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妙国寺のソテツ

2017-04-11 22:13:14 | 天然記念物
先日の土日は、ぐずついたお天気で雨も降ったり止んだりだったんですが、4/1,2,8,9の4日間、大阪府堺市で春季堺文化財特別公開が開催されていたので、堺市へ行って参りました。
この堺文化財特別公開は、毎年、春と秋に開催されていまして、普段は公開されていないような所が公開されたりするんですが、今回、私が行って来たのは、堺市堺区にあります妙国寺という寺院です。
実は、この寺院は普段でも公開されているんですが、今回の特別公開時期は、ミニガイドツアーがあったりすると聞いたので、この機会に足を延ばした次第です。
この妙国寺は1562年に開山されたお寺なんですが、境内に樹齢1,100年を超えると言われるソテツありまして、国の天然記念物に指定されています。
当然ながら私はそれが目的で今回、訪れたんですが、このソテツには興味深い伝説がありまして、戦国時代に、かの織田信長がその当時から有名であった妙国寺のソテツを気に入り、安土城に移植したそうなんですが、このソテツが‘堺に帰りたい’と泣き声のような怪しい声を毎夜するようになり、その霊気が城中を悩ませたそうで、激怒した信長は部下に命じて、ソテツを切らせた所、切り口から鮮血が流れて大蛇が悶絶したように見えた事から、信長も戦慄し恐れおののいたそうで、早々に妙国寺に戻したという伝説があります。
今回、ガイドして下さった方の話によると、ソテツに風が当たると木の隙間から立てられる音が気味悪かったのではないかと言う事と、ソテツは鉄分が多いそうなので、切った時に鉄分を含んだ赤い色をした成分が、血に見えたのではないかと言う事でしたけどね。

さて、これで大阪府にある植物の国指定天然記念物は、全て見た事になると思うんですが、これからも機会がありましたら各地の天然記念物を見たいものですね。