あともう少しだけ

日々の出来事綴ります。やらずに後悔よりやって後悔。

永遠の戦士たちよ

2017-07-22 22:48:06 | コラム

劇場版「パワーレンジャー」を見てきました。戦隊モノで「ジュウレンジャー」が直撃の世代としては見ない訳にはいきません。

あまり期待はしていなかったんですが、率直な感想は「めっちゃ面白いじゃん!」

終わった後その場にいた観客と握手をしてまわりたかった気分。しないけど。

ティーンエイジャーが各々の悩みに苦しみながら、アメリカの本場レンジャー部隊を彷彿とさせる訓練を通じて仲間との絆を築いていくってところが物語の主軸になっているので、日本みたいにヒーローが颯爽と変身して悪と戦うって流れを期待するといかん感じ。そもそも上映時間約2時間半のうち、まともに変身したの1時間50分からあたりですし。最終話でやっとこさ主人公が魔法少女になったまどかマギカといい勝負。

でもアメリカナイズに肉付けされた青少年の成長物語ってのはシンプルで好きですし、迫力あるロボット、ヒーローのCG映像もホクホク笑顔の出来上がり。しかし何よりうれしかったのは、随所に垣間見れる愛ある演出と設定。原作であるジュウレンジャーと同じモチーフ、色なのはもちろん、序盤の超人的力に気付かず周囲のものを壊しまくるお約束、秘密基地にはマスコット的存在と上司的存在、戦闘シーンには戦隊のテーマソングが流れ、ロボ達が谷底に落ちて絶体絶命の所で合体&降臨。手足の運転はそれぞれの隊員が担当し、慣れてないので一歩目にこける。武器は剣。必要以上の爆発、あげくにボスは緑色で次回作の追加戦士も緑(予定)。

もうね、叫びたくなりますよ。

アメリカわかってる!

何がうれしいって、自分が子どもの頃に感じたレンジャーのかっこよさ、魅力を、アメリカも理解しているってことがうれしいのです。日本の物語をハリウッドが輸入した結果生まれた散々な結果を思い起こすと、何故わざわざハリウッド映画化した!?金か!?映像化するのが目的じゃなく、名前を借りて金が欲しかったのか!?そうだろう!?と問い詰めたくなる作品もありました。まぁドラゴンボールのことですけど。

それに比べると、もうね、細かな強引さとかどうでもいいです。運命という名のご都合主義大歓迎です。私が子どもの頃に憧れた、あの熱さがこの作品にもありました。だから大満足。続編ありきの構成にはしてたけど、次あるんでしょうか。興行収益次第か。あったら絶対に見に行きます。

ただ一言、贅沢をいわせてもらえるならば、変身後の名乗りと必殺技、ほしかったなぁ・・・。


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