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特別展『京都 ~洛中洛外図と障壁画の美』

2013-10-18 23:50:00 | Weblog
この日、鑑賞してきました。

まず第一部は国宝『洛中洛外図屏風 上杉本』をはじめとする
洛中洛外図の数々。
上杉本の他に、歴博乙本、船木本、勝興寺本と
全4種類が出展されておりましたが、
同一会場に並べてもらうことで、それぞれの個性が
じっくり楽しめます。

ひとつひとつ見てたらなかなか先に進めませんが、
時間も足りなくなりますので、後で地図と見比べてながら
じっくり楽しもうと思い、図録を購入しました。


そして第二部は京都御所、二条城、龍安寺の障壁画。

まず京都御所は狩野派による障壁画の数々、
中国の人物絵画が中心です。

次に龍安寺。
4K大画面による龍安寺石庭の四季が映し出されます。
その鮮やかなこと!!
ゆっくり座ってくつろげないのが残念。
こちらも中国の人物絵画が中心です。

そして二条城。
黒書院の障壁画がそのままの配置で展示室をふんだんに使い
再現されています。
二条城では書院内に入ることはできませんが、
上座の将軍の威光を目の前にした気分を味わうことができます。


全体的に、今回は広い会場をふんだんに生かした
スケールの大きい展示ばかりですが、
それだけに鑑賞、というより体感できるといった趣の
特別展でした。
こんなことができるのも東博ならではでしょうか。


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