青春の味

2019年２月記事

えーっと

福岡のソウルフードといえば、言わずもがな、

県内の各店舗で食べる豚骨ラーメンだが、

インスタントラーメンの頂点を極めるのは

ハウスの「うまかっちゃん」なのである。

同音同義、ラーメンと簡単に一括りにしてしまっては

いけない。

 

この即席ラーメンは、プロの作るラーメンでは無いが、

福岡県人にこよなく愛される　

日常、当たり前のように食されている別名物、

即席ラーメンなのである。

 

此間、私の愛するラジオ局で、数種類の味　

うまかっちゃんを懸賞品として宣伝していた。

何の懸賞か忘れたが　

「けっ　インスタントラーメンかよ　えーい　

シミッタレ！」と言って絶句はした物の

恐らく、多くのリスナーが殺到して

応募したのではないかと思う。現金５０００円よりは

皆、小躍りして飛びついたのではないだろうか・・・

 

それほど、うまかっちゃんは　福岡県人にとって、

銭と一緒で　ありすぎても困らない日常品という事なのだ。

 

私は独身の頃、5袋９９円で売られていた時　

１か月を、うまかっちゃんのみで過ごした経験がある。

来る日も来る日も　同じ物を食べる辛さは、

貴重な経験となり　私の人格形成に大いに役立ったと

思うのである。

 

えっ？　どういう風にって・・・

「食い物の有難さが判り、粗食に耐えられるようになった

って事！」

 

２週間もすれば　段々飽きてきて　食べ物を食べている

という感覚が無くなり　一嚙み　一嚙み

ゴアゴア感を感じながら　胃に流し込む時ャ～　

「おえっ！」と生唾が上がってくる感覚に苦しんだものだ。

何度も何度も、気を紛らわすために

「飽きたっちゃん！♪」と口ずさみながら

鍋を持ってステップを踏み踏みしていると　

我ながら、頭がおかしくなったのではないかと

心配になった。

 

そんな時は、冷麺にしてみたり　ソースをぶっかけて　

焼きそばにしてみたり　ベビースターラーメンを

想像しながら　生でかじった事もあった・・・

一度決めた事ぁ　死んでもやり通すという　意固地とも言える、

アホナ信念を貫いたのである。蛇年なんだなあ～

（何で　あんな事をしたのだろうと　不思議な気持ちになる

事もあるが・・・）

 

今にして思えば、あの苦行は、「うまかっちゃん」で

あったからこそ、完遂する事が出来たのかも知れない。

あれがもし、米のみであったらば　若くして　

体重が１００ｋｇを超え　恋愛も叶わず　

一生　独身を通しただろう。　

私にとって　うまかっちゃんは独身の味・・・

青春時代の味なのである。

 

ｐｓ　海外で豚骨ラーメンが人気らしいが　

うまかっちゃんも人気が出たりして・・・

 

追記：改めて自己を見つめなおすと　俺って、

前世　インドの山奥で、何十年も、ケツを拭かんで　

片手を上げっぱなしのオッサン達に交じり　

悟りの修業をしていたのかも知れない。

その後　日本に生を受けて山伏となり　法螺貝を吹きながら

山籠もりしていたのかも・・・・

小学生時代は友人達と座禅を組んで遊んだりもし、

最後の結末　インチキ宗教団体に貴重な時間を翻弄される

青春を送ってしまった。全ては必然なのか・・・

嗚呼、何かしら、繋がっていたのね　にゃるほど！

　　　

でも、アホな事してる時って　楽しいんだよなぁ～　

ありゃ　麻酔と同じだな。

覚醒した時ャ～　そりゃあ　もう　福岡の南動物園の

ゴリラみたいに　糞を鷲づかみで投げつけたい位だがね

何に向かって投げつけるかって？　

ほら　信者の浄財で建てられた立派すぎる建物にだべ～

自警団の若者たちが

すっ飛んでくるだろうがね・・・

 

ｐｓ　令和六年追記：

激安スーパーで　インスタントラーメン５袋が　

現在400～450円+消費税

 

景気の良かった　９０年代は　５袋　９５円～１４５円

それも　消費税はなかった。

 

政府が賃上げと称して　市場の価格に介入してどうすんだよぉ！

物の値段っうのは　売り買いで決まるのが自由主義経済っしょ

こんな　不況時に値段が釣り上がっとるんだから　消費者は買わんで

恐らく　廃棄処分でもしとるのやないかいな・・・

原材料高騰を理由にしとるが　人気のない　無名のメーカーの袋ラーメンは　

激安スーパーで￥145で売っとりますがな・・・

増税して　銭を横流しして　有名メーカーを支援でもしとるんかいな？！

そうとしか　思えん！

 

物の値段に　苦しんどらん　政治屋が　市場価格を云々と・・・

そりゃあ　益々　庶民を苦しめますわな！