まめだの落語日記

落語が大好きです。私自身の備忘録を兼ねてその日聴いた落語について書いていきます。

シネマ歌舞伎 らくだ/連獅子

2017-05-16 07:47:57 | 落語
2017年5月13日(土)11時半
東劇


「らくだ」

落語でおなじみのらくだ。
歌舞伎になっていることは知って
いましたがリアルで拝見したことはなく。

これは2008年8月の歌舞伎座を笑いの渦に
した作品。

勘三郎丈が紙屑屋の久六、三津五郎丈が
手斧目の半次で絶妙なコンビネーション。

落語との違いは亀蔵さん演じる死体が動く
こと。これがおかしさを増幅します。
かんかんのうを踊る場面はまさに。

動くとはいえ、動かすわけですから、
三津五郎丈は汗だくです。

亡くなってしまったお二人がおかしければ
おかしいほど切なくなってきますが、映像
として残っているからこそ、今もその舞台を
楽しめるのですから、ありがたいと思うことに。

火屋へ行くくだりはなく、「菜漬けの樽を
借りて来い」と寄った久六が半次に
命令するところで幕。



「連獅子」

勘三郎、勘九郎、七之助親子の三人連獅子。

息を呑むほどにすばらしい舞踊。

一言でいえば感動なのですが、その感動の
正体が何なのか。

三人が役者として切磋琢磨してきたその
人生、辛かったであろう稽古、子供たちの
父への尊敬や憧れ、そして俺を超えていけと
言っているような父の厳しさと愛情。

そのようなすべてのものが連獅子という
舞踊のなかに凝縮されていて、涙が
止まりませんでした。

踊りというもの、役者が踊るということが
どのようなことなのか、わかったような
気がします。

ご覧になっていらっしゃらなければ、
お出かけになることを強くお勧めします。
必見です。







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2 コメント

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「らくだ」 (ヌーベルハンバーグ)
2017-05-16 21:47:16
十八代目・中村勘三郎丈、十代目・坂東三津五郎丈、現・片岡亀蔵丈のこの舞台を私はナマで観ましたけど亀蔵丈の「らくだの馬」の死骸の役は傑作でしたね。結構この人は「石切梶原」の罪人、「権三と助十」の真犯人など貫禄と凄み、ユーモアがある役に独特の味を見せてくれるんですよね。最後に盛り上がって「らくだの馬」の死骸が躍り出してしまうところなんかはなんとも楽しい(?)感じもありましたね。それとは別に後半、段々酒が効いてきた屑屋の久六が手斧目の半次に絡み出す場面で、久六「『らくだ』は河豚にあたって死んだけど、河豚なんてそんな命をかけてまで喰うもんなんですかね?」半次「そう・・・・・死んだ俺の祖父さんが好きだったけどなあ。」 このやり取りは場内大爆笑の渦でしたけど、どこか複雑を含んでましたね。私も含めた笑っている観客の大部分は内心思っていたんじゃないですかね。「そんなこと言っていいのかよ!」って。
Unknown (まめだ)
2017-05-17 08:49:57
ヌーベルハンバーグさま

コメントありがとうございました。

そういうアドリブがあるのも楽しい「らくだ」ですね。

生でご覧になったなんて。珠玉といえる舞台ですね。私はついにこのお二人のコンビネーションを拝見できませんでした。歌舞伎にハマるのが遅すぎました。

残念でなりません。

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