福岡の看板屋 独り言(看板.・カワムラ)TEL092-935-7058

皆様に生かして頂いてる看板屋としての呟きです。内容は独り言なので、万が一気分を害された方が居られましたら何卒ご容赦。

不穏な空気

2017年09月14日 | Weblog

昔、中学生だった頃 

ふざけ男だった私は 根暗で大人しい女子生徒に冗談を言ったり ちょっかい出したり

して フレンドリーで明るい人間をを気取っていたのだ。

ようするに 暇人だったんだな・・・

 

まあ、正直な所 人は顔形じゃないと思っていたので 許容範囲が広かったのだ。

大体、中学生の分際で、結婚する相手じゃなし 恋愛と言っても 

デートするか交換日記、若しくは 長電話するくらいだろう・・・

だから、男女の差無く ふざけた事を言っては笑わせて

楽しんでいたのだ。だって 一日一膳、人類は皆、兄妹って言うじゃない。

 

或る日 放課後・・・俺の許容範囲外のB子に

私:「お前の好きな奴は 誰や? このクラスに おるっちゃろう?教えろ!」

B子 「・・・・」

私:「隠すこたあ なかろうが 誰や? 誰にも言わんけん!」

B子 「・・・・」

私:「何を、だまっとるとかってWWWW」

B子「・・・・」

こちらをジット見つめるB子・・・

 

静まり返った教室 

しっ しまった!やぶ蛇だっつ! 俺は今、なんと言う失態を

犯してしまったのか!今迄、こやつが他の男子と喋っているのを見た事が無い!

するってえと一方的に、それも親しげに話しかける 俺をご指名する確立が高く

なるって事じゃねえかっ!


もし、こいつに告白でもされたら 如何、処理するつもりだっ?!

思いつめられて 無言電話でもされたら 如何するつもりだ この馬鹿タレがっ)


 

なっ、何だ この、ねっとりとした空気は・・・ハッきり言って 俺好みの女子は

 数人は居るのに 何が悲しゅうてB子と、この様な雰囲気になり 

神経をすり減らさねばななんのだ!


お前(俺)は 大馬鹿タレで世界一の暇人だっ!


B子、口を開こうとする

私:「ままま 待った!よ・よ・よそう!言うな!何も言わなくていいから!

   言わない方がいいよ!言わないで下さいっ!人に喋ったら 

   願いは叶わないっていうやんかっ!」


ETみたいに ゆっくりと 私の方向に指を差し指差呼称しようとするB子

(うわァい!やっちまった・・・トンデモない事をやらかしてしもうた!)

 

私は髪の毛が逆立ち 指差された方向から、飛びのき クラス男子Cの

机を叩いて 「そ そうか こいつが好きなんだな!頑張れよ!応援しとるぞ」と

ズッコケながら、


なんでも、なかった暗がりの部屋が突然怖くなり 急ぎ足で飛び出すような気持ちになり

背筋を凍らせながら 逃げ去ったのである。


妖怪を置き去りにして・・・

(妖怪って ドブスという意味じゃないですよ 怖かったと云う意味)


ps酷い奴だなんて 思わないでね これでも 傷つけぬように振舞った

武士の情けなのだから・・・