ゲームセンターやオモチャ等でモグラ叩きゲームをしたことがある人は多いと思います。
あのあちこちから頭を出すモグラをハンマーで叩くやつです。
オモチャの10匹以内のモグラでも次々出て来るとかなり慌ててしまいます。
ゲームセンターの本格的な物は20匹近いモグラが出るのでパニックになる事もあります。
プルチョーキ山で野鳥撮影をしてると、モグラ叩きを思い出します。
小鳥と言うのは日本でも山に行って探鳥してると群れになって餌を捕って食べながら移動していきます。
その群れは同じ種類の野鳥ばかりでなく、色々な種類が混じった集団移動なんです。
日本より野鳥が多いネパールではその集団も大きく何十匹もが目に入るから実際は100匹以上の群れと思います。
それらが餌を捕りながら移動してると常に5~6匹は体の一部が見えています。
例えばモグラ叩きのモグラが50匹居て常に5~6匹があちこちで見え隠れする事を想像してみて下さい。
ハンマーの代わりはハンマーより難しい900ミリの望遠レンズですから小鳥をファインダーに入れるだけでも大変なんです。
それなのに日が当たってる場所だったり、日陰だったり、後ろが明るかったりすると露出補正をしなければなりません。
小鳥の集団が移動していく時間は大体10分から20分で種類は5~6種類の時が多いですが10種類以上の時も珍しくありません。
最初の時は全部が初見初撮りでしたからファインダーに入るものを全部写せば良いですが150種類以上写した今は、写せてない野鳥を写したいから、ファインダーに入った野鳥がすでに写してる鳥だったら、慌てて次の鳥を見なければなりません。
今でも大抵初見の鳥は混じっていて、それがうまく写せたら大喜びで疲れもそれほど無いのですが、僅か10分か20分の時間ですが初見の野鳥が失敗ばかりだと10歳程も年を取った位疲れています。
大体1日平均2000枚位写します。
多い時は倍はシャッターを切りますがちゃんと写ってるのは500枚位。
その多くが連写した同じ鳥の同じポーズですから最近は整理して残るのは200枚位です。
初めの頃は千枚も残ってましたけど。
今日はそんな失敗の写真をアップします。
動いたのが目に入ったらカメラを向けてファインダーに入ったらとにかくシャッターを切ります。
殆どピントが合っていません。
それどころか顔も入って無いのが殆ど。
鳥と思って木の葉を写してるのも当たり前。
手前に気がある「枝かぶり」も日常的
初見なのに全部がピンボケも日常的
木の葉の向こうで茶色の鳥が動いてると思ったので
木の葉の間に一瞬目が見えたので写した
しかしその後全身は見えないまま居なくなった。
後で写真をアップして見てみると、、
この目はリスです。
と、まぁこの様に僕も美由紀も失敗ばかりしています。
最後にオウチュウの仲間で前にアップした時に写せてなかった羽の色が綺麗なヒメオウチュウが今日写せたのでアップします。
今日もキツツキの仲間の初見初撮りはあったのでネパールに来て探鳥した日は全て初見初撮りしています。