             仕込み芥子糀に麻の実をあしらった無添加自然食。
             あちこちのメディアで取材されています。
             ご飯の上にのせて食べてみましたが、マイルドでちょっとピリッとして不思議な旨い味です。

    
         「ここは人がのんびりしているんですよ」静岡から雪国の旧家に嫁がれて、苦労もあったでしょうに、
         気さくで温かい奥さんのお蔭で、長井駅での最初の不安はどこへやら、一挙にこの町が好きになりました。

         
         このあら町には他にも10棟の蔵が立ち並ぶ「やませ蔵美術館」(金・土・日のみ開館のため見学できず)や
         明治の建物のお茶問屋「やまいち松龍園」(山一醤油店と親戚だそう)などがあります。


             
             
             山一醬油店から北へ5分も行くと、あら町とは違った洋風建築の「旧小池医院」(昭和6年建築)
             通り過ぎてしまいそうな普通の街並みにこういう歴史的建造物があるのだから、長井市はすごい。

             
             「旧桑島眼科医院」(昭和2年建築)公共の建物かと見間違うくらい立派です。


         人もあまり通らない平日の通りは静かで、快適なサイクリング。

         続きは次回に~読んでくださってありがとうございます。

         
         


             

                      
        
             

              



        

       
              

       
       

       

       

        
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