へそまがりと天邪鬼

日常と思想

テロルの全て

2011-08-27 11:12:35 | レビュー・感想
樋口毅宏・テロルの全てを読了。

主人公の宇津木は僕の一つ下の年齢で共感を持てたが、僕自身はそれほど米国に対して敵意はない。
むしろ、欧米の文化に対しては憧れと尊敬をもっている。服飾にしても音楽にしてもすごく好きだ。
被れている言っても過言じゃない。と同時にそこから敗戦国であると言うことをひしひしと感じている。おそらく劣等感と呼ばれるものに近い。
かといって、戦争に勝利していたら、某国のようなことになっていたようにもおもえる。
まさに全ての事が決められた、もしくは終わったあとだった。と実感できた。
向こうの文化、ルールを与えられ、ちょっと引っかかりみたいなものを感じつつも良いものだからとこの状況を飲み込もうとする僕は作中での分類方法によれば下層の人間だ。

 
たびたび作中で出てくる二律背反、ダブルスタンダード、二枚舌とも呼べる白でも黒でもないまだらになったグレーゾーン意見それは人として生きる以上いっぱいあって然るべきだと考える。
それが日本人の美徳と捉える方達もいるぐらいだし。

いろいろなところでタブーとされてる米国批判、それを真っ正面からやってしまって大丈夫だろうか?雑司ヶ谷の続きが読めなくなったらどうしよう…
ジャンル:
小説
キーワード
グレーゾーン ダブルスタンダード
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