ほなさんの汗かき日記

かくれ肥満の解消に50歳を超えてはじめた健康徒歩ゴルフ。登場する個人名、会社名、内容はフィクションである。

いい出会いがしたい(8)

2017年07月14日 | 日記
そうしたある日、
「死んでも他人の保証人にはなるな!」
と日頃はきつく言っていた夫が他人の保証人に
なっていることがわかったのです。相手は大口
顧客でありました。

丁稚奉公から長年たたき上げてきた夫は、重要
顧客からの依頼を
「お客さんには逆らえない。」
と断れなかったのです。でも妻のAさんは知ら
されておりませんでした。

「泣く子と顧客には逆らえない」のが、
とりわけ日本の零細商人にとって、ビジネスと
いうドライな考え方を超える説得力を持ちます。

保証人になったことで責任を負わねばなりませ
んでした。保証人という制度の不思議なところ
は、本人から取れないとなると、保証人の誰か
ら集金しても良いということになっています。
二人の保証人がいる場合、普通、二人で折半す
ると考えがちですが、実際は、払えるほうから
とれるので、貸したほうは、どちらから取れる
だろうかと常に値踏みしています。

ということは、人数合わせのためだけの保証人
もあり、名前は書いてあるけれど、実際はダミ
ーかもしれません。きちんとした銀行などは、
そういう人を保証人にとったりしませんが、極
端な言い方をすれば、10人の保証人が書いてあ
っても、なんの効力もなく全額を自分一人で背
負うことになるかもしれないのです。

こういうことから、日本では支払いできなくな
って自殺をされた方が大勢おります。
個人保証制度、というのが日本のやり方で、ほ
なさんは、やはりこんな方法でビジネスを支え
るのは間違っていると思ってきました。

このやり方に風穴をあけてくれたのが、宇都宮
弁護士です。(東京都知事に立候補していた方)
自己破産という方法で個人保証にある種の制限
を作ってくれました。しかし、金融機関を相手
に、例えば2000万の融資に2名の保証人があっ
たとして、この時、一人が2000万払える資産を
持ちながら1000万しか払わないよと言ったら、
どうなるでしょうか。

融資は成立するかもしれませんが、銀行は1000
万損してしまうんじゃないかと考えます。あの手
この手で保全を考えるのが貸金業ですね。

Aさんは結局自宅兼店を売って、保証人になった
全額を支払いました。まだそれでも足りませんの
で、毎月、少しづつ払うことになりました。借り
た本人のお客さんの行方は、すぐ分からなくなり
ました。Aさんは、その後数年かかって支払った
そうです。本当にまじめな方ですが、
「意地だった」
と言いました。

でもこんな話は、日本国中いたるところにありま
した。日本の高度成長を支えたのは、こんな真面
目な日本人がいたからだったと思います。金融機
関というのは大事な国家的機関ですが、死ぬ思い
で支払った人たちがいたから、大きな会社になっ
ているのを忘れてはならない、とほなさんは思う
のですが。
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