『ほのぼのマイタウン』気まま通信

『ほのぼのマイタウン』のブログ版~見たこと、聞いたこと、伝えたいことを自由に気ままに綴ります。

「武蔵野の森を歩く」福嶋先生の講演会

2017-09-22 00:13:47 | 講演会・催し


    9月17日、東久留米市民プラザホールで開かれた福嶋司先生の講演会を聴きに行きました。

    福嶋先生は東京農工大学名誉教授で、専門は植生管理学。

    ブナ林を長年研究され、「人と自然が良好な関係を保ち続けるために」

    国や都、多摩の各市で自然保護に関する幅広い活動を行っていらっしゃいます。


    2年半前、当時放送大学の客員教授でもいらした頃取材させていただきました。

    終始ニコニコと植物の話をなさり、とても楽しい取材だったことが印象に残っています。

    

          

          
                          

                  

          東京の森林面積は794k㎡、これは都全体の36.3%にあたり、その割合は千葉県、埼玉県よりも高い。

          多様性に富み、それぞれに個性豊かな森が生き続けている。

          東京23区内にも大規模な緑が残っており、浜離宮には中国から将軍吉宗に献上された日本初のトウカエデ(唐楓)の大木が300年の歴史を刻んでいる。
          
          また、吉宗はベトナムから象の雌雄2頭を輸入し(雌は長崎到着後死亡)、雄象は長崎から江戸まで歩くこと何と約2カ月半。

          到着後は浜離宮で飼育されていたというユニークな話が伝えられている。

          明治神宮の森は計画的に東京の自然にあった常緑広葉樹林が造成されたもので、国民に広く「献木」が呼びかけられた。

          現在の自然教育園からも園内の高木1万本以上が明治神宮用地に運ばれた。


          武蔵野の「雑木林」は江戸中期頃より育成されてきた人工林。

          防風や防塵、生活資材や肥料とする目的で造成された。

          屋敷林も冬季の赤風対策として造成されたもので、シラカシ、ケヤキ、スギなどを植栽し、生活必需品の資材とした。

          しかし、武蔵野の緑地面積は減少しているのが現状。

          バブル期の開発や相続税納税のための売却、郊外の大規模開発(学校や団地建設など)や雑木林自体が管理放棄され、林が弱体化している。

          残存する林をどう維持、管理していくか(萌芽再生、伐採・再生、遷移に任せるか)。


          東久留米市には南沢緑地保全地域など8つの地域の雑木林が保全されている。

          その中でも鬱蒼とした屋敷林が集まる柳窪集落は一時期、次々に住宅が建ち乱開発されそうになった。

          しかし地元有志たちの熱意で市街化区域から市街化調整区域へと用途変更され、この地域の自然が守られた。



    以上は福嶋先生のお話のほんの一部ですが、この日は講演後、南沢緑地観察が予定されていたものの、折からの台風18号の接近のため中止。

    その代わり、国立にある一橋大学の森の歴史や植生、大学関係者や卒業生、在校生が一丸となって森の管理を行っていることを話してくださいました。

    今年3月に出版のカラー版『東京の森を歩く』はこの日のお話も含め、東京の豊かな自然をその歴史とともに楽しめるガイドブックです。

    福嶋先生が自ら歩き、写真を撮られた、愛情あふれる本。

    知らないことばかりで、東京には何と魅力ある森が多いのだろうと思いました。

    東京の森を散策するのにいい季節になりました。

    この本を片手にぜひ出かけたいです。

                 
                  講談社現代新書 定価:本体980円(税別)



    講演会を企画運営した「NPO法人東久留米の水と景観を守る会」は、柳窪集落保全活動など自然と景観を守る地道な活動を長く続けています。

    9月30日には「柳窪見学会2017秋」が実施されます(残念ながら9/20申込締め切りでしたが)。
   
    毎年春と秋に開催しています。



         福嶋先生のほのぼのマイタウンインタビュー記事はこちらからどうぞ。

         http://honobono-mytown.com/csv/T171/V171.pdf


          
    この夏、わが家の隣地の小さな雑木林が消失したことはブログでお知らせしましたが、

    先生の「一度無くなった雑木林は再生しない」という言葉が今さらながら胸に響きました。










          

          
          

          

          

          
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素晴らしい男声コーラス「ジョリーラジャーズ」のコンサート

2017-09-18 18:04:43 | 講演会・催し


     9月16日、東京オペラシティへ「ジョリーラジャーズ」のコンサートへ行きました。

     毎年9月に開催されるこのコンサートも今年で21回目だそう。

     これまでは毎回締め切りの時期でなかなか出かけられず、7,8年ぶりに聴く歌声でした。

     
     
                   


     15年位前に、このグループの主要メンバーであるNHKアナウンサーの柿沼郭さんを取材したのがきっかけで、

     コンサートの案内をいただいています。

     柿沼さんは早稲田大学グリークラブの出身。

     メンバーもほとんどがグリークラブ出身、還暦前後の仕事を持つ男性たち(若い人もいますが)でアマチュアなんです。

     が、歌大好きメンバーのその実力たるや、アカペラの男声が心酔わせ、熱いファンがいっぱいいるコーラスグループです。

     柿沼さんは司会して、歌って、踊ってと大忙し。

     プロの軽妙洒脱な司会も人気の一因なのでしょう。


     親しまれているクラシック、歌謡曲、ジャズ、演歌にいたるまで、男声アカペラ用に編曲した歌の数々。

     「恋ダンス」を皆さんで踊ったり、その多才さと楽しませるために汗だくの姿が感動を呼びます。

     「いつまでも元気で歌って!」と応援したくなります。


    
     12月2日(土)には小金井の宮地楽器ホールでジョリーラジャーズのコンサートがありますよ。

     13時30分開演 チケット2,500円(全席指定) 

     (問合せ)東京多摩いのちの電話後援活動の会 042-328-3368(月~金 10時-17時)









     
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アメイジング!「アルチンボルド展」

2017-09-17 01:41:07 | 講演会・催し


          


     9月15日、上野の国立西洋美術館で開催中の「アルチンボルド展」へ行ってきました。

     いやぁ、聞きしに勝る奇妙奇天烈な絵の数々、見れば見るほど面白い!圧倒された展覧会でした。

     上のチラシの絵は連作『四季』の《春》、80種もの花々が細密に描きこまれ、人の上半身を表現しています。

     《夏》と《秋》はその時期に収穫される果物や野菜で、《冬》は枯れた幹や枝をモチーフに描かれています。

     平日でも館内は高校生の団体もあり、老若男女を問わず賑わっていました。

     一つ一つの絵の前で観覧者の塊が動かず、「絵解き」で時間がかかるのです。


     

     ジュゼッペ・アルチンボルド(1526-1593)はミラノ生まれの画家。

     16世紀後半にウィーンとプラハのハプスブルク家の宮廷画家として活躍しました。

     マクシミリアン2世、ルドルフ2世という神聖ローマ皇帝たちに寵愛されたそうです。

     世界各地から珍しい物を集め、芸術愛好家であった皇帝たちにとってアルチンボルドの奇想は歓迎すべきものだったのでしょう。

     その絵の中にはマクシミリアンの「M」や紋章などが隠れていて、アルチンボルドの皇帝へのリスペクトが窺えます。



          


     「上下絵」といわれる《庭師/野菜》は野菜で組み合わされた庭師の顔が、ひっくり返すと鉢に盛られた野菜になるユーモア溢れる作品。

     法律家や司書、ソムリエなど当時の職業を描いたものは、司書は本をモチーフに、ソムリエは樽やボトルを組み合わせ人物を表現。

     法律家の顔は鶏肉と魚で組み合わせ、実在した法学者にそっくりで明らかに馬鹿にしている絵だとか。

     司書の頭は本を開いた形、思わず笑ってしまいました。

     本当にアルチンボルドさんは天才、奇才、また知略の人だと思いました。


     日本で初めての本格的なアルチンボルド展だそうです(9月24日まで)。

     国立西洋美術館さすがです。



         
                           

     

     
      

     


     

     
      

  
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街は秋、お出かけ情報

2017-09-14 23:21:53 | 講演会・催し


     日中はまだ暑いけれど、朝夕はヒンヤリとする日が多くなりましたね。

     出かけるのにいい季節です。

     街の催しを紹介しましょう。


     
     寝っ転がって映画をみよう
     ☆東村山里山シアターfeat.ねぶくろシネマ
      9月16日(土)16:00~都立狭山公園風の広場
      16:00 飲食物(軽食)販売 イベントコーナー
      18:00 ライブ演奏
      18:30~20:00 映画「ベイブ」上映(無料)
      ☛自然と星空に囲まれた中での映画会。
       持ち物は敷物、懐中電灯など各自必要なものを。
       雨天時は23日(土・祝)に延期
     (問合せ)042-393-5111(内線2242)
          東村山市都市マーケティング課

   
     親子で楽しもう!    
     ☆こだママフェスタ2017
      ~ママの子育て応援プロジェクト~
      9月17日(日)9:30~16:00 雨天決行 多摩六都科学館
      参加費 無料(多摩六都科学館の入館は有料)
      ・講演「ママの子育てが100倍楽しくなる」
      ・親子で歌おう♪子守唄ワークショップ
      ・バルーンパフォーマンス&バルーン教室
      ・コダレンジャー・ぶるベーショー
      主催:一般社団法人小平青年会議所
     (問合せ)042-343-4855 本間


     東村山駅西口の活性化のために、「明日の東村山を築く」子どもたちが主役
     ☆てんしゃばフェスタ6
      9月24日(日)10:00~16:00
      東村山駅西口ロータリー前(雨天時は東村山駅サンパルネ2階コンベンションホールで)
      ・てんしゃばフェスタ踊り子隊…市内の幼稚園、保育園の年長+小学生
      ・よさこい、阿波踊り
      ・ひがっしーと消防車と撮影会…ちびっこ消防防火服が試着できる!
      ・現役東大生によるサイエンスショー
      ・模擬店がいっぱい

      *東村山駅サンパルネコンベンションホールではてんしゃばフリーマーケット開催
       (雨天時は中止)
       まちジャムバンド、パン食いゲーム、科学工作コーナーもあるよ。


     メディアとの向き合い方を話し合おう    
     ☆講座「メディアの『暴力』」
      9月23日(土・祝)10:00~12:30
      西東京市田無公民館
      講師:山口正紀さん(フリージャーナリスト・元読売新聞記者)
      参加費 100円
      主催:ピースナウ西東京
     (問合せ)042-461-3246 柳田


     小平で乾杯!2年連続開催     
     ☆こだいらオクトーバーフェスト2017
      9月30日(土)~10月1日(日)11:00~20:00
      小平市花小金井東部公園
      参加費:飲食チケット1,000円(200円×5枚綴り)
      ☛ドイツビール及び市内飲食店によるドイツメニューを中心としたフード、
       そして楽団生演奏を楽しめる地域活性化イベント
      (主催・問い合せ)こだいらオクトーバーフェスト実行委員会 050-3597-3395
      



          
          今日の琉球アサガオ 今を盛りに毎朝たくさんの花をつけます。









      
      

      
       


     

     

     
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昭和の家族写真に寄せて(10)

2017-09-13 00:29:17 | 身辺雑記


   先日、引き出しの整理をしていたら、佐世保に住む叔母からの手紙の中に古い写真を発見。

   見ているはずなのに、忘れてしまいこんでいたのでしょう。

   アルバムからはがされた、セピア色の2葉の写真です。


          

           2歳半の私の母とその父親(私の祖父)の写真です。

           右上に14.11.2 と記されています。

           何と大正14年、93年前の佐世保での写真です。

           父親が幼子の手をとり、二人ともカメラ目線で神妙な表情をしています。

           私が相まみえることが出来なかった祖父は子煩悩で、優しい人だったと聞いていますが、

           今頃になって一層、一目会いたかったと思います。


          

           こちらは上の写真から、5,6年経った頃でしょうか。

           父親の前で日本舞踊を習っていた母が踊りを披露しています。

           この写真を見て、昨年10月29日に載せたこちらの写真と同じだと思いました。

          

           毎年夏家族で滞在していた、嬉野温泉の旅館での写真だと聞いていたのですが、

           この変色していない写真の床の間には掛け軸がありません。

           違う日なのかとも思いましたが、祖父の浴衣も後ろの母の弟の服装も同じです。

           まぁ、旅先だし昔のことだから同じ服を着ていたのでしょうね。

           叔母の話によると、祖父はいつも童謡の「雨降りお月さん」を踊る母の姿を目を細めて眺めていたそうです。

           平和な家族の風景、スマホもゲーム機もなかったこの時代が羨ましい・・・


           小4の孫娘が近頃よく家族関係について尋ねてきます。

           リビングの壁に家族の写真と一緒に、夫と私の両親の写真を掛けています。

           曾祖父母、祖父母、両親がいて初めて自分が存在すること。

           命は連綿と継がれていることを、いつかは分かってくれるでしょう。

           

           

          

       
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