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寒山図

2016-08-08 22:03:18 | 国宝
今回も前回からの‘長野、国宝&重要文化財指定○○巡り’ツアーの2日目の続きで、諏訪大社を後にして向かった先は、開館時間云々と書いていたので、建造物等ではないなと思った方もいるかも知れませんが、美術館でして、諏訪市にありますサンリツ服部美術館です。
この美術館は、前回2013年の‘長野、国宝&重要文化財指定○○巡り’ツアーの時にも訪れた事があり、今回で2回目となります。
現在、サンリツ服部美術館では‘服部一郎没後30年 特別企画展 禅宗と茶の湯の美’が開催されていまして、その展覧会の目玉として、鎌倉~南北朝時代に活躍し、その実像については謎が多い可翁という画人の国宝に指定されています寒山図が展示されているというので行って来た次第なんですが、この寒山図、まぼろしの国宝と呼ばれていまして、今までほとんど公開された事がないそうで、私のような国宝等に指定されている文化財巡りをしている人は、この公開期間、こぞって諏訪市に向かわれたんじゃないかと思います。
私が訪れた時も、開館時間前だというのに、数人、開館を待っておられる方がいらっしゃいました(かくいう私もそうですが)し、開館後、他の文化財には目もくれず、すぐ寒山図の前に行かれた方もいらっしゃいましたからね。
私も今回の‘長野、国宝&重要文化財指定○○巡り’ツアーは、この‘寒山図’の公開があったからこそ企画したようなもので、当初、今回の旅のメインと考えていました(当初という事は帰宅してから結局メインは別の場所になったという事です)からね。
絵画の題材になっている‘寒山’という人について、ちょっと説明すると、中国、唐代の伝説的な僧らしいんですが、同時代のもう1人の伝説的な僧である‘拾得’と共に絵画の題材になる事も多く、その多くがユーモラスな表情や、少し風変わりな絵画になっていて、今回見る事が出来た‘寒山図’も笑みを湛えた横顔が非常に楽しげで、絵画の前でこちらもニヤリとしてしまう感じでした。

さて、サンリツ服部美術館を出た後は、諏訪市から岡谷市へ向かったんですが、どこに向かったかは、明日以降のブログにて紹介したいと思います。

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