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旧長谷川家住宅

2017-07-12 21:10:45 | 重要文化財
今回は前回からの続きで、椋本の大ムクを後にして向かった先は、同じく三重県内の松阪市にあります旧長谷川家住宅です。

主屋、座敷、離れと5棟の蔵の合計8棟もの建造物が重要文化財に指定されていて、土日祝に公開されているんですが、公開日に2回ガイドがありまして、当然ながら私はそのガイドがある時間を見計らって訪れました。
長谷川家は、三井家、小津家と共に松阪三大豪商と呼ばれる屈指の豪商だそうで‘丹波屋’を屋号とする木綿商を営み、いち早く江戸に店を持ち成功をおさめたそうで、それは4,500㎡以上もの敷地面積がある広大な屋敷構えを見ても明らかです。
ただ、広大な屋敷構えは、最初からそうだったわけではなく、江戸時代から近代にかけて、隣接地を買収したり増築を繰り返しているそうで、各時代時代の建造物が現在も残っていて、その変遷を辿る事が出来るという事が大変、貴重なんだそうです。
なおかつ屋敷の裏手には、かつて紀州藩の奉行所が置かれていた土地を獲得し、ここに庭園や茶室等が作られているんですが、まぁ見事な庭園で、庭園内には商売繁盛の神様でもあります稲荷神を祀る社まで建てられています。
主屋や座敷等の建造物の内部には入る事が出来ないんですが、ガイドさんの説明によると、長谷川家自体が、質素倹約を家訓として守ってきたそうなので、建物自体は質素な感じになっていますが、使用されている木材やその他の材質(ガラス等)は、当然ながら当時の一級品が使用されていまして、その建物内の欄間等に見られる各所の細工も素晴らしく、外から見るだけでも、その凄さには感心してしまいました。
また、長谷川家には創業以来の様々な資料(古文書や工芸品等)が非常に良好な状態で保存かつ膨大に残されているらしく、現在もその調査が行われているそうで、今回、蔵の1つに保存されていた大判、小判の貨幣が展示してあったり、時代劇でよく見かける実物の千両箱(驚いたのは、この千両箱には小判の跡がくっきりと残っていた事ですね)や文書箱を拝見したりしたんですが、これから後の調査によっては、もっと貴重なものが見つかるかも知れないとの事でした。

しかしながら、これまで色々な住宅を見て来ましたが、保存状態という意味では、この旧長谷川家住宅はトップクラスではないかと個人的には思いますね・・・平成25年(2013年)に長谷川家より松阪市に建物を含んだ敷地と共に、資料類も寄贈されて、現在は市の管理になっているので、建物等の公開もされているわけなんですが、数年前まで、長谷川家の関係者だけで、よく、これだけ良好な状態を保っておられた事に頭が下がる思いです。

さて、旧長谷川家住宅を出た後は、同じく松阪市内にある文化財に向かったんですが、どこに向かったかは明日以降のブログにて紹介したいと思います。
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