相続対策の主要なものは相続税対策ですが、相続税のこと以外にも大切な相続対策があります。
日ごろ、アパート・マンションの運営をされている方は、不動産業者や修繕会社、その他運営にかかわるさまざまな業者とのやり取りをされていることと思います。 親から子へその運営をスムーズに引き継ぐことがいつでもできるように準備しておくことをお勧めいたします。
相続が発生しなくても事情があり運営ができなくなることが起こりえます。そんな場合にもスムーズにお子様や奥様へ事業継承できるように準備しておくことは、大きな安心になるかと思います。
入居者とのあいまいな賃貸契約における特約(口約束などやなんとなく認めてしまっている違反な使用方法など)ありませんか? 入居者はお子様の代にオーナーが変わっても、先代から承諾取れているとの主張をされる場合があります。(ペットの飼育、私物を廊下にて保管、店舗の深夜営業など)
契約内容がお部屋によってまちまちで統一されていないことはありませんか?
募集の依頼方法や入居審査基準など統一されていますか?
事故対応や保険内容など把握されていますか? 事故対策はしてますか?
長期の修繕計画はできてますか?
など、チェックして早め早めにあいまいな事項をなくして行くことが、将来のトラブルを回避し相続人の負担を減らし、運営のリスクを小さくしてゆくことになります。
また、売却する場合でも上記のような問題を抱えている物件と、クリアーな運営がなされている物件では売却価格に大きな差が出てきます。
ぜひ、一度チェックし、運営の見直しが必要な点が見つかった場合には早めの対策をお勧めいたします。
株式会社本郷エステート 櫻井 電話03-5340-2631